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長見晃の海外トピックス

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早々の波紋…アップル業績、Samsung設備投資、在庫高水準

早々の波紋…アップル業績、Samsung設備投資、在庫高水準

パソコン低迷、モバイル機器活況という時代の節目を感じさせながらの新年となって、今回は必然的にモバイル機器をリードするアップルおよび市場の伸びを引っ張るサムスンの業績、それを受けての設備投資、半導体市場予測の発表という、これも恒例、早々の波紋を受け止めている。アップルは過去最高の四半期売上高&純利益を記録したものの、横這いで次の伸びの一手が見えないという市場の見方から株価急落、時価総額首位の座も明け渡すとともに、サムスンの半導体設備投資にもブレーキがかかる動きとなっている。 [→続きを読む]

早々の激動、ファウンドリーを軸に半導体業界の大きな転換

早々の激動、ファウンドリーを軸に半導体業界の大きな転換

スマートフォン、タブレットなどモバイル機器活況の一方、パソコン低迷という昨年、2012年の流れを引いて迎えた新年、2013年であるが、早々に関係各社業績に顕著に表れるとともに、2012年ファウンドリー売上げランキングではその流れに沿った順位の大きな変動がトップ5のなかで見られている。 加えて、450-mmウェーハ、EUVリソなど最先端技術およびグローバル経済の方向性など、応用システムの市場ニーズそしてその市場地域圏それぞれでの具体的な展開如何に大きくかかる半導体業界の全体模様を受け止めている。 [→続きを読む]

本格始動、市場気分の高揚を本物に、新分野・市場地域への期待

本格始動、市場気分の高揚を本物に、新分野・市場地域への期待

本格的に動き始めた2013年、賀詞交歓会や新年挨拶の話し合いも、政権交代が行われて円高・デフレ脱却に向けた金融政策、そして財政政策、成長戦略という「3本の矢」が謳われ、まさに市場気分が高揚、盛り上がるなか、新しい市場分野、そして成長著しい市場地域が話題に上ってきて大きな期待感に包まれるところがある。この熱気が本当の本物の我が国の再生に向けて結実していくよう、特に昨年大変な苦境に見舞われた半導体・エレクトロニクス業界だからこそ一層強まる思いである。 [→続きを読む]

引き続く米国の力強い半導体販売高、出だしの2013年に弾み

引き続く米国の力強い半導体販売高、出だしの2013年に弾み

新年、2013年早々の米SIAからの定例の月次世界半導体販売高の発表、今回は昨年11月分である。前月比、前年同月比ともに2.0%増となっているが、米国地域のここ数ヶ月の販売高の伸びが著しく大きな原動力という全体の構図である。8月の$4.19 billionから11月は$5.03 billionに月毎伸びて、9-11月合計が6-8月のそれを20.2%上回るという伸びっぷりで、2013年の出だしに弾みをつけている。しかしながら、米国も新年明けて早々"財政の崖"をなんとか回避した状況があり、低迷から脱出を図る欧州および我が国、新たな政治体制で臨む中国、韓国はじめAsia Pacificと、政治および経済両睨みの注視が2月10日の旧正月に向かうなかますます必要な情勢と感じている。 [→続きを読む]

モバイル活況の一方、販売高$300 Billionの壁、波乱万丈の2012年

モバイル活況の一方、販売高$300 Billionの壁、波乱万丈の2012年

暮れようとしている2012年、半導体業界は販売高がまたまた$300 Billionの壁に阻まれて、前年比2〜3%台の減少が見込まれているが、その中身は波乱万丈の要因を孕んでいる。世界経済停滞のなか、スマートフォン、タブレットはじめモバイル機器の新製品が次々と発表されて熱い活況を呈し、パソコンの低迷を大きく補う様相となっている。対応してNANDフラッシュがDRAMを初めて上回る見込みも出されて、モバイル機器の活況が引っ張る最先端プロセス、設計そして製造の新たな業界の移行モードが強まっている。 [→続きを読む]

雇用・貿易拡大を図る米国、変革が求められる欧州、そして我が国は?

雇用・貿易拡大を図る米国、変革が求められる欧州、そして我が国は?

欧州の金融危機はじめ世界経済の難局にさらされたこの1年、2012年も終わりを迎えようとしているが、半導体・エレクトロニクス業界にもモバイル機器の世界的な熱い活況のなか大きく影を落とす情勢となっている。米国の半導体業界ではここにきて雇用拡大、公正な貿易を訴える動きが改めて見られるし、欧州では今後の業界のあり方を巡って変革を求めるアピールが行われている。非常に厳しい状況に見舞われている我が国の本年であるが、これら欧米の動きと照らして考えるところがある。 [→続きを読む]

熱いアピール&議論:雇用/最先端微細化/事業戦略

熱いアピール&議論:雇用/最先端微細化/事業戦略

我が国はじめ各国の政治の世界では経済が依然とトップ争点の1つとなっているが、半導体業界もそれを強く照らして低迷基調の打開、再生を図るよう、各国・地域の業界、各社で様々な取り組み、真剣な議論が続いているこの1年であり、しばらく続いていく現時点の情勢であると思う。今回は、米SIAからまたまた発表された雇用データ、そしてInternational Electron Devices Meeting(IEDM)(San Francisco)からの最先端微細化に向けた選択肢および市場サバイバルを目指す事業戦略の熱いやりとりに注目している。 [→続きを読む]

米国の伸びが目立つ10月半導体販売高、ここ10年で最大の前月比増

米国の伸びが目立つ10月半導体販売高、ここ10年で最大の前月比増

本年の半導体販売高は前年比2〜3%台の減少という見方が有力になっており、何処もマイナス、低迷基調となると、どこかプラスの伸びはないか、好材料を探したくなってくる。米SIAから恒例月次の世界半導体販売高の発表が行われたが、その中に見い出したスカッとくる下りが上記タイトルの通りである。実際米国地域の販売高は、8月 $4.19B、9月 $4.43B、10月 $4.79Bという推移となっている。パソコン需要低迷、モバイル機器活況という本年から来年はどうなるか、引き続き好材料探しと分析である。 [→続きを読む]

3年ぶりマイナスの世界半導体販売高予測、急激な情報機器への流れ

3年ぶりマイナスの世界半導体販売高予測、急激な情報機器への流れ

本年も締める月に入って、グローバル半導体市場の本年販売高予測について、World Semiconductor Trade Statistics(WSTS)の恒例の会合のデータが発表されている。パソコン、テレビという大きな区分けの電子機器から、スマートフォン、タブレットなど情報機器への流れが鮮明化してきた本年という表わし方ができそうである、自動車の中でも情報機器化が進んでおり、通信、クラウドなどのキーワードが向こう数年引っ張っていく展開に、長く立ち塞がる$300 Billionの壁突破がかかっているという受け止めである。 [→続きを読む]

新たな時代のうねりを迎えて、グローバルに備える動き

新たな時代のうねりを迎えて、グローバルに備える動き

新興経済圏の台頭、パソコンと携帯電話の2大分野と、半導体の市場の世界を追っていきながらこの10年余りで経てきている時代のうねりであるが、ここにきてパソコン停滞、モバイル機器活況という新たなうねりを強く感じるところがある。身近にはパソコンで十分事足りるという感じ方であるが、若い世代を中心に目的地に辿り着くなどリアルタイム情報にスマホが急速に浸透している。直接、間接どの程度結びつくかはあるが、新しい時代の波に合わせた大手プレーヤーの動きというものを受け止めている。 [→続きを読む]

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