服部毅のエンジニア論点
日米の学会が主催して1981年からから京都とハワイで開催されているVLSIシンポジウムは、2022年6月中旬、ハワイ開催としては4年ぶりに、オンディマンドを交えたハイブリッド形式で開催される(編集注1)。このシンポジウムへの地域・国別投稿・採択状況を調べることで、各国の半導体研究開発力を評価してみよう。なお、論文件数の分類は、筆頭著者の所属する組織の所在する地域・国による。
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世界半導体市場、2022年を議論しよう」がオンライン形式で2月16日に開催され、Omdia主席アナリストの南川明氏が「2022年の半導体市場」について講演し、引き続きセミコンポータル編集長の津田建二氏が市場調査会社各社の見方を紹介した。 私もコメンテータとして参加させていただいた。
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SPIマーケットセミナー「
「半導体不足、解決の決め手は何か」をテーマとするSPIフォーラム(セミコンポータル主催)が去る11月26日にオンラインで開催された。参加されなかった方々のために、簡単に講演内容を紹介するとともに、参加者に対しておこなわれたアンケート結果も紹介する。
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Appleが、2020年6月に自社のパソコンであるMac用プロセッサをインテル製チップから独自設計の「Appleシリコン」へ2年かけて移行すると発表した。そして、早くも同年11月には「M1」チップ(トランジスタ数=160億個)を採用したパソコンが続々登場した。そして、今年10月には、M1の性能をはるかにしのぐ「M1 Pro」(トランジスタ数=333億個)と「M1 Max」(同570億個)搭載の高性能パソコンMacBook Proを発表した。いずれもApple社内で独自設計し、台湾TSMCの最先端5nmプロセスで製造されている(図1)。
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のっけから私事で恐縮だが、かつて本稿著者は、半導体専門誌「月刊Electronic Journal 」(電子ジャーナル社発行、2015年3月号で廃刊)の編集顧問として、「Perspective」と題する巻頭コラムを長年にわたり執筆してきた。そこでは、毎月、日本の半導体政策や半導体産業への提言を執筆してきた。
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