ケイデンスがメンターを買収すると提案、メンターは拒否

先週のビッグニュースは、ケイデンスのメンター買収提案だろう。LSI設計・検証の世界のビッグスリーであるケイデンスデザインシステムズ、メンターグラフィックス、シノプシスの中の2社が買収合併という提案である。買収内容は、ケイデンスがメンターを16億ドルで買うというもの。この金額はケイデンスの昨年の売り上げと同額。セミコンポータルでは経済紙による日本語ニュースでもNewsEdgeの英文ニュースでも採り上げている。 [→続きを読む]
先週のビッグニュースは、ケイデンスのメンター買収提案だろう。LSI設計・検証の世界のビッグスリーであるケイデンスデザインシステムズ、メンターグラフィックス、シノプシスの中の2社が買収合併という提案である。買収内容は、ケイデンスがメンターを16億ドルで買うというもの。この金額はケイデンスの昨年の売り上げと同額。セミコンポータルでは経済紙による日本語ニュースでもNewsEdgeの英文ニュースでも採り上げている。 [→続きを読む]
6月9日の週では、ベンチャーの起業に関する発表が2件あった。日本ではなかなかベンチャー企業が育ちにくいといわれるが、資金調達の仕組みとベンチャー企業が持つ、”どこにも負けない技術”が米国や世界の企業とは違うという側面も見逃せない。少なくとも米国や欧州のベンチャーが起業できるためには、”大企業に負けないすごい技術” を持つことが大きな特徴だ。 [→続きを読む]
6月1日の週で最大のトピックスとして、半導体メーカーの参考になる新しいビジネスモデルの話をとりあげる。それは、iPhoneの販売権が本命と見られていたNTTドコモではなく、ソフトバンクが手にしたことである。米国だけではなく世界的に人気の高いiPhoneをソフトバンクが販売することで、ソフトバンクは市場シェアアップを狙える位置に来た。このビジネスモデルがこれまでとはどう違うのか。 [→続きを読む]
5月最後の週の最大のトピックスは、いうまでもなく沖電気半導体事業のロームへの売却であろう。日本経済新聞が5月28日に報道した同日、沖電気工業がプレスリリースを発表している。これは、日経が沖電気売却のニュースを特ダネですっぱ抜き、新聞が先に出しぬいた形になった。 [→続きを読む]
先週は明るいニュースはあまりなく、しかもビッグニュースといえそうなネタは少なかった。今年における台湾のIC生産額の統計がITRI(工業技術院)から発表され、2008年は対前年比4.4%増の501億米ドル(1兆5300億台湾元)になる見通しで、ファウンドリビジネスのIC製造業界、ファブレスのIC設計業界、アセンブリのICパッケージング業界についても発表されている。 [→続きを読む]
先週のニュースでは、DRAM市場が2008年は徐々に回復していくだろうという見方が新聞あるいは調査会社のニュースから見られた。ただし、詳細に読むと希望的な観測も混じっており、やはり予測は予測にすぎないことが垣間見える。 [→続きを読む]
先週はゴールデンウィーク明けで本来ならネタ切れの週ではあるが、5月8日の日本経済新聞朝刊トップに、「ローム、LSI開発、家電の待機電力ゼロに」という記事が掲載され、驚いて内容を読み、ニュースリリースを取り寄せた。しかし、これだけの情報ではまだ実態が分からない。技術者から取材してみないと何とも言えないが、このLSIを使ったからといって家電の待機電力はゼロにはならないようだ。それよりもインテルが新しい動きを見せていることに注目したい。 [→続きを読む]
DRAMメモリー価格がそろそろ底を打ち始めたというように新聞のトーンが変わってきている中で、DRAM各社の業績が発表された。いずれも赤字に転落し、トップを走るサムスンでさえ、NANDフラッシュは黒字だがDRAMは赤字だと言われている。ということはすべてのDRAMメーカーが赤字になっても作り続けていることになる。DRAMメーカーの脱DRAM模索事例を紹介しよう。 [→続きを読む]
先週は、半導体各社から決算発表があった。NECエレクトロニクスはようやく50億円という利益を計上したが、研究開発費を抑えてぎりぎりでひねり出したといわれる黒字であり、売り上げは予想値よりも減少しており健全な経営状態とはまだ遠い。エルピーダは2004年11月の株式上場以来初めてという赤字250億円を計上した。DRAMの値下げ合戦の影響が大きい。決算発表は各紙に任せるとして、実は海外でAppleがらみのビッグニュースがあった。 [→続きを読む]
先週は、日本ビクターの国内向けテレビ事業の撤退というニュースがもっとも衝撃的だった。日本で初めてテレビを作り、「イ」の文字を画面に映し出した高柳健次郎、元浜松工業高校(現在の静岡大学工学部)助教授は、戦後日本ビクターに移り、テレビ事業を創出した。今でも日本ビクターといえば高柳健次郎氏の名前が脳裏に浮かぶ。 [→続きを読む]
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