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2024年のシリコンウェーハ出荷面積は前年比で減少、その意味は何か

2024年のシリコンウェーハ出荷面積は前年比で減少、その意味は何か

2024年におけるシリコン半導体ウェーハの出荷面積が前年比2.7%減の122億6600万平方インチだったとSEMIが発表した。その年のウェーハ売上額は同6.5%減の115億ドルだった。出荷面積の減少よりも出荷売上額の減少の方が大きいということは、在庫調整がゆっくりで、ファブの稼働率を上げるような大量生産品目のデバイス需要が弱かったことを意味する。 [→続きを読む]

キオクシア、ソニー共好調な数字を発表した24年10〜12月期

キオクシア、ソニー共好調な数字を発表した24年10〜12月期

先週、キオクシアとソニー、中国SMICから2024年第4四半期(10〜12月期;4Q)の決算発表があった。キオクシアが回復、ソニー半導体は昨年並み、SMICは30%成長超えという結果だった。台湾の月次が発表され、TSMCは相変わらず急成長だ。小さな記事でTSMCの取締役会が米国で開催されるというニュースがあった。 [→続きを読む]

トランプ政権関税対応およびAI活況への取り組みに揺れる半導体業界

トランプ政権関税対応およびAI活況への取り組みに揺れる半導体業界

AI(人工知能)関連は活況ながらその他の応用分野の本格的な回復が待たれる状況が続く中、米国トランプ政権の関税が方々様々に打ち上げられて、半導体業界も、韓国、台湾はじめ海外のみならず、米国国内各社からも不満の反応が見られている。バイデン政権でのCHIPS and Science Actによる助成にも変更の可能性が、トランプ政権によりあらわされて、約束通り支給されるのか、今後のやりとりにかかってくる情勢である。一方、DeepSeek出現の余波がいまなお引き続いて、AIを巡る各社の取り組みが、AI半導体含め見られている。中国市場での盛り返しを狙うAppleが、アリババそして百度と連携する動きなど、それぞれに今後の成り行きに注目するところである。 [→続きを読む]

STMicro、28nm/18nmPCMメモリ集積のマルチコアMCUで次世代SDVへ準備

STMicro、28nm/18nmPCMメモリ集積のマルチコアMCUで次世代SDVへ準備

STMicroelectronicsは、ゾーンアーキテクチャに向いたMCU(マイコン)「Stellar」のシリーズを明らかにした。先行して販売していたStellar Eシリーズに対して、Armマルチコアによる仮想化技術を採り入れている。その高集積化のためNORフラッシュメモリに代わりPCM(相変化メモリ)を用い28nm、18nmへと微細化で対応する。 [→続きを読む]

AIを活用して半導体製造革新を目指すキオクシア/東芝/ローム/ソニー

AIを活用して半導体製造革新を目指すキオクシア/東芝/ローム/ソニー

間もなく開催されるISSCC2025のテーマは、「AI 革命を推進するシリコン エンジン」である。半導体技術がAIを推進し、そのAIがすべての製品やアプリで活用され(図1参照)、世の中を一変しようとしている。産業分野へのAI導入も例外ではなく、AIにより製造を効率化し生産性を向上させようという動きが欧米中心に進行している。日本の半導体メーカーでもそのような動きが顕著になってきた。 [→続きを読む]

2024年世界半導体売上額は過去最高の6279億ドルだが、25年要注意かも

2024年世界半導体売上額は過去最高の6279億ドルだが、25年要注意かも

2024年の世界半導体市場は、前年比19.2%増の6278.97億ドルと、過去最高を記録した。これはSIA(米半導体工業会)並びにWSTS(世界半導体市場統計)が発表したものだが、これまでの最高額は2022年の5741億ドルだったから、5000億ドル時代は3年しか続かず、2024年に6000億時代に突入した。 [→続きを読む]

MediaTek、ルネサスの決算報告などから力強い市況回復期に突入

MediaTek、ルネサスの決算報告などから力強い市況回復期に突入

パソコンやスマートフォン、産業機器、自動車など、データセンター以外の半導体市場は、ようやく底を打ち、回復に向かい始めたようだ。先週、MediaTek、ルネサス、AMDなどの決算発表からわかった。また国内の半導体も産総研の社会実装計画として量子コンピュータをはじめ、ラピダスへの銀行融資も実現が見えてきた。米国ではTSMCが初めて台湾以外で取締役会を開催することになった。 [→続きを読む]

2024年の世界半導体販売高、19.1%増$627.6 Billion;DeepSeek余波

2024年の世界半導体販売高、19.1%増$627.6 Billion;DeepSeek余波

米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高が発表され、今回は2024年の年間について、19.1%増の$627.6 Billionと初めて$600 billionを突破して、史上最高を更新している。2024年12月は$56.97 Billionで前月比1.2%減となり、前月11月まで8ヶ月連続の前月比プラスから転じている。人工知能(AI)関連需要が大きく引っ張って、他の応用分野の本格的な回復が待たれる現下の市況であり、今後の動向に一層の注視を要するところである。前回取り上げたAIモデルを巡る中国のDeepSeek台頭の衝撃であるが、その評価について米国および中国はじめいろいろ駆け巡っており、しばらく続きそうな様相の中、関連内容を取り出している。 [→続きを読む]

2025年の半導体市場はどうなるか、SPIマーケットセミナーで議論する

2025年の半導体市場はどうなるか、SPIマーケットセミナーで議論する

2024年第4四半期における半導体企業の決算報告が相次いで出てきた。AIデータセンター向けのNvidiaやTSMC、AIに伴うHBMメモリメーカーも好調だ。一方、ルネサスエレクロニクスやIntel、NXP Semiconductors、Texas Instruments、Analog Devices、STMicroelectronicsなどは前年同期比で減収減益(営業損益)という結果で、いずれも産業用・自動車用の半導体が強い企業である。2025年はどうなるか。 [→続きを読む]