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セミコンポータルによる分析

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Real Intent、フォーマル検証とマルチクロックの問題を解決するツールをデモ

Real Intent、フォーマル検証とマルチクロックの問題を解決するツールをデモ

米国EDAベンチャーのReal Intent社は、先月末にパシフィコ横浜で行われたEDS Fairにおいて、論理設計の検証作業を楽にするツールAscentと、複数のクロックが引き起こすCDC(clock domain crossing)問題を解決するツールMeridianをデモした。一般に、論理LSI設計では、HDLというLSI設計用言語で論理を記述したRTLコードを書き終えると、そのコードに間違いがないかを検証する。検証を終えたら論理合成ツールにより回路を生成する。それを配置配線に落とし、シミュレーションで確認する。 [→続きを読む]

ルネサス北日本、QFNより高温動作可能な車載向け新型LSIパッケージを開発

ルネサス北日本、QFNより高温動作可能な車載向け新型LSIパッケージを開発

ルネサス北日本セミコンダクタは、放熱板を付けた形のQFNに似た形のICパッケージを半導体パッケージ技術展で提案した。Pro.Quadと呼ぶこのパッケージは、リードフレームのメタルの板をパッケージ裏面の中央に配置しているだけではなく、パッケージ外形よりもリードをわずか外へはみ出させた形に設計することにより、リードとパッケージが基板にしっかりと密着した格好になる。このため熱を逃がしやすくなる。Pro.Quadと名付けたのはこの出っ張り(protrude)から来ているという。 [→続きを読む]

12月の日本製半導体製造装置の受注額は対前年比17%しかない、どん底

12月の日本製半導体製造装置の受注額は対前年比17%しかない、どん底

日本製半導体製造装置の月間の受注高がここ数年で最低を記録した。日本半導体製造装置協会(SEAJ)がこのほど発表した2008年12月における日本製半導体製造装置の受注額はわずか210億円となった。前年同期は、1264億9200万円であったから、実にわずか16.6%しかない。その前年(2006年)同期が2182億8200万円であったから、その時と比べると1ケタに落ち込んでしまっている。 [→続きを読む]

LSIの論理設計をしながら検証できるツールをJasperが開発、設計期間を1/3に

LSIの論理設計をしながら検証できるツールをJasperが開発、設計期間を1/3に

LSI論理設計のRTLコーディングしながら、すなわち論理設計が終わらないうちに検証を始められるEDAツールを米国の設計ベンチャーJasper Design Automationが開発、このほど売り出した。従来のLSI設計ではすべての論理回路設計が終わってから検証を始め、論理の正しさが検証された後で、配置配線の物理設計を行い、フォトマスクを作り、シリコンに焼き付けるという手順を踏んできた。この新しいEDAツール「Active Design」を使えばLSIの規模にもよるが、ザクっと言って1/3に設計・検証期間が短縮できるという。 [→続きを読む]

テクトロニクス、20GHzで4チャンネル測定できるハイエンドのオシロを発売

テクトロニクス、20GHzで4チャンネル測定できるハイエンドのオシロを発売

テクトロニクスは、帯域幅20GHzと高周波ながら、4チャンネル同時に測定できるデジタルオシロスコープ「DPO70000Bシリーズ」およびデジタルシリアルアナライザ「DSA70000Bシリーズ」を新製品として発売した。これは、PCI Express (PCIe) やDisplayPort、HDMIなど高速インターフェースで伝送する用途に向けたもの。すなわち、デジタル家電などで動画をフルHDやさらに大型高精細画面に映し出すデジタル映像用途には、GHz帯の高速伝送が欠かせない。 [→続きを読む]

チャンネル長10nm以下で抵抗がゼロになるバリスティックトランジスタは問題

チャンネル長10nm以下で抵抗がゼロになるバリスティックトランジスタは問題

MOSトランジスタのソース-ドレイン間の距離、すなわちチャンネル長が10nm以下になると、トランジスタの動作速度はどうなるか。シリコン中の電子がシリコン格子と衝突せずにシリコン中を進める平均的な距離、すなわち平均自由行程は、10nm程度だと言われている。となると、10nm以下のチャンネル長になると、電子は衝突せずにソースからドレインへ走行することになる。すなわち電子の抵抗は実質ゼロになる。これがバリスティック(弾道という意味)トランジスタである。では電子は高速に走るのか? [→続きを読む]

グラフィックス、画像認識などIPを強化したデュアルコアSoCをルネサスが開発

グラフィックス、画像認識などIPを強化したデュアルコアSoCをルネサスが開発

ルネサス テクノロジは、グラフィックスや画像認識機能に加え、PCI ExpressやシリアルATAなど高速シリアルインターフェースを充実させた、デュアルコアでスーパースケーラ構造(2命令同時発行)のプロセッサコアをもつ、車載エンターテインメント向けSoCの基本アーキテクチャを開発した。カーナビと車両制御を1つのSoCで制御できる高級車種から参入する。このSH7776(SH-Navi3)ほど高集積なチップを使ったカーナビはまだない。 [→続きを読む]

半導体製造装置の売り上げはどん底に

半導体製造装置の売り上げはどん底に

半導体製造装置の世界販売額がこの1年間で最低を記録した。SEMI、SEAJ,SEMIジャパンが共同でまとめた2008年11月分の「Worldwide SEMS Report」によると、11月の対前年同期比は54.6%減の12億3200万ドルにまで落ちた。ここ5ヵ月間、前年同期比で40%以上も低い割合で製造装置の売り上げが落ち続けている。 [→続きを読む]

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