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大和田敦之の日米の開発現場から

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次世代リニア新幹線などの車体を制御するパワーエレクトロニクスでは、大きな電気的負荷を駆動することが求められる。負荷に大電力を印加し、かつ停止するスイッチ動作を行わせる必要がある。そのためには、MOSFETなどのスイッチング素子が有効であろう。 [→続きを読む]
天然ガスの一形態であるシェールガス(Shale gas)の実用化が米国で進むと見られ、楽天的な観測として同国で製造業のルネッサンスが起きると言う人もアメリカの友人の中には出て来た。このセミコンポータルでも既にシェールガスの記事が出ている(参考資料1)。 [→続きを読む]
ウォークマンやウォシュレットそしてFlash Memoryは、世界をリードしたわが国の製品である。だが以降、ずっと最近まで日本発の世界的な独創的な商品は出ていないとの指摘がある。2012年は、期待が高い電機業界においてシャープなどの経営問題が浮上した。一方、IT関連では検索技術やSNS、タブレット、スマホに向けたアンドロイドOS、iPadなど、相変わらず米国のリードが大きい。新製品や技術開発の活気がわが国から失われているとの危惧を抱かずにはいられない。 [→続きを読む]
8月15日は、第68回の終戦記念日だ。よく言われて来たことだが、ほとんど焼け野原の状態から我が国の復興は始まった。強い日本のベンチャー企業が何社も立ち上って来た。例えば、パナソニック、ソニーそしてホンダなどの企業は、ゼロからスタートし、今や大企業として世界的に活躍している。そして戦前から続いて来た重化学工業と共に、早い段階でアジア最強の経済を作りあげた。 [→続きを読む]
この5月に共通番号制度法が成立した。これは国民全員に固有番号を付す点で既に成立している住民基本台帳法と同じである。ただ、後者は、氏名、現住所、生年月日など四つのデータしか扱わない、ごく単純なものだが、今回成立した通称マイナンバー法は各個人の社会保障や税のデータベースと統合することを目指している。 [→続きを読む]
6月20日は、集積回路の発明者であるジャック・キルビーの命日である。没後8年、供養の意味を込めて彼の想い出を書いてみたい。テキサス・インスツルメンツ社(TI)における大先輩だったキルビー氏は、集積回路を発明した功績で2000年にノーベル物理学賞を授与されている。米国特許番号は3,138,743。その主たる図面を図1に示す。 [→続きを読む]
米オバマ政権が大脳研究に挑む。「ブレーン・イニシアティブ(Brain Initiative)」である。この結果、筆者が期待する成果の一つは、新しいアーキテクチャを使った大脳の考え方に近い思考プロセスを踏む半導体プロセッサの設計・試作だ。このことは本稿の最後で述べて見たい。 [→続きを読む]
昨年、内閣が代わり経済再生に力点が置かれるようになった。半導体産業にとっても喜ばしいことだと思う。三本の矢を束ねてなる経済活性化を政権は進めるが、その重要な矢は成長戦略である。発表によると政府はこの4月に医療関連機器やサービスを海外に売り込む新組織を官民共同で立ち上げる予定であった。市場のパイが海外に広がるのは歓迎するべきことだ。 [→続きを読む]
今、日本の半導体産業は残念ながら弱体化してきた。しかし、かつてはもっと弱かった。それでも大国(米国)に挑戦してきた。1960年代、欧米のデバイスメーカーはMOSFETの開発の最中で、種々の技術を競っていた。弱かった日本が挑戦した例として、(001)面のMOSFET技術を紹介しよう。この開発ではむしろ日本が先頭に立ち、以降の半導体産業全体でトップに立つことができるようになった。この技術は当時、米国でも手がついていなかったようだ。 [→続きを読む]
本年1月、NHKなどの報道によると、半導体製造会社のルネサスエレクトロにクスは北海道と福井県、熊本県にある3工場を国内企業に売却することを決定した。昨年12月のこのセミコンポータルの記事でも詳しく紹介されたが、同社は官民で作られたファンド「産業革新機構」などからの1,500億円とされる出資を迎えて経営の再建に邁進する運びだ(参考資料1)。3工場の売却はその線に沿っていると考えられる。 [→続きを読む]
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