キマンダが破産手続きを申請、エルピーダへの影響とDRAMビジネスの今後を占う

1月24日の日本経済新聞は、ドイツのキマンダがミュンヘンの裁判所に破産手続きを申請したと伝えた。DRAM市場は、単価が激しく落ち込み、どのメーカーも原価割れを強いられるといった過剰供給になってしまっている。1Gビット製品が12月中旬には0.6ドルまで低下し、1月に入り1ドルまで戻したものの、再び0.9ドル台に入りそうな気配だ。 [→続きを読む]
1月24日の日本経済新聞は、ドイツのキマンダがミュンヘンの裁判所に破産手続きを申請したと伝えた。DRAM市場は、単価が激しく落ち込み、どのメーカーも原価割れを強いられるといった過剰供給になってしまっている。1Gビット製品が12月中旬には0.6ドルまで低下し、1月に入り1ドルまで戻したものの、再び0.9ドル台に入りそうな気配だ。 [→続きを読む]
とうとう恐れていた事態が起きた。1月17日土曜日の日本経済新聞によると、半導体洗浄装置メーカーのSESが負債142億円を抱えて民事再生法の適用を申請、受理された。半導体製造装置の受注が10月以降、急減、金融機関が資金を融資しなくなったため、資金繰りに行き詰ったと報道されている。まともなモノづくり製造業が金融機関の失敗の尻ぬぐいをさせられたという格好で、極めて残念だ。 [→続きを読む]
年明け早々、不景気な話が相次いでいる。大きなニュースとしてはインテルが2008年10-12月期の見通しを23%売上減少、というショッキングな発表を行い、電子部品大手5社が設備投資を半減するというニュースが流れた。パナソニックは事業の再構築を発表し赤字事業の撤退を早め、経営体質を強化するとした。そんな中にもキラーアプリのネタは出てきている。 [→続きを読む]
2008/2009年の年末年始は、設備投資の凍結、リストラクチャリングといったネガティブな記事と、これからの環境ビジネスへの投資や仕組み作り、といったポジティブなニュースが混在していた。日本全体の製造業をけん引してきた自動車産業、中でもトヨタ自動車が2008年度(2009年3月期)見通しとして1500億円程度の赤字になると発表したことは最大のショックであった。2007年度には売上25兆円、利益2兆円というこの優良企業が赤字に転落するわけだから。日本経済新聞は「外需依存の日本に打撃」という見出しで解説を加えた。 [→続きを読む]
先週、自動車産業での営業成績や、家電メーカーのM&Aの実現、SPIフォーラムが開催したセミナー「車載半導体、品質とトレーサビリティのインパクト」講演などから、今後大きな産業に発展する分野が見えてきた。自動車産業ではホンダが今年度営業赤字になる見通しを発表しながらも将来へ向けた新合弁会社構想も発表するなど、将来への布石を築いていく。一方、パナソニックの三洋電機買収がようやく実現することが決まった。一見つながりのないようなニュースが実は1本の糸でつながっている。推理小説のような謎解きが見えてきた。 [→続きを読む]
先週最大のトピックスはソニーの1万6000人の人員削減計画だろう。これまでのエレクトロニクス企業は正社員の人員削減には触れてこなかった。季節労働者や派遣労働者など日本では切りやすいところから首を切り始めているが、正社員にまで人員削減を計画したのは最近ではこれが初めてといえる。ソニーは8000人の契約社員と8000人の正社員を削減するという計画を発表した。 [→続きを読む]
セミコンジャパンが先週金曜日に閉幕した。出展社数、出展小間数は若干の減少は見られたものの、参加者は10%以上の減少になった模様だ。正式な集計はもう少し時間がかかるとのことだが、SEMIジャパンの速報値として今年は9万7000人で、昨年の11万人から1割以上減少したようだ。先週のニュースでセミコンジャパン開幕に合わせた製造装置市場の見通しが発表されたが、2009年は21%減と2年連続2ケタ減少という見込みであった。 [→続きを読む]
出口の見えない経済状況の中で何とかして活路を見出そうとする半導体メーカーの努力がしのばれるような記事が先週はいくつかあった。ガラパゴス現象を何としても避けるため、大きな市場が見込まれる海外への展開をいかに進めるか、自社のコアコンピタンスをどう生かして攻めていくか、などいろいろな戦略が見え隠れする中、先週のニュースからいくつか紹介したい。 [→続きを読む]
先週はWSTS(世界半導体市場統計)が今年の半導体市場を2.5%増と下方修正し、2009年の半導体市場は8年ぶりに減少、2.2%減になる見通しを発表した。このニュースは、世界の景気後退が押し寄せ、半導体市場にもひたひたとやってきたことを伝えている。2008年の前半は良かったが後半は見通しが暗いとする企業はまだましで、前半も悪かった企業は来年生き残りを賭ける覚悟が必要かもしれない。ただし、長期的には半導体は成長し続ける産業であることを忘れてはいけない。 [→続きを読む]
先週は、重要低迷、マイナス幅、減収へ、再編、設備投資先送り、工場集約など、良い話が少なかった。米IT系の勝ち組にも影が見られるという見出しで今年の後半は売り上げが減少するという見込みをインテルが発表した。MID(モバイルインターネットデバイス)、UMPC(ウルトラモバイルPC)、ネットPCなど、いわゆる「5万円PC」のエンジンとなるAtomプロセッサの売れ行きが思いのほか、好調だったのにもかかわらず後半の見通しは暗い。そのような中にも新しい動きが垣間見られた。 [→続きを読む]
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