2026年4月 3日
|市場分析
世界の半導体工場における300mmウェーハプロセスへの設備投資は、2026年には前年比(YoY)18%増の1330億ドル、27年には同14%増の1510億ドルになりそうだ。このような見通しを発表したのはSEMIの最新版300mm Fab Outlook Report。2桁成長という強気の見通しはAIデータセンターとエッジAIなどAI関連の需要によるものと、半導体サプライチェーンやエコシステムのローカル化によるものだとしている。
[→続きを読む]
2026年4月 3日
|編集長が選ぶ世界のNews
今日の世界のNewsは3本です。一つはファウンドリ中堅のTower Semiconductorが日本で300mmウェーハプロセスラインを構築する計画、もう一つはAlibabaがエージェントAI向けハイエンドCPUを開発、3本目はNvidiaがネットワークプロセッサのMarvellに20億ドル出資、です。
[→続きを読む]
2026年4月 2日
|産業分析
プリント回路基板(PCB)の設計ツールに強いAltiumを91億豪ドルで買収したルネサスエレクトロニクスの狙いがようやく明確になった。PCBツールは半導体のユーザーが使う設計ソフトウエアであり、半導体メーカーが約9000億円もの大枚をはたいてまでも買収すべき企業だろうか。2024年の買収以来ずっとこの疑問が残っていた。ルネサスが「Renesas 365」と称するツール製品を発表して初めてわかった。
[→続きを読む]
2026年4月 2日
|市場分析
2025年の世界ファブレス半導体企業トップテンランキングが発表された。それによると1位は言うまでもなくNvidiaであり、前年比(YoY)65%増の2057億ドル(32兆円強)とダントツである。2位はGoogleのTPU(テンソルプロセッシングユニット)の設計を請け負っているBroadcomで、YoY30%増の397億ドルと続く。高成長を記録しているのは全てAI関係の半導体メーカーだ。
[→続きを読む]
2026年4月 1日
|各月のトップ5
2026年3月に最もよく読まれた記事は「2025年の世界半導体企業トップ20社ランキング、Nvidiaダントツ」であった。これは2025年1〜12月の各社の決算発表をベースにして2025年の半導体企業ランキングをセミコンポータルが作ったもの。Nvidiaのように2月〜翌1月が年度決算の企業は1〜12月に近い期間を採用した。日本企業の多くが採用している4月〜翌3月の決算では3カ月分をずらせて1〜3月分と翌年度4〜12月分を合計して1〜12月とした。
[→続きを読む]
2026年3月31日
|技術分析(半導体応用)
本当の意味でのスマートグリッドが始まっている。賢い(smart)電力網では、電力会社の大型の発電システムだけではなく、家庭のソーラーシステムやEV(電気自動車)のバッテリシステムも小規模な分散電源となる。もしこれらの分散電源の一つが分断されていることにグリッドの制御センターが気づかないと、逆潮流などの事故防止のための長時間停電につながりかねない。Keysight Technologyは分断された状態を自動的に検出するテストシステム(図1)を開発した。
[→続きを読む]
2026年3月31日
|編集長が選ぶ世界のNews
今日の世界のNewsは、2本です。一つはSamsungが1nmプロセスに相当する単位面積当たりのトランジスタ数を増やせる技術を開発した、もう一つはTDKとドイツのBoschがApple向けのセンサとICを米国で生産する、というニュースです。前者は2nmに注力するラピダスにとって災いか福音か、気になるところです。後者はAppleが日本のサプライヤーの名前を初めて公表しました。
[→続きを読む]
2026年3月30日
|週間ニュース分析
デンソーのローム(図1)への買収提案に端を発した、パワー半導体連合の行方がますます混とんとしてきた。先週末になり三菱電機も加わってきたからだ。元々ロームは東芝デバイス&ストレージ社との協力提携で話を進めてきたという経緯がある。ここにデンソーからロームへの買収提案がなされ、さらに三菱も加わるとどうなるのだろうか。
[→続きを読む]
2026年3月30日
|長見晃の海外トピックス
AIインパクトに覆われる中、半導体業界でもAI半導体がもたらす大きな変わり目が見られている。電気自動車、宇宙開発などで知られるElon Musk氏がAI半導体の巨大工場を米国テキサス州に計画、ロボットや宇宙に向けていくとしている。具体的な計画の中身には触れていないが、「米国版TSMC」とのあらわし方も見える最先端半導体の今後に賭ける取り組みである。もう1つ、半導体設計IPライセンス事業を展開してきたArmが、初めて自社開発したAIデータセンターチップ「Arm AGI CPU」を発表している。MetaやOpenAIなどと共同で開発とされているが、これまでの顧客と競合するシリコン販売に乗り出す動きとなっている。それぞれ今後の進展に注目である。
[→続きを読む]
2026年3月27日
|鴨志田元孝の技術つれづれ
前報の3編で、AI技術の課題を乗り越える将来技術は何かを探るため、岡目八目とばかり医工分野(参考資料1、2)と、電子工学に近い光学分野(参考資料3)の現状を見てきた。結論として光学分野にその萌芽が見られるという点が収穫の一つであった。
[→続きを読む]