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半導体製品の営業力を増強する動き、高温半導体開発とその問題点を議論する

半導体製品の営業力を増強する動き、高温半導体開発とその問題点を議論する

先週の動きの中でLSIチップとして最も気になったニュースは、日本TIが半導体の営業拠点を5倍に増やすというニュースである。ここ1〜2日ではパワー半導体の開発に向けたニュースが出てきた。パワー半導体とはいっても電気自動車市場に向けた高温動作が可能な特殊なSiCあるいはGaNによるデバイス開発だ。 [→続きを読む]

iPhone 3G Sの楽しさ満載機能に見る、システムSoC開発の考え方

iPhone 3G Sの楽しさ満載機能に見る、システムSoC開発の考え方

先週のニュースで最も大きな話題をさらったのは、サンフランシスコで開催された開発者会議でのApple社の新型3G iPhoneの発表だろう。国内半導体メーカーは相変わらず、リストラクチャに力を入れたり、4〜6月期もまだ赤字が続くなどといった後向きの話があったが、後向きの話からは未来は何も見えてこない。未来を開くヒントになる話を中心にしたい。iPhone 3G Sの話、LTE免許交付の話を拾った。 [→続きを読む]

インテルのウィンドリバー買収により、組み込み市場支配の意図みえみえ

インテルのウィンドリバー買収により、組み込み市場支配の意図みえみえ

6月最初の週は、半導体産業の未来を描くニュースが多く、全て詳細な紹介はできないが、その概要だけでもお伝えしたい。ピックアップすると、インテルのウィンドリバー買収、日立・東芝のスマートグリッドへの参入、家電量販店のヤマダとビッグカメラがWiMAXネットワークに参入、三菱自動車が電気自動車i-MiEVを7月下旬に発売、そして太陽電池市場は日本が成長・欧州が縮小、と盛りだくさんだった。すべて半導体市場の未来を切り拓く話である。 [→続きを読む]

中国独自規格の3G携帯向けチップを作るのはSTエリクソンに決定

中国独自規格の3G携帯向けチップを作るのはSTエリクソンに決定

5月最後の週におけるニュースで最も気になったものは、中国独自の3G携帯電話規格TDS-CDMAを推進するチャイナモバイルが、携帯電話のキモとなる半導体チップを設計するメーカーにSTエリクソンを選んだというニュースだ。TDS-CDMAは中国独自の規格だからこそ、世界中のどの半導体メーカーもみな同じスタートラインにいたはずだ。日本の半導体メーカーにも同じチャンスがあったのである。しかし、、、。 [→続きを読む]

グローバルなパートナーシップを組み国際競争力をつける動きに注目

グローバルなパートナーシップを組み国際競争力をつける動きに注目

先週のニュースでは、米国のテキサスインスツルメンツ(TI)が筑波の研究所を6月末で閉鎖しインドと米国へ設計部門を移転させるというニュースと、東芝が携帯電話機を国内で生産せず海外のEMS(製造専門のサービス会社)に委託するというニュースに注目した。共に共通項はグローバルなパートナーシップを強化するという点である。国内だけで開発、設計、生産すべてを受け持つことは国際競争力の点から難しくなってきた。 [→続きを読む]

EUの欧州委員会、インテルのCPU販売方法に対して€10億を超える制裁金を命ず

EUの欧州委員会、インテルのCPU販売方法に対して€10億を超える制裁金を命ず

5月11日の週では、日本メーカーからのニュースよりも米インテルに対する制裁金のニュースが注目された。EU(欧州連合)の欧州委員会(EC)がインテルに対して、マイクロプロセッサの販売において違反があったとして10億6000万ユーロの制裁金を命じたというニュースである。2008年にECが米マイクロソフトに命じた8億9900万ユーロを超す過去最高金額になる。日本ではNECと日立がスーパーコン計画から手を引くというニュースがあった。 [→続きを読む]

不況脱出後の世界をイメージする時期に突入、明るさが見え始める

不況脱出後の世界をイメージする時期に突入、明るさが見え始める

新型インフルエンザのニュースに振り回されたゴールデンウィークでは、4月27日の週から2週間、半導体産業が驚くようなビッグニュースはなかった。逆に、不況を喧伝するようなトピックスが少なくなってきていることがニュースだったのかもしれない。不況脱出をにらんだグリーンテクノロジーや、有機ELテレビでのアライアンス、不況下にもかかわらず最高益を計上した任天堂など、明るさが見えてきた。 [→続きを読む]

中国政府のIT情報開示要求に対して、存在意義が問われる経産省・産業界

中国政府のIT情報開示要求に対して、存在意義が問われる経産省・産業界

先週のニュースは、米国のオラクルによるサンマイクロシステム買収を採り上げようと思っていた。この話は単なる米国企業の買収劇ではなく、SoCビジネスの大きな技術トレンドを表しているからだ。そのことについてぜひ採り上げたいと思っていた。ところが中国からとんでもないニュースが飛び込んできたため、急きょ差し替えというか、こちらの話を重点に置くことにした。 [→続きを読む]

「ルネサス/NECエレ経営統合」報道の裏を読む

「ルネサス/NECエレ経営統合」報道の裏を読む

先週のニュースでみんながびっくり仰天したのは、ルネサステクノロジとNECエレクトロニクスの経営統合に関するニュースだろう。4月16日朝の日本経済新聞の1面トップ記事として採り上げられたこのニュースだが、その理由が明確ではないため疑問が多い。東芝とNECエレとの経営統合ニュースという勇み足があって間もなくこのニュースが出てきたため、またオオカミ少年か、と思う節がないわけではない。 [→続きを読む]

ガートナー発表の半導体ランキング、円高でNECエレが再び10位にランクイン

ガートナー発表の半導体ランキング、円高でNECエレが再び10位にランクイン

4月9日の週は日本の半導体メーカーが新年度を迎え、さほど大きな動きが少ない中で、米国の市場調査会社であるガートナーデータクェスト社が2008年世界半導体市場売上のトップランキングを発表した。半導体市場全体は、2008年の第4四半期に急速な市場の落ち込みにより、通年で5.4%減という結果に終わった。2001年以降、ずっとプラス成長だった半導体産業が08年初めてのマイナス成長に沈んだ。 [→続きを読む]

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