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長見晃の海外トピックス

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優位なグローバル競争力に向けたBig Playersの動き、駆け引き

優位なグローバル競争力に向けたBig Playersの動き、駆け引き

恒例のMobile World Congress(Barcelona, Spain)から、次には2011 IEEE International Solid-State Circuits Conference(ISSCC)(San Francisco)を控えるこのタイミングは、ハイテク業界が次の優位なグローバル競争力の構築に向けて虎視眈眈、熱く燃えるということか、世界を引っ張る大手各社からの戦略的な発表、駆け引きが相次いでいる感じ方がある。時を同じくしたObama大統領のインテル工場訪問が、今年はさらに拍車をかけている。 [→続きを読む]

半導体のみならず我が国の今後のプレゼンス、如何に?

半導体のみならず我が国の今後のプレゼンス、如何に?

我が国は、研究開発の種を連携して育んでいくのは得手であるが、ビジネス化にもっていくのは不得手である、という見方、議論が方々で出てくる。米国に発した半導体の種を産官学の共同研究および多彩な応用技術を加えて世界を引っ張る位置付けにもっていった我が国であるが、ビジネスのグローバル化の展開度が高まるにつれて付いていけなくなってきている。半導体に限ったことではなく、関係するいろいろな切り口の場での問題意識である。 [→続きを読む]

$300 Billion規模から今後へ、求められる一層の融合と連携

$300 Billion規模から今後へ、求められる一層の融合と連携

米国SIAからの世界半導体販売高の月次定例発表、今回は2010年を締めるタイミングであり、2009年から31.8%増の$298.32 Billionと、史上最高の販売高となっている。世界不況の試練を乗り越えて、新興経済圏が拡大を引っ張るとともに、絶え間のない新技術、新分野の開拓がこの結果を導いている。 販売高の大台に達した今、これからに向けては、先進圏と新興圏、設計と製造、など要となる切り口での一層の融合と連携が求められている。 [→続きを読む]

目標に向かう熱気、伸びていく面白さ、結集する環境づくり

目標に向かう熱気、伸びていく面白さ、結集する環境づくり

米国国民の視聴率が高い時間帯に行われるObama大統領の一般教書演説とのことであるが、有人月着陸ロケットに向けて燃えに燃えたあの頃の熱気と自信を今こそと訴える下りが、先進経済圏の奮起を促す強烈なメッセージとして響いてくる。大容量化、高速化、低電力化に向けて、国内各社が切磋琢磨、世界を引っ張るに至った頃の我が国の半導体業界に通じるところを感じている。 [→続きを読む]

連携の力でOnly One, Best Oneを! 半導体そして我が国

連携の力でOnly One, Best Oneを! 半導体そして我が国

米中首脳会談で中国の経済力を前面にした台頭ぶりを感じさせられたのと同じタイミングで、中国のGDPが前年比10.3%増で我が国を抜いて世界2位の座を明け渡す状況になっている。当時の西ドイツを我が国が抜いて40年あまりのこと、大きな節目ではあるが様々な国力指標というものから見れば自然な流れとも思う。半導体の世界は、先行して規模の市場は中国はじめ新興経済圏にシフトしており、簡単なようでなかなか難しい連携の力でOnly One, Best Oneを生み出していかなければ、とますます考えさせられている。 [→続きを読む]

余勢を駆った設備投資、中国傾斜、タブレット戦略・・早くも激動

余勢を駆った設備投資、中国傾斜、タブレット戦略・・早くも激動

2010年のグローバル半導体販売高は32.1%増の約$299.0 Billionという最新の見方があって、長らく念願の$300 Billionの大台突破は僅かながら届かないか、という状況である。それでもこの飛躍的な伸びの勢いを引っ張って、インテルの直近第四四半期および2010年間の販売高最高記録更新、Globalfoundriesの2011年設備投資倍増と、今後の伸びへの期待を膨らませる材料が出てきて、引き続き注目の中国とともに早くも激動の空気である。 [→続きを読む]

タブレットの熱気、我が国の舵取り論議で始まった新年

タブレットの熱気、我が国の舵取り論議で始まった新年

新年、2011年のスタートは、米SIAからの月次販売高、JEITA賀詞交歓会、そしてConsumer Electronics Show(CES)(Las Vegas)と、業界関係イベントが早々立て続けである。開幕前からタブレットの熱気がCESを引っ張る一方、我が国内ではグローバル競争での地位の低下を盛り返す成長戦略を如何にとるかが中心の論点となっている。先進経済圏の巻き返しを図るべきこの新年のスタートでもあるという思いが強まっている。 [→続きを読む]

2011年、引き続く伸びを願って、激動の2010年を振り返る

2011年、引き続く伸びを願って、激動の2010年を振り返る

新年、2011年を迎えたが、世界的不況による大きな落ち込みから急激に回復した2010年の余韻が今なお強く残るところがある。各国・地域の経済対策が奏功、新興経済圏が飛躍的な伸びを引っ張って、後半には飽和感が高まってきたものの、一体どの辺がピークなのか、いまだに戸惑う空気を感じている。この新年、引き続く市場の伸びを願うとともに、こんどは米国、我が国はじめ先進経済圏が奮起して開拓・牽引役になることがそのための必須の条件と受け止めている。 [→続きを読む]

主要プレーヤーの戦略立った激しい動き、半導体業界のこの年の瀬

主要プレーヤーの戦略立った激しい動き、半導体業界のこの年の瀬

昨年、2009年の大きな落ち込みから大きく戻して史上最高、$300Billionの大台を超える見込みの本年、2010年のグローバル半導体販売高であるが、残り僅か、押し詰まったこのタイミングに、半導体業界の主要プレーヤーの大きな、かつ激しい動きが連日のように相次いでいる。かくも規模が拡大するなか、市場拡大、シェア伸長を図る各社の戦略的なアプローチ、歩の進め方に注目のここ当分になりそうである。 [→続きを読む]

来る年、2011年、一服感の伸長の見方が大勢、関連する動き、兆候

来る年、2011年、一服感の伸長の見方が大勢、関連する動き、兆候

昨年の大きな落ち込みから急激に戻してきた半導体・デバイス市場の本年、2010年も残り僅かとなってきた。後半になるほど減速感、そして頂上感が増してきて、来る2011年の見方について下方修正が目立つように感じている。 それでもまだ伸び率は控え目な一桁で今年の約30%からはぐんと落ちるものの、プラスは維持するという予測が大方の現状と受け止めている。兎にも角にも激変の種をいくつも抱える世界経済であり、一寸も目が離せないところである。 [→続きを読む]

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