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科学技術の土台強化の一方、材料資源確保に向けた攻防

科学技術の土台強化の一方、材料資源確保に向けた攻防

ここ数年、新興経済圏が急速に伸びる一方で、先進経済圏の国・地域では産業競争力の一層の基盤強化が求められ、そのために今後に向けて最先端および新分野を切り開く科学技術力を高めようというイニシアティブ活動が米国をはじめとして展開されている。ここにきて、レアアース、生物資源など将来を支える材料資源を巡って、グローバルな話し合い、攻防が相次いでおり、半導体・デバイス業界を見る目から関連する動きを追ってみる。 [→続きを読む]

半導体産業における「風を読む」I

半導体産業における「風を読む」I

「風を読む」。この言葉を最も耳にするのは、ゴルフである。ボールをショットする前、多くのプレイヤーが狙う位置にボールが行くことを求めて(あるいは期待して)、「風そのものは見えないが、周辺環境の変化から風の吹く方向と強さを想定する」。 [→続きを読む]

consumer electronics市場に向けてあの手この手

consumer electronics市場に向けてあの手この手

幕張でのCEATECに続いてこの時期、韓国はじめ各地での趣向を凝らした展示会風景および情報が伝えられてくる。半導体・デバイス市場で見ても、個人消費者市場の比率が一段と高まっていくなか、consumer electronics分野に向けた対応一色の雰囲気を幕張にてこの目で感じたが、今や現地に出かけなくてもその気分に十分になれるインターネット情報が満載であり、グローバルにもその雰囲気を確認できる風情となっている。 [→続きを読む]

注目されるレアアース、レアメタル

注目されるレアアース、レアメタル

最近、キーワードとしての「レアアース」が急浮上して来ている。例えば10月6日付けの讀売新聞朝刊を開いてみると一面、三面…と賑やかであり、この所、このレアアースという文字を目にしない日はない。「希土類」とも呼ばれるレアアースの定義については、消息筋によると2001年に国際純粋応用化学連合(International Union of Pure and Applied Chemistry)で議論され、結果17種が決まった。それは原子番号で、21、39そして次の57から連続で71までの計17原子である。 [→続きを読む]

6ヶ月連続増の一方の先行き下方修正、見極め要する市場

6ヶ月連続増の一方の先行き下方修正、見極め要する市場

米SIAから発表された8月の世界半導体販売高は、6ヶ月連続の前月比増加となり、1-8月の累計販売高が$194.6 billionと$200 billionに迫っている。 昨年は$220 billion台の年間販売高であったから、今年は30%前後の伸び率が予想されているのも肯ける話ではある。一方、PC市場など先行き懸念があるとともに、世界の政治、経済情勢が一段と波乱要素を高めてきており、警戒感度を上げるべき様相の継続を受け止めている。 [→続きを読む]

頂上の気配が見える半導体市場、今後のお天気模様に敏感に

頂上の気配が見える半導体市場、今後のお天気模様に敏感に

上昇基調一途できていた半導体市場の一服感が広がっているなか、今が頂上という見方のデータが現れている。先行きの低下を示す兆候もいくつか表わされているが、たとえそうなっても不況と呼ぶほどの落ち込みにはならず、すぐさま上向きになるという見方が多いようである。来年、2011年は一桁の低めのプラスの伸びというのが現時点の大勢となっているが、なにしろグローバルな経済情勢に引き続き注目である。 [→続きを読む]

ニッポンの風力発電ベンチャーに注目〜導入量最低レベルでも技術開発は最先行

ニッポンの風力発電ベンチャーに注目〜導入量最低レベルでも技術開発は最先行

2009年の世界における風力発電導入量実績は3810万kWで、これまでの累計で言えば1億6000万kWとなっている。これを国別で見ると欧米が多く、北米、ドイツ、スペイン、中国、インドでトップ5を形成している。わが国は09年次の累計で、設備容量218万kW、設備機数1683機であり、先進国では最下位レベルの10位以下となっている。 [→続きを読む]

劇的な回復の流れから、クールダウン、小康状態の市場

劇的な回復の流れから、クールダウン、小康状態の市場

昨年第一四半期、1-3月の底の底との比較数値に見慣れてしまうのは致し方ないが、今年前半の半導体、デバイス市場の伸びは、予測の節目ごとに上方修正されてきている。ここにきてやはり理性的な落ち着きを取り戻してきているということかもしれないが、一服感のある市場の空気、見方が支配的になっている。現下の政治問題に振り回される影響を合わせて、それこそさらに理性的に考えていく必要があると思う。 [→続きを読む]

新素材グラフェンを用いたトランジスタに期待

新素材グラフェンを用いたトランジスタに期待

グラフェン(Graphene)と称する新材料の応用研究が熱を帯びて来た。その名は炭素素材のグラファイトに由来し語尾のeneは二重結合を意味する。グラフェンはゲルマニウムやシリコンと同じ周期律表の四族である炭素のみで構成されるが、ダイヤモンドとは大きく異なり3次元結晶体ではない。 [→続きを読む]

市場警戒、コスト懸念が渦巻くなか、融合、拡大を図る動き

市場警戒、コスト懸念が渦巻くなか、融合、拡大を図る動き

半導体市場の鈍化の兆しが鮮明になってきており、特に台湾における後工程業界での動きにその様相が表われてきている。このようなときこそということか、分野の融合による、具体的には買収、連携による市場拡大を図る動きが随所に見られ、今後の展開に注目している。Abu Dhabiでの半導体fab建設という見出しも出てきて、グローバルなエレクトロニクス市場の拡大の方向性にも大いに注目するところである。 [→続きを読む]

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