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長見晃の海外トピックス

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一層重みを増すグローバル市場を牽引していく新技術・新製品

一層重みを増すグローバル市場を牽引していく新技術・新製品

Apple社およびIntel社の好業績発表を見て、数10年前に取り組んで今も頭に強く残る「グローバルに通用する最先端技術の優位性確保」という目標が表わすその重要度をまたぞろ感じるところがある。新規性、魅力に富んだ新製品、そして先行するプロセスおよび設計の開発を継続する積み重ねが、その力強さの源泉と受け止めている。一方、グローバルな開発および生産の分担協業の流れが加速しており、市場・地域・顧客を見据えた「事業展開の優位性確保」が一層問われていく現状の空気を感じている。 [→続きを読む]

半導体業界の引き締めおよび今後に向けた新たな始動局面

半導体業界の引き締めおよび今後に向けた新たな始動局面

SEMICON Westが開催される時節ということか、直接あるいは間接に様々な半導体業界模様の記事が目に入ってくる。間接には、一つの新会社にまとめようとしてうまくいかなかった台湾のDRAM半導体業界の近況が一つである。 SEMICON Westからは、今後の半導体業界を見据えて若い世代に向けたメッセージが含まれる2件である。これら3件ともにそれぞれに問題意識、考え方、感じ方、いろいろ沸きあがるところがある。 [→続きを読む]

平凡な販売高の展望、技術の先行きの見方にも喝入れの必要

平凡な販売高の展望、技術の先行きの見方にも喝入れの必要

半導体業界の売上げ規模も年間$300 billionの規模になると、思い切ったコメントが難しくなっていくところがあると思うが、米SIAからのグローバル販売高月次発表でも着実、穏やかな伸びという模様眺めの表現が少し気になるところを感じている。また、「3-D chips/semis」についての記事を巡って、misleadingと指摘するコメントが即座に行き交っており、ここでも中身、実態をよく把握する必要を感じざるを得ない。両刃の刃ではあるが、関係者お互いのこと、突っ込んだ分析、きめ細やかな精度アップに向けて喝入れと思う。 [→続きを読む]

新興市場に向けた拠点・連携シフト、特にブラジルでの動き

新興市場に向けた拠点・連携シフト、特にブラジルでの動き

今に始まったことではないが、新興市場で拠点を新設、拡充したり、タテヨコ連携の構成、枠組みを新たに構築する動きが一層活発化している様相を感じている。中国、インドに続いて、ブラジルでの動きが、数年前から目に止まってきていたが、ここにきて主要プレーヤーあるいはその間の具体的な動きが続いており、日々注目している。伸びる可能性を秘めた新興市場への飽くなきアプローチが、こんどはWカップ、オリンピックを控えるブラジルに向けられている。 [→続きを読む]

ビジネスおよび伸長の種の育成、米国輸出No.1の半導体業界の訴え

ビジネスおよび伸長の種の育成、米国輸出No.1の半導体業界の訴え

本年の半導体市場予測について、プラス一桁の伸びは固まってきているが、年初時点での予測から上方修正するものと逆に下方修正するものが混在する現状となっている。米SIAは、上方修正の見方となっているが、東日本大震災のインパクトを覆ってあまりある世界市場の伸びとともに、米国輸出の第1位である半導体業界を繰り返し強調して、ビジネスおよび市場の創出につながる種の育成を推進する政策を政府に引き続き強力に訴えかけている。 我が国に置き換えてもこのような動きの必要性を強く受け止めている。 [→続きを読む]

新たな製品展開カテゴリーのキーワード、フュージョン

新たな製品展開カテゴリーのキーワード、フュージョン

製品、ものづくりの新規開発、改善、改良で自然に沸いてくる発想に、いっしょ、ひとつにしてみたら、という考え方が挙げられる。AMD社のCPUとGPUを合成させた新しい製品、フュージョン(fusion)のイベントについての記事を見て、メモリに次いでプロセッサでも「融合」(fusion)が展開されてきているという受け止めである。市場に受け入れられるまでにじっくり取り組む必要があるし、次の新技術に置き換えられる運命が待ち構えることは、小生も実際に経験、体感したことのある道筋である。 [→続きを読む]

アップル、タッチスクリーンが織り成す時代の変わり目

アップル、タッチスクリーンが織り成す時代の変わり目

東日本大震災はじめ自然界の脅威に見舞われて対応する意識変革が求められているなか、半導体・デバイス業界もパソコンおよび携帯電話の市場2枚看板にスマートフォン、タブレットなど多様化、融合化による模様替わりが急速に進んでいるこのところである。プレーヤーとしてはアップル社、デバイスとしてはタッチスクリーンが、その大きなドライバーとなっている。急拡大する新興経済圏に向けての先進経済圏の今後のあり方が改めて問われるグローバル経済の大きな潮流の節目を感じている。 [→続きを読む]

半導体販売高に見る大震災の余波、一方、携帯端末を巡るあの手この手

半導体販売高に見る大震災の余波、一方、携帯端末を巡るあの手この手

4月の世界半導体販売高が、米Semiconductor Industry Association(SIA)から発表され、前年同月は上回るが、前月比はマイナスに転じるとともに、我が国の震災による落ち込みが世界各地域に波及している様相を一層色濃く映し出している。懸命に行われているサプライチェーン回復努力に、本年後半にかけての半導体業界の方向性がかかる状況である。市場競争については、この時期の各種イベントの場で、スマートフォン、タブレットはじめ高機能携帯端末を巡るあの手この手の攻防が激しさを増している。 [→続きを読む]

またもや喫緊の課題として浮上、"安全第一"への万全な備え

またもや喫緊の課題として浮上、

飽くなき生産性、経済性を追求する渦中で、裏返しの事態として出てくる安全性の問題であるが、現時点熱気に溢れて活況のタブレットの主要生産拠点である中国・成都の工場での爆発事故が世界的な波紋を呼んでいる。大震災および原発事故に見舞われた我が国で安全基準・意識の根本的な改革が求められているなかでの今回の事故であるだけに、ESH(環境・安全・健康)にさらなるS(セキュリティ)を加えて万全な備えが喫緊の課題という昨今取り巻く状況を改めて強く感じている。 [→続きを読む]

先行性およびセグメント選択を巡る市場戦略のせめぎ合い

先行性およびセグメント選択を巡る市場戦略のせめぎ合い

米欧プレーヤーの間での市場戦略の動きが活発化してきている。22-nmノード・トランジスタ、スマートフォンおよびタブレット覇権がここのところのキーワードとなっているが、アナリストmeetingでのインテルおよびSTマイクロでのプレゼンから、さらに進んで市場先行、セグメントの選択をアピール、問いかける色合いを一層鮮明に感じている。容赦のないせめぎ合いの様相を受け止めている。 [→続きを読む]

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