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セミコンポータルによる分析

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統計数学的手法で半導体プロセスの歩留まりを上げる、新しいビジネスが登場

統計数学的手法で半導体プロセスの歩留まりを上げる、新しいビジネスが登場

多変量解析という学問分野がある。さまざまなデータを整理してそのデータの持つ意味を明らかにするために使う。半導体プロセス工程は700~800工程もあり、各工程の定める規格を満たしていても歩留まりは100%に達しないことがある。規格を厳しく、すなわち狭くすると本来良品なのに規格外の不良品と判定してしまえばロスになる。お金になる製品をみすみす捨ててしまうことになる。歩留まりを100%近く、しかもチップ収量も十分になるようにプロセスを構築するためのカギとなるのが多変量解析ツールだ。 [→続きを読む]

ISMI/SEMATECHが環境負荷を削減するESH Technology Centerを設立へ

ISMI/SEMATECHが環境負荷を削減するESH Technology Centerを設立へ

SEMATECHの組織の一部であるISMI(International SEMATECH Manufacturing Initiative)が、ESH Technology Centerを開設する計画があることを、ハイアットリージェンシー東京において開催されたISMI/SEMATECH Symposium Japan 2008で明らかにした。ESH(Environment, Safety, Health:環境、安全、健康)問題は世界中で気にしなくては半導体産業を将来にわたって持続させる上で欠かせなくなってきている。ISMIはESH問題をリードするアイデアを発表した。 [→続きを読む]

新しい原理のタッチパネルが続出、iPhone・DSLiteに続く応用開拓へ

新しい原理のタッチパネルが続出、iPhone・DSLiteに続く応用開拓へ

タッチパネルディスプレイが米アップル社のiPhoneや任天堂のDSLiteなどのヒット商品によって新たなユーザーインターフェースとして見直されてきている。マイクロソフトのWindows 7ではタッチパネルをサポートすると言われている。特に、指1本ではなく複数の指でジェスチャー操作できる手法がiPhoneに導入されて以来、タッチパネルへの関心が高まっている。横浜のみなとみらいで開かれたFPD International 2008において、新しい原理に基づくタッチパネル技術が次々と展示された。 [→続きを読む]

3次元ICで最も重要な問題は技術ではない、責任あるビジネスを作り出すこと

3次元ICで最も重要な問題は技術ではない、責任あるビジネスを作り出すこと

Tien Wu氏、台湾ASE Group COO(最高執行責任者) 半導体チップのトップアセンブリメーカーとしてASE Group(日月光集団)は、日本のNECエレクトロニクスの山形県にあった高畠工場を傘下に収め、世界各地に工場を持っている。台湾の高雄、韓国、中国、シンガポール、アメリカ、マレーシアにも工場を持ち、TSV(through silicon via:貫通電極)技術にも積極的に投資、開発している。10月末に東京新宿のハイアットリージェンシー東京で開かれたISSM(International Symposium on Semiconductor Manufacturing)で基調講演を行ったTien Wu最高執行責任者(COO)に昨今のASEの業績と今後の見通しなどについて聞いた。 [→続きを読む]

異業種連携が可能な日本ならではの3次元IC開発で、未来を拓け

異業種連携が可能な日本ならではの3次元IC開発で、未来を拓け

東京大学生産技術研究所教授 桜井貴康氏 システムVLSI設計工学を専攻する東京大学生産技術研究所の桜井貴康教授は、チップ同士を積層する3次元実装技術を研究している。TSVで直流的に上下のウェーハを接続するだけではなく、C(キャパシタンス)結合や最近ではL(インダクタンス)結合という接続もありうることを実験で示した。かつて桜井教授は東芝の半導体技術研究所で高集積高速SRAMを、現ザインエレクトロニクスの飯塚哲哉社長の下で開発してきた。東京大学へ移ってからも高速SRAMの流れをくみ低消費電力のCMOS回路などの研究を行ってきた。なぜ今3次元ICを研究するのか。同氏の半導体への想いを聞いた。 [→続きを読む]

ARMがIBMコモンプラットフォームとの共同開発の詳細を明らかに

ARMがIBMコモンプラットフォームとの共同開発の詳細を明らかに

英ARM社は米IBM社のコモンプラットフォームチームと共同でフィジカルIP製品を開発し、それをライセンス供与することを9月30日に発表していたが、その詳細をARMフォーラム2008で明らかにした。ARMのようなIPを供与するというビジネスが実際のファウンドリなど半導体製造チームと直接、手を組むという例はこれまでになかった。 [→続きを読む]

高速Gbpsシリアルインターフェース用の測定センターを日本テクトロが開設

高速Gbpsシリアルインターフェース用の測定センターを日本テクトロが開設

1Gbpsを超すような高速のシリアルインターフェースが、PCI Express、SATA、HDMI、DisplayPortなどに加え、USB3.0と続々出てきた。DRAMのバンド幅も1GHzを超えるDDR3規格も現実味を帯びてきており、高速インターフェースのレシーバ、トランスミッタの信号確認が欠かせなくなってきた。計測器メーカーのテクトロニクスは、測定が難しい高速シリアルインターフェースの問題を解決するため、そのソリューションビジネスを始めた。 [→続きを読む]

厳しい時期が続く半導体製造装置市場、8月のB/Bレシオは0.83、受注額激減

厳しい時期が続く半導体製造装置市場、8月のB/Bレシオは0.83、受注額激減

日本市場の半導体製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)が低迷している。6月に1年ぶりに1.0を超えたのにもかかわらず、7月は0.79、8月も0.83と1.0を下回った。8月の受注額は前年同期比44.4%減、販売額は59.0%減と受注、販売ともに前年を下回った。厳しい時期が続く。 [→続きを読む]

福岡県が日本の半導体開発をリードできるデザインセンターを開設

福岡県が日本の半導体開発をリードできるデザインセンターを開設

福岡県が将来、日本の半導体をリードしていくかもしれない。県は、2001年からシリコンシーベルト福岡プロジェクトを開始してきたが、このほど福岡システムLSI総合開発センター内に、中小企業のためのデザインツールを揃えた「システムLSI設計開発センター」をオープンした。狙いは、自分でLSIを試作できないような中小のベンチャー企業が自分のLSIを設計開発し、試作までできるようにすることである。東京など日本の中心部にさえ、まだ存在しないような設計試作のできる半導体デザインセンターとなる。 [→続きを読む]

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