ファブレス半導体、2025年トップ10社ランキング
2025年の世界ファブレス半導体企業トップテンランキングが発表された。それによると1位は言うまでもなくNvidiaであり、前年比(YoY)65%増の2057億ドル(32兆円強)とダントツである。2位はGoogleのTPU(テンソルプロセッシングユニット)の設計を請け負っているBroadcomで、YoY30%増の397億ドルと続く。高成長を記録しているのは全てAI関係の半導体メーカーだ。
図1 2025年の世界ファブレス半導体トップ10社ランキング 出典:TrendForce
ファブレス半導体の上位10社の合計は、YoY44%増の3594億ドル(57.5兆円)であるからNvidiaの売上額は、上位10社の中の実に57%を占めることになる。最近、Nvidiaはネットワークプロセッサに強いMarvell(第6位)に20億ドルを出資した。現在のGPU同士を接続するNVLink Fusionに基づくインターコネクト拡大版XPUの開発や、光伝送とシリコンフォトニクスを使う光電融合技術を共同開発するためだ。
NvidiaとしてもいつまでもGPUだけという訳にもいかず、他社のAIプロセッサも接続できるようなNVLink Fusion規格を模索しており、そのパートナーとしてのMarvellと手を組んだという訳だ。NvidiaはGPU同士を接続するためにNVLinkを開発したが、他のAIチップともつなげられるようにするためNVLink Fusionを開発中だ。
1位から10位までのAI関係の半導体チップを手掛けているメーカーは30%以上の成長率で、スマートフォンやパソコンなどAI以外をコアとする企業は2桁成長といえども30%にはほど遠い。伸び率ではNvidiaの次が6位のMarvellでYoY43%増、次が4位のAMDで同34%増、4番目が2位のBroadcom、そして5番目が10位のMPSでYoY26%増の27.9億ドル、となっている。MPSは、AIやサーバー関連のPMICで成長している。
スマホ関連では、3位のQualcommがYoY12%増の389億ドル、5位のMediaTekが同16%増の191億ドル、民生用のRealtekやNovatekはそれぞれ11%増と1%増に留まる。8位のOmnivisionはイメージセンサに強いが10%増になっている。
スマホもパソコンも買い替えサイクルの商品であり、もはや成長製品とはいいがたくなった。ただ、絶対量はそれぞれ約12億台、約3億台と半導体の絶対量も多い。
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