ファブレス2強が飛躍した2008年の半導体メーカーランキング−IC Insightsから

米市場調査会社IC Insights社が3月に発表した、2008年の半導体メーカーランキングによると、大きく沈むメーカーが多い中、ファブレスの2強、クアルコムとブロードコムが飛躍的に伸びた。クアルコムは2007年の13位から8位にトップテン・ランキン入りし、ブロードコムはトップ20圏外から17位に入った。 [→続きを読む]
米市場調査会社IC Insights社が3月に発表した、2008年の半導体メーカーランキングによると、大きく沈むメーカーが多い中、ファブレスの2強、クアルコムとブロードコムが飛躍的に伸びた。クアルコムは2007年の13位から8位にトップテン・ランキン入りし、ブロードコムはトップ20圏外から17位に入った。 [→続きを読む]
中国のIC産業が世界同時不況の影響を受け、2008年の伸び率は5%にとどまり、2007年の24.3%から大幅に低下している。2009年も4%前後の伸びと予測されている。中国は国家を上げて内需拡大を推進してきているが、半導体ICは世界の工場として生産してきたものが多いため、どちらかといえばICを使う最終セットもこれまで輸出志向であったため、ICの輸出分と、中国国内で消費するICでさえセットを輸出するという産業構造から、世界恐慌の影響を受けているという訳だ。 [→続きを読む]
日本製半導体製造装置の受注はまだ回復の道筋が見えない。日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した、この1月における半導体製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は0.55と、ここ数年で最も低い値となり、その絶対額もこれまでになく低い。3ヵ月の移動平均で見た、販売額が458億400万円、受注額は252億800万円と、いずれもここ数か月の最低記録を更新した。 [→続きを読む]
半導体や電子部品の在庫状況を注意して見ると、この2月〜3月から在庫調整が終わり、生産をこれまでよりは増やしていかなければならない状況に来ている。UBS証券 株式調査部 アナリストの山本 義継氏は、2月17日に東京市ヶ谷で開かれたTPSS (Total Process Solution Study-Group) Winterセミナーにおいて、景気の先行きがまだ上向きではないが、もはや在庫調整は終わりそろそろ生産を増強すべき時期に来ていることを示唆した。 [→続きを読む]
米IBM社Systems & Technology GroupのStrategic Alliances担当バイスプレジデントでありCTOでもあるBernard Meyerson氏(博士)は、半導体産業がビジネスモデルのサイエンス作りあるいはサイエンスのビジネスモデル作成の時代に入ったと、福岡県主催の「シリコンシーベルトサミット福岡2009」において明言した。これは技術の観点からさまざまな物理限界や経済限界をベースにしてIBMが打ち立てたコラボレーションのビジネスモデルを紹介したものである。 [→続きを読む]
世界的な経済危機に直面している半導体産業について、台湾の総合アセンブリメーカーASE GroupのCOOであるTien Wu氏が九州福岡市で開かれた「シリコンシーベルトサミット福岡2009」において、長期的なトレンドと日本へのアドバイスを中心に語った。日本と台湾は海沿いにシリコンのシーベルトと言われるように産業的につながっており、同氏は日本への造詣が深い。以下、Wu氏の講演を同氏の言葉で紹介する。 [→続きを読む]
米ザイリンクス社は、これまでのような個別の製品ごとの開発環境ではなく、設計者がもっとなじみのある一般的な開発手法や開発ツールなどを扱えるような「ターゲットデザインプラットフォーム」を構築中である。そのプラットフォームの基本として働くFPGAデバイスである、ハイエンドタイプのVirtex-6とローコストタイプのSpartan-6ファミリーを発表した。IPを再利用するための標準となるSpiritを使えるようにして、いろいろなIPを集積しやすい開発環境を目指す。 [→続きを読む]
ドイツのインフィニオンテクノロジーズ社は、セイコーエプソンと共同で、入力感度が-165dBmと極めて微弱な電波を受信、位置を特定できるシングルチップのGPSレシーバーを開発した。インフィニオンの得意なローノイズRF技術と、エプソンの得意な4つのGPS衛星からの位置計算アルゴリズムを組み合わせた、理想的なWin-Winの共同開発といえる。 [→続きを読む]
三菱電機情報技術総合研究所は、産業用機器のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)に使う小型高速のグラフィックスIPコア2種類を開発した。一つはアウトラインフォントに替わる新しい文字フォントをサポートするIP、製品名Saffronで、もう一つはGUIでアイコンやグラフィックスパーツを選択すると即座に変換されるというIPである。これは製品名Sesamicroと呼んでいる。 [→続きを読む]
米アナログ・デバイセズ社(ADI)は、日本市場でも民生から産業用へのシフトに力を入れる、と同社日本法人の代表取締役社長である馬渡修氏は述べた。ADIはもともと産業に強いアナログICメーカー。2008年度(2008年10月末期)における市場別売り上げでは、全世界的には産業用が49%と約半分を占め、残り通信用が25%、民生が21%、コンピュータが5%となっている。国内では民生向けが60%と断然強く、産業用は24%しかない。このため民生比率を50%程度に落とすため産業用や通信用をもっと増やしていく。 [→続きを読む]
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