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長見晃の海外トピックス

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今後のPC・モバイル機器の転機を賭けたAppleとMicrosoftの鬩ぎ合い

今後のPC・モバイル機器の転機を賭けたAppleとMicrosoftの鬩ぎ合い

あの発売を待ち焦がれるワクワク感がどちらが優るだろうか、そんな見方になってしまいがちなアップルからの小型タブレット(iPad Mini)そしてプロセッサを新たにした新版full-size iPad、それらに対抗するマイクロソフトのWindows 8とそれを搭載する各社からのパソコンおよびタブレットという図式である。仕事に生活になくてはならず離せなくなっているパソコン、モバイル機器にどのような転機が訪れるか、世界の市場の反応に注目である。 [→続きを読む]

各国・地域でjobs確保&創出が最大の課題、業際を超える半導体

各国・地域でjobs確保&創出が最大の課題、業際を超える半導体

半導体そしてパソコン業界について各国・地域各様の事業再構築に迫られる事態となって、大統領選挙を控える米国ではjobsの確保と創出が最大の争点の1つに改めて浮上している。我が国ではルネサスエレクトロニクスの救済に国が乗り出し、トヨタ、日産はじめ約10社が出資に協力する方向となっており、業際を超えて基幹半導体製品を確保する動きとなっている。欧州でもSTマイクロの事業再構築に、フランス政府がjobs確保を最優先に取り上げている動きで、それぞれに将来を担う業界の確保に官民挙げての取り組みが必須という状況をますます伺わせている。 [→続きを読む]

医療分野での半導体応用、ノーベル賞熱気でさらに活性化の期待

医療分野での半導体応用、ノーベル賞熱気でさらに活性化の期待

今年のノーベル生理学・医学賞の受賞者の1人に、様々な種類の細胞に変化できるiPS細胞(induced Pluripotent Stem cell)を作製した京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が選ばれて、連日喜びの声で沸き上がっている。 半導体デバイスにおいても医療機器での応用に微細化プロセス、システム小型化技術を最大限活用する取り組みが続いているが、難病に苦しむ人たちの痛み、不便さを少しでも和らげ取り除いていく同じ目標に向かって、これを機に開発・実用化のテンポにさらに拍車がかかる強い期待感がある。 [→続きを読む]

モバイル活況に立ちはだかるマクロ経済懸念:世界半導体販売高

モバイル活況に立ちはだかるマクロ経済懸念:世界半導体販売高

iPhone 5が市場の話題を賑わせるなか、米国SIAから8月の世界半導体販売高データが発表されている。前月並みの値となっているが、前年同月には3.2%減と及ばず、本年1月から8月までの累計では前年に比べて4.6%減っている。 モバイル活況が引っ張る盛り返しが期待されているが、一方で欧州そして米国と経済の減速懸念がさらに強まって、中国、インドはじめ頼みの新興経済圏の伸びを脅かせており、折しも米国大統領選挙をはじめとする節目の動向に半導体業界も固唾を飲んで注目していかざるを得ないところと思う。 [→続きを読む]

競争激化のファウンドリー業界:先端プロセス、モバイル市場、MEMS

競争激化のファウンドリー業界:先端プロセス、モバイル市場、MEMS

最先端プロセス世代をリードするプレーヤーが数えるほどに絞られてきている一方、iPhone 5はじめ先端技術の粋を競うモバイル機器市場の世界的な活況が続いている。パソコン市場も劣勢挽回の動きが今後活発化するのは必至というなか、ファウンドリー業界の大手プレーヤー間の一層の凌ぎ合いの様相を、特に先端プロセス、モバイル市場、MEMSという切り口で見い出している。ファブレス、Fab-lite化がますます進む流れを受け、ファウンドリー業界の最先端プロセスおよび市場獲得を巡る先陣争いに注目せざるを得ない。 [→続きを読む]

iPhone 5発売がもたらす活気、プロセス開発はじめ発揚の空気

iPhone 5発売がもたらす活気、プロセス開発はじめ発揚の空気

iPhone 5が発売され、発表に続く余韻、反響が引き続いている感じ方である。アップルの株価も記録的な大台を突破した後の発売となり、即日に中身のteardown解析による概要データがいくつか記事に表われて、スピード溢れる展開に高揚感を覚えるところがある。直接結びつくかどうかはあるが、Globalfoundriesが、モバイル市場拡大に向けてFinFETベースで工夫を施した新14-nmプロセス技術を発表、今後への期待感をもたせている。活性化材料とそれによる意気発揚の空気拡大を期待する1つの表われと感じている。 [→続きを読む]

現代ネット社会での技術競演、アップルの商品化&インテルの最先端

現代ネット社会での技術競演、アップルの商品化&インテルの最先端

時を合わせ同じSan Franciscoのhalf a blockの距離を置いて、Intel Developer Forum(IDF)でのインテルの最新製品&技術およびアップルからの注目のiPhone 5発表が行われている。相次いだ動きを示す業界記事のタイトルの1つとして次の通りである。 ◇Intel, Apple may be two ships passing in the light (9月14日付け EE Times) Moore則に基づく先端化の歩みが健在のインテル、予想通り各方面からの反響が喧しいアップルの状況を、現代ネット社会での反応で受け止めている。 [→続きを読む]

マクロ経済難題山積の渦中、僅かに戻し基調の半導体販売高

マクロ経済難題山積の渦中、僅かに戻し基調の半導体販売高

米国SIAから7月の世界半導体販売高が発表され、前月、6月から0.2%増と僅かに増加、前年同月比の方は1.9%減とマイナス幅を縮めている状況となっている。戻し基調が拡大して前年を上回るかどうか、予断を許さない現時点であるが、Windows 8、iPhone 5と本年後半を活性化する打ち上げが控えているなか、IntelおよびARMからはマクロ経済不安による需要鈍化が予想されるとの警告メッセージが出されている。世界経済の動きとともにパソコン、モバイル機器新製品の消費者を引き付ける度合い如何に何よりかかってくる。 [→続きを読む]

スマートフォン係争および市場、改めて見る顧客満足、価値観

スマートフォン係争および市場、改めて見る顧客満足、価値観

アップルとサムスンが真っ向からぶつかるスマートフォンなどの特許侵害を巡る係争で、世界が注目する米国ではアップル側に軍配が上がり市場の大きな反応を呼んで余韻冷めやらないなか、世界10ヶ国に及ぶこの係争はそれぞれの争点をよく理解する必要があるが、東京ではアップルの訴えに対しサムスンの侵害はなかったとの評決が下されている現時点である。知的財産の価値観というもの、新興市場がリードするなかでの顧客満足というもの、この両者のぶつかり合い、鬩ぎ合いを改めて考えている。 [→続きを読む]

サムスンを軸に半導体業界のいろいろな動き、景観模様

サムスンを軸に半導体業界のいろいろな動き、景観模様

スマートフォン、タブレットの伸びが続く一方、パソコンは停滞基調が伝えられるなか、本年の半導体販売高が一桁の低いすれすれの伸びからマイナスになるとの見方も出始めている。アップルとの特許係争および現時点での半導体販売高データには、プラスそしてマイナス両方のインパクトが見えてくるものの、このスマートフォン、タブレットの伸びる勢いに大きく身を乗り出している韓国サムスン電子の振る舞いが浮き上がってくる。Ultrabook、Windows 8と巻き返しを図るパソコンと両にらみの今後の展開と思う。 [→続きを読む]

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