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セミコンポータルによる分析

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シャープのHDD無しのブルーレイ内蔵テレビ、吉と出るか、凶と出るか

シャープのHDD無しのブルーレイ内蔵テレビ、吉と出るか、凶と出るか

シャープは、ブルーレイ録画機内蔵の液晶テレビAQUOS DXシリーズ6サイズ16機種を発表した。このシリーズは、あえてハードディスクドライブ(HDD)を内蔵せず、ブルーレイ録画機能のみを搭載することで差別化を図った。同社代表取締役社長兼COOの片山幹雄氏は、「AQUOSのメインのシリーズとする。AQUOSにはブルーレイがついているという形で頑張りたい」と語り、ともすれば価格競争に陥るテレビ市場の中で、“世界初“を謳うブルーレイ搭載で差別化を図る考えである。 [→続きを読む]

Bluetoothの主要な機能をROMに搭載したBlueTunes ROMをCSRが開発

Bluetoothの主要な機能をROMに搭載したBlueTunes ROMをCSRが開発

英CSR社は、ワイヤレスヘッドホン向けにステレオDSPを集積したBluetoothチップ、BlueTunes ROMを製品化した。この1チップBluetooth ICのROMにBluetoothのプロトコルスタックやプロファイルなどをファームウエアとして記録しておいたものである。Bluetooth機能をROMでファームウエア化したためBluetoothシステムを低価格にできる。 [→続きを読む]

NEC、3倍性能や1/5以下の価格など4品種の車載用画像認識プロセッサを開発

NEC、3倍性能や1/5以下の価格など4品種の車載用画像認識プロセッサを開発

NECエレクトロニクスおよびNECは、車載用画像認識専用のプロセッサIMAPCAR2を開発、NECエレクトロニクスが2009年上期から順次サンプル出荷をしていく予定である。NECエレクトロニクスは車載用のマイクロコントローラ(マイコン)の市場シェアは第3位で、個別半導体でも車載用を持っているが、SoCの売り上げは小さい。このため、この画像処理専用プロセッサIMAPCAR2でハイエンドからローエンドまでクルマの安全を担う用途を拡大していく狙いがある。 [→続きを読む]

8月の世界半導体製造装置販売額、3ヵ月連続対前年40%減の底深さ

8月の世界半導体製造装置販売額、3ヵ月連続対前年40%減の底深さ

SEAJ(日本半導体製造装置協会)とSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)およびSEMIジャパンが共同で、2008年8月における世界の半導体製造装置販売統計を発表した。これによると、8月の実績は19億3353万ドルで、ついに20億ドルを切った。これで、4月から6ヵ月連続して対前年同期比でマイナスとなり、39.5%減は過去1年間で最大の下げ幅となった。 [→続きを読む]

半導体の微細化はいつ止まるのか、意識調査を世界中で実施(2)

半導体の微細化はいつ止まるのか、意識調査を世界中で実施(2)

湯之上隆(ゆのがみたかし) 長岡技術科学大学 極限エネルギー密度工学研究センター 客員教授
半導体デバイスの微細化はいったいいつまで続くのか、長岡技術科学大学の湯之上隆客員教授は、日本を飛び出し、世界中の半導体研究者やリソグラフィ専門の研究者を中心にアンケート調査を1年以上かけて行った。このレポートはわずか1年間の間に実施時期によって研究者の意識が大きく変わっていることを伝えている。
(セミコンポータル編集室)
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イー・シャトル、富士通マイクロ、D2SがEB露光機のスループットを5倍に

イー・シャトル、富士通マイクロ、D2SがEB露光機のスループットを5倍に

電子ビーム露光技術を手掛ける富士通マイクロエレクトロニクスとその製造を請け負うイー・シャトルは、電子ビーム露光向けに設計を最適化するツールベンダーの米D2S社と組み、スループットを現在より5倍以上上げていくプロジェクトを始める。このほど、3社の提携により、2009年度からEB露光ASICの受注を開始する。その前にまず、65nmプロセスによるテストチップを試作し、その有効性を実証する。 [→続きを読む]

半導体の微細化はいつ止まるのか、意識調査を世界中で実施(1)

半導体の微細化はいつ止まるのか、意識調査を世界中で実施(1)

湯之上隆(ゆのがみたかし) 長岡技術科学大学 極限エネルギー密度工学研究センター 客員教授
ムーアの法則はいつまでも続く、という意見があれば、ムーアの法則の勢いは鈍ってきた、という意見もある。ムーアの法則に従って、半導体デバイスの微細化はいったいいつまで続くのか、長岡技術科学大学の湯之上隆客員教授は、リソグラフィ専門の研究者や半導体デバイス研究者、SPIE参加者にアンケート調査を行った。このレポートは専門の研究者によって微細化の意識が違うことを伝えている。                                   (セミコンポータル編集室) [→続きを読む]

アルプス電気がホログラムを利用する新しい原理のカラープロジェクタを開発

アルプス電気がホログラムを利用する新しい原理のカラープロジェクタを開発

アルプス電気は、ホログラムを利用する全く新しい原理のプロジェクションディスプレイを開発、そのプライベートショーで展示した。このホログラムディスプレイは、RGBの3原色のレーザーを使い、シリコンチップ上に液晶を載せたLCOS素子、そして100 GFLOPS以上の強力なプロセッサを使い、携帯プロジェクタへの応用を狙ったプロジェクタである。今回初めてカラーのビデオ映像を見せた。 [→続きを読む]

再配線用インターポーザーの導入により3次元TSV ICを極薄に

再配線用インターポーザーの導入により3次元TSV ICを極薄に

チップ間接続がこれからの3次元ICにますます重要になり、TSV(through silicon via)いわゆる貫通電極が今、注目を集めているが、接続の問題だけではなく設計の難しさが指摘され始めた。TSVでチップ間を3次元方向に接続すると、性能は20~30%向上し、ノイズの影響を受けにくいなどメリットは極めて大きい。しかし実用化までには問題が山積している。TSV電極を形成する時間が長いだけではなく、熱の問題などもこれまで指摘されてきた。最近、設計上の自由度が小さくなるという問題も指摘されている。 [→続きを読む]

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