大和田敦之の日米の開発現場から
今回は、1970年頃米国半導体ファブ企業に転職した体験を描いてみたい。もちろん、今とは時代背景が全く異なる。集積回路産業は黎明期であり、ICが中心となるエレクトロニクスビジネスが産業のコメなどと言われ、ビジネスの世界をばく進していた。
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PCやスマートフォン、スーパーコンピュータなどを利用する人工知能の応用開発が加速している。人工知能は問題の解に到達するので、検索とは全く違う。なぜなら検索は探索(Search)なので、探す言葉が見つかれば問題は解決する。検索は辞書と同様にデータベースが巨大な場合でもメモリーに全データを蓄え探すことで、正しい言葉が見つかれば解決する。メモリーには半導体技術が大きく寄与している。
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理化学研究所らが開発した液浸冷却スーパーコンピュータは、7.03ギガフロップス/ワット(GFlops/W)を達成して省エネスパコンの世界一になったと夕刊の読売新聞がこの10月22日に報じた(参考資料1)。スパコンの世界ランキングは複数あるが、今回は、消費電力性能部門のGreen500での成果だ。世界一になった我が理研スパコンの愛称は「菖蒲 Shoubu」と称する。
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半導体の応用が進む中、ハイテク各社は、IoT開発に注力している。電子機器の情報伝送においてインターネットに接続されるケースは増加するばかりだ。IoTを通じて得られた情報はあらゆる方面に運ばれて伝わる。結果、インターネットはあらゆる"モノ"がコミュニケーションをするための情報伝送路になる。PC、スマホはもちろん、冷蔵庫など、その他の様々なモノをネットに取込んでネットワークを無限に向けて広げるのがIoTだ。開発を進めるのは良いが、セキュリティが疎かになっては困る。
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成長戦略を進めていた安倍総理のリーダーシップのもと、新聞各紙によると「ものづくり白書」がこの6月9日に閣議決定された。これはもちろん、製造業を振興させることを目指すものだが、半導体産業がその中核を形成することは言うまでもない。
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よく知られているようにグーグル社は、全自動運転車の最初の試験を、2009年に始めて既に成功裡に終えたようだ。カリフォルニアの車道を10万マイル(約16万km)走ったとのことだ。その自動車旅行は通常の旅と比べて事故はより少なく信頼が置けて効率的だった、としている。東京(東名高速道路東京IC)から大阪(名神高速道路豊中IC)までの往復距離が1,048kmなので往復153回ということになる。筆者が考えるに相当まじめに走ったな!と思っている。当然ながら、路上試験は東名のような高速道路も必要だが、それだけでは駄目で、一般道路を含むあらゆる車道を走行試験する必要がある。グーグルは最近12件の事故の例を示していて公平な態度を示した(
次世代をリードする技術の一つは、AI(Artificial Intelligence:人工知能)であろう。筆者もAIに高い興味を持っている。ロボット、AIシステムの応用を考えれば将来の半導体産業は、3兆円規模になるとの指摘もある。
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