ニッポン半導体復活の日は遠いのか〜デジタル化、グローバル化の中で苦戦続く
「昨今の日本の経済状況全体を見れば、まるで70年代に戻っていくかのようだ。そのくらい日本の競争力は落ち込み、全体経済も元気がない。デジタル化、グローバル化の波を捉えきれなかった。」 [→続きを読む]
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「昨今の日本の経済状況全体を見れば、まるで70年代に戻っていくかのようだ。そのくらい日本の競争力は落ち込み、全体経済も元気がない。デジタル化、グローバル化の波を捉えきれなかった。」 [→続きを読む]
本年の半導体業界データ速報値が発表されて、金融危機、大震災、洪水と揉まれ続けて多難な2011年を反映する一方、史上最高の昨年の販売高を僅かながらでも上回って$300 BILLIONの大台をこんどこそ本当に越えそうという見方になっている。このような荒波の中でこそ特に市場をリードする最先端技術や標準化などの活動が問われると感じているが、米国メーカー勢の先導ぶりが具体的なデータとして表われている。新興経済圏の反応とともに、来年にかけて当面の注目と思う。 [→続きを読む]
中国、インドはじめ新興経済圏の市場拡大が世界経済の中軸になっている現実の一方で、欧州の金融危機による打撃を受けて欧州向けの製品・部品輸出を行っている地域の急激な衰退の現実が伝えられている。新興経済圏の中でも仕向け先、業容による強烈な斑模様を感じさせられている。また、半導体最先端技術の世界においても、先行性を競うプレーヤー間のいろいろな切り口の濃淡の実態が垣間見えてきている。変化への即応力とともに、それを可能にする実力の真価如何がますます問われようとしている。 [→続きを読む]
3.11大地震の後、膨大な復興需要が沸いている。発表では実に19兆円にもなる。種々の報道があるが、政府が決定した復興基本方針では、当初5年間を「集中復興期間」と位置付けて19兆円を投入する。この額は第1次、第2次補正予算で手当てした計6兆円に加えて13兆円の財源を確保するものだ。 [→続きを読む]
展示会、セミナーなど顔を出す機会が続いた中に、ドイツの現況を紹介、産業交流を促進しようというイベントがあった。1980年代、90年代前半を中心に小生も数回訪れており、メモリ関係顧客回りの80年代の印象がなお色濃いところがあるが、東西ドイツの統一、EU統合、ユーロ発行などこのところの大きな節目は90年代以降となる。久しぶりに目に耳にする現時点の内容は、我が国と同様、技術そして貿易立国の色合いとともに、ビジネス展開上の連携・統合のますますの重みをリフレッシュして感じさせるものである。 [→続きを読む]
世界経済、自然災害と短期的には厳しい情勢がのしかかっているものの、本年の世界半導体市場は今までの蓄積から史上最高をぎりぎり更新するのでは、という見方かと思うが予断を許さない現状となっている。それを反映するようにいいのか悪いのか、本当はどうなのか、と交錯する見方に整理が難しくなる感じ方がある。そんな中、グラフィックス性能の凌ぎ合い、フラッシュメモリの微細化と、意地でも首位そして従来の展開スピードをキープしようという凌ぎ合いが健在で、常にこれまっしぐらの半導体と受け止めている。 [→続きを読む]
ビジネス的にも技術的にも半導体の世界の規模が膨らんできて、ごちゃ混ぜ、混乱状態になってくるのは、何回か我が身に覚えのあるところである。 20-nm台、$300 Billion規模ともなると、枝分かれ、パラメータが複雑化し、データそして先行きの読みがますます難しくなってきている。技術に留まらず世界経済、地域経済はじめ広範な切り口の理解が、ますます必要になる状況を感じている。"グローバルな協調と競争"による相互理解の展開が、一つ一つのデータ把握に欠かせなくなっている。 [→続きを読む]
有機EL照明のマーケットについては、現状でカウントできるものは少ない。富士経済によれば、2020年には3500億円程度まではいくとしており、その潜在的な市場性に寄せられる期待は大きい。 [→続きを読む]
最先端の新技術、新製品の発表が続く中、ARMおよびXilinxからのそれに注目させられている。ARMからは、20-nm、64-bit、"little dog, big dog"といった高性能化、省電力化へのアプローチが見られる一方、Xilinxからは2.5D IC stacked実装、すなわち"インターポーザ"を駆使した世界最高容量のFPGAが、ともに実機デモによるアピールである。TSMCによる製造、CadenceによるCADなど、グローバルなコラボがあってこそ実現される半導体最先端技術という流れをここでも強く感じている。 [→続きを読む]
Jobs氏死去から2週間、追悼期間の区切りを示すかのように、俄かにエレクトロニクス・半導体業界各社の新製品発表、競合鬩ぎ合いの動きが活発に熱気を帯びて行われている。Jobs氏が強く対抗意識をむき出しにしたというグーグルからも、サムスンと組んだ新規スマートフォンが発表されている。モトローラやカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)も負けじと新たな打ち上げがあり、スマホ、タブレットそしてPCの凌ぎ合いが経済低迷のなかの消費者心理と対峙する形と受け止めている。 [→続きを読む]
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