12月の日本製半導体製造装置の受注額は対前年比17%しかない、どん底
日本製半導体製造装置の月間の受注高がここ数年で最低を記録した。日本半導体製造装置協会(SEAJ)がこのほど発表した2008年12月における日本製半導体製造装置の受注額はわずか210億円となった。前年同期は、1264億9200万円であったから、実にわずか16.6%しかない。その前年(2006年)同期が2182億8200万円であったから、その時と比べると1ケタに落ち込んでしまっている。

これは極めて大きな痛手となり、製造装置の市場動向を占うB/Bレシオはこのレベルではもはや意味を持たない状況にまでもなっている。ちなみに12月の販売額は、前年同期比で35.7%しか達していない。すなわち、受注額、販売額とも凹んでおり、そのへこみ方は史上最低ともいえるくらいの大きさである。
ちなみにB/Bレシオだが、それも以下のようなグラフで受注額・販売額とも仲良く沈んでいくため、B/Bレシオの数字そのものからは凹んでいるという深刻さは伝わってこない。2008年の3月が0.73で今回の12月は0.70とその数字だけを見ていればさほど変わらないということになる。この状況ではB/Bレシオが何の意味も持たないことがわかる。
(2009/01/29 セミコンポータル編集室)