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長見晃の海外トピックス

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半導体の微細化、市場拡大基調は永遠、問われる結集、国際交流の力

半導体の微細化、市場拡大基調は永遠、問われる結集、国際交流の力

米国SIAからの月次世界半導体販売高発表、今回は昨年12月および2011年の締めとなるが、$298.3 billionとまたまた$300 billionには僅かながら届かず、しかしながら史上最高の前年、2010年から0.4%増となんとか面目を保った形である。SIAからはこれも恒例の国際半導体技術ロードマップ(ITRS)の2011年版がリリースされ、経済、時代の荒波に揉まれながらも絶えず微細化技術、市場拡大の流れを維持していく半導体には、結集力そして国際交流に向かうエネルギーのますますの必要性を感じさせられている。 [→続きを読む]

DRAMはじめ新機軸の展開を引っ張ったAppleton氏事故死の衝撃

DRAMはじめ新機軸の展開を引っ張ったAppleton氏事故死の衝撃

米国のDRAMメーカー、Micron Technologies社の若き総帥、Steve Appleton氏の急死の報道が目に入ってきて、呆然と驚かされている。1980年代にポテトチップスのイメージが強かったアイダホ州でスタート、インテル、TIなどDRAMから撤退が続く中、米国のDRAMを一手に受けて邁進していった同社であるが、生産の現場から始まって今日まで一貫して同社を引っ張り、新機軸の事業を次々と展開、また米国半導体業界を引っ張るキーマンの一人として、いろいろな時間軸での接点を今でも強烈に感じるAppleton氏である。 [→続きを読む]

米国の最先端半導体技術を引っ張る意気込みと改めて知る規模

米国の最先端半導体技術を引っ張る意気込みと改めて知る規模

米国Obama大統領が、年頭の一般教書演説を行い、先端のものづくり、基礎研究を引っ張って輸出を倍増するという目標を掲げる中で、輸出No.1の半導体の重みを強調しているということで、米SIAからこの時期恒例ではあるが、改めて歓迎・称賛のメッセージを発している。時を同じくして、米インテル社のアリゾナ砂漠に位置し14-nm線幅の半導体が製造される最先端工場の建設の模様が紹介され、大統領も訪問するとのことであるが、取り組みの意気込みとその規模の壮大さを知らされている。 [→続きを読む]

抜け駆けの設備投資、新機軸の登場・・この時期またまた激動

抜け駆けの設備投資、新機軸の登場・・この時期またまた激動

本年の設備投資計画が打ち上げられ、半導体市場予測がそれぞれプレゼン披露される時節である。欧州の金融危機が年をまたいで続いており、中国はじめ新興経済圏の成長の伸びに大きく影響している中、半導体関係ではインテル、三星電子の最大手2社が、他社に差をつける抜け駆けの設備投資を発表している。このような環境でこその積極投資、節目の2012年への国家としての期待など、それぞれの戦略を感じる一方で、新しい機軸の事業が発表されたり、見えてきており、打つ手の今後に注目である。 [→続きを読む]

早々の熱気のなか、見えてくる流れ、変わり目、今後のあり方

早々の熱気のなか、見えてくる流れ、変わり目、今後のあり方

恒例のConsumer Electronics Show(CES)(1月10-13日:Las Vegas)が、新しい年のエレクトロニクス業界の話題、焦点を引っ張っていくのがここのところのパターンである。華麗なTV映像、タブレット&スマートフォンの充実、ultrabooksなど、連日のTVおよびネット情報満載で日本に居ながらでも最新の熱気や流れが伝わってくる。そんななか、過ぎ去った昨年をまとめるデータが出てきて、グローバルな業界の実際の姿に改めて感じ入るところがあり、今後に向けていろいろ考えさせられている。 [→続きを読む]

当面する課題の中の新年、2012年のスタート、長期的伸びへの期待

当面する課題の中の新年、2012年のスタート、長期的伸びへの期待

登り竜のイメージがまず出てくる辰年が始動したが、大震災、金融危機、洪水、円高などいずれも経験したことのないほどの並外れたインパクトへの対応、対策に引き続き追われる中、まずは意識的にも笑顔、明るい空気・雰囲気作りの必要性を訴える各界の共通する年頭コメントが印象的である。何もなくて笑ってばかりはいられないが、伸びている分野、伸びる材料への引き続き重点化を、それこそグローバルに連携して経済的拡大に向けて回していくことの重みを、一層受け止めている新年のスタートである。 [→続きを読む]

本格的復興・伸長の2012年を願って、多難だった2011年を振り返る

本格的復興・伸長の2012年を願って、多難だった2011年を振り返る

米国およびロシアの大統領選挙、中国の政権交代、ロンドンオリンピックを控え、台湾、韓国でも総選挙が行われる2012年に入った。自然災害、原発事故、金融危機など多難であった2011年であるが、半導体業界は大震災、洪水の影響を受けながらもスマートフォン、タブレット人気、モバイル関連が大きく支えて、史上最高を記録した2010年の世界販売高を僅かながら上回るという現時点の大方の見方である。この消費者の心を捉えている熱気が2012年に引き続いて、本格的な復興、一層の大きな伸びを願うところである。 [→続きを読む]

自然災害、金融危機など、困難・試練の年の半導体業界の締め

自然災害、金融危機など、困難・試練の年の半導体業界の締め

2011年も残り僅か、史上最高のグローバル販売高を記録した2010年の余勢を駆ってスタートしたが、相次ぐ自然災害、特に我が国の大震災とそれに伴う原発事故、そしてこんどは欧州に端を発した金融危機、など困難を極める数々の要因に見舞われて、最後は下方修正、弱含みの空気が強いなかで締めを迎えている半導体業界に映ってくる。それでも2010年を若干ながら上回る販売高が通年では見込まれており、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスそして新技術の熱気が大きく支えて、2012年につながる余韻を残している。 [→続きを読む]

半導体販売高$300 Billionの大台突破の見方の一方での下方修正模様

半導体販売高$300 Billionの大台突破の見方の一方での下方修正模様

前回、WSTS(World Semiconductor Trade Statistics)秋季予測に基づく当面の半導体業界模様に触れたが、米国SIAからその見方を支持するとともにこの10月の現実の世界半導体販売高が発表されている。自然災害、金融危機など非常事態の試練に見舞われながらも、市場が求める半導体の量は着実に増大しており、史上最高の昨年を上回って初めて$300 Billion突破の本年と見ている。一方ではここにきて下方修正のデータ発表が続いており、年末から年始、そして旧正月にかけての市場に目が離せないところである。 [→続きを読む]

2011年半導体業界模様、大台越え、高まる米国先導

2011年半導体業界模様、大台越え、高まる米国先導

本年の半導体業界データ速報値が発表されて、金融危機、大震災、洪水と揉まれ続けて多難な2011年を反映する一方、史上最高の昨年の販売高を僅かながらでも上回って$300 BILLIONの大台をこんどこそ本当に越えそうという見方になっている。このような荒波の中でこそ特に市場をリードする最先端技術や標準化などの活動が問われると感じているが、米国メーカー勢の先導ぶりが具体的なデータとして表われている。新興経済圏の反応とともに、来年にかけて当面の注目と思う。 [→続きを読む]

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