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長見晃の海外トピックス

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是が非でも我が国の優位性確保、中国、韓国の敏感な反応

是が非でも我が国の優位性確保、中国、韓国の敏感な反応

近所の市民向け放送で東京大空襲67年を知らされた10日土曜、そして東日本大震災から1年となる11日日曜である。第二次大戦後の復興、経済急成長を成し遂げた我が国、半導体業界も萌芽期から1980年代には世界をリードするに至った我が国である。大震災に見舞われて復興に向かう今、半導体業界も今までの蓄積を財産、プラットフォームに我が国ならではの新たな優位性を是が非でも確保、発揮していかなければ、という思いである。米国は勿論、近隣のアジア各国とのお互いの関係のあり方が改めて問われていると思う。 [→続きを読む]

市場環境の刻々の急変、生き残りを賭けた連携と協調、新機軸の構築

市場環境の刻々の急変、生き残りを賭けた連携と協調、新機軸の構築

エルピーダメモリが会社更生法の適用を申請という大々的な報道が目に入ってきて、1970年代から1980年代にかけてその前身のDRAM事業に携わった一員として、頭の中を駆け巡る上記タイトルの様々な切り口である。当時から現在に至るまで、メインフレーム、電子交換、信頼性の世界から、Consumer Electronics、量産・コスト対応の領域に怒涛の如く市場が移ってグローバルに急拡大、取り巻く急激な変化に否応なく順応せざるを得なかったという、特に変化の先兵、指標となるDRAMならではの強く感じる思いである。 [→続きを読む]

微細化・小型化が推進、境界を越える新たな応用市場の開拓&拡大

微細化・小型化が推進、境界を越える新たな応用市場の開拓&拡大

今年の半導体もこの時節、恒例のInternational Solid State Circuits Conference(ISSCC) 2012≫(2月19-23日:San Francisco, CA)が開催されている。業界一般、そして出席者からいただくネット情報&メールから感じることであるが、微細化・小型化技術の進展に絶え間はなく、かつて出席した1980年代のそのままの息吹の一方で、応用市場のますますの拡大を様々な半導体システムソリューション記事から受け止めている。アジア勢の進出、グローバルなファウンドリービジネス競争にも注目させられている。 [→続きを読む]

最先端リソ技術最前線に対する現下の市場・製造拠点の動き

最先端リソ技術最前線に対する現下の市場・製造拠点の動き

半導体最先端技術の進展、進捗が披露されるタイミングであり、微細化製造技術を引っ張る最先端リソ技術の最新状況が発表されている。extreme ultraviolet(EUV)が最有力ではあるが、ほかの代替技術もいくつか伸びてい る状況をここ何年か受け止めてきている。適用して拡大する市場が具体的に望めて初めて回っていく経済学というものをこのところ年々繰り返し感じるなか、足元の半導体市場および製造拠点の世代の移り変わりがまた新たに見られてきている。 [→続きを読む]

半導体の微細化、市場拡大基調は永遠、問われる結集、国際交流の力

半導体の微細化、市場拡大基調は永遠、問われる結集、国際交流の力

米国SIAからの月次世界半導体販売高発表、今回は昨年12月および2011年の締めとなるが、$298.3 billionとまたまた$300 billionには僅かながら届かず、しかしながら史上最高の前年、2010年から0.4%増となんとか面目を保った形である。SIAからはこれも恒例の国際半導体技術ロードマップ(ITRS)の2011年版がリリースされ、経済、時代の荒波に揉まれながらも絶えず微細化技術、市場拡大の流れを維持していく半導体には、結集力そして国際交流に向かうエネルギーのますますの必要性を感じさせられている。 [→続きを読む]

DRAMはじめ新機軸の展開を引っ張ったAppleton氏事故死の衝撃

DRAMはじめ新機軸の展開を引っ張ったAppleton氏事故死の衝撃

米国のDRAMメーカー、Micron Technologies社の若き総帥、Steve Appleton氏の急死の報道が目に入ってきて、呆然と驚かされている。1980年代にポテトチップスのイメージが強かったアイダホ州でスタート、インテル、TIなどDRAMから撤退が続く中、米国のDRAMを一手に受けて邁進していった同社であるが、生産の現場から始まって今日まで一貫して同社を引っ張り、新機軸の事業を次々と展開、また米国半導体業界を引っ張るキーマンの一人として、いろいろな時間軸での接点を今でも強烈に感じるAppleton氏である。 [→続きを読む]

米国の最先端半導体技術を引っ張る意気込みと改めて知る規模

米国の最先端半導体技術を引っ張る意気込みと改めて知る規模

米国Obama大統領が、年頭の一般教書演説を行い、先端のものづくり、基礎研究を引っ張って輸出を倍増するという目標を掲げる中で、輸出No.1の半導体の重みを強調しているということで、米SIAからこの時期恒例ではあるが、改めて歓迎・称賛のメッセージを発している。時を同じくして、米インテル社のアリゾナ砂漠に位置し14-nm線幅の半導体が製造される最先端工場の建設の模様が紹介され、大統領も訪問するとのことであるが、取り組みの意気込みとその規模の壮大さを知らされている。 [→続きを読む]

抜け駆けの設備投資、新機軸の登場・・この時期またまた激動

抜け駆けの設備投資、新機軸の登場・・この時期またまた激動

本年の設備投資計画が打ち上げられ、半導体市場予測がそれぞれプレゼン披露される時節である。欧州の金融危機が年をまたいで続いており、中国はじめ新興経済圏の成長の伸びに大きく影響している中、半導体関係ではインテル、三星電子の最大手2社が、他社に差をつける抜け駆けの設備投資を発表している。このような環境でこその積極投資、節目の2012年への国家としての期待など、それぞれの戦略を感じる一方で、新しい機軸の事業が発表されたり、見えてきており、打つ手の今後に注目である。 [→続きを読む]

早々の熱気のなか、見えてくる流れ、変わり目、今後のあり方

早々の熱気のなか、見えてくる流れ、変わり目、今後のあり方

恒例のConsumer Electronics Show(CES)(1月10-13日:Las Vegas)が、新しい年のエレクトロニクス業界の話題、焦点を引っ張っていくのがここのところのパターンである。華麗なTV映像、タブレット&スマートフォンの充実、ultrabooksなど、連日のTVおよびネット情報満載で日本に居ながらでも最新の熱気や流れが伝わってくる。そんななか、過ぎ去った昨年をまとめるデータが出てきて、グローバルな業界の実際の姿に改めて感じ入るところがあり、今後に向けていろいろ考えさせられている。 [→続きを読む]

当面する課題の中の新年、2012年のスタート、長期的伸びへの期待

当面する課題の中の新年、2012年のスタート、長期的伸びへの期待

登り竜のイメージがまず出てくる辰年が始動したが、大震災、金融危機、洪水、円高などいずれも経験したことのないほどの並外れたインパクトへの対応、対策に引き続き追われる中、まずは意識的にも笑顔、明るい空気・雰囲気作りの必要性を訴える各界の共通する年頭コメントが印象的である。何もなくて笑ってばかりはいられないが、伸びている分野、伸びる材料への引き続き重点化を、それこそグローバルに連携して経済的拡大に向けて回していくことの重みを、一層受け止めている新年のスタートである。 [→続きを読む]

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