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長見晃の海外トピックス

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目標に向かう熱気、伸びていく面白さ、結集する環境づくり

目標に向かう熱気、伸びていく面白さ、結集する環境づくり

米国国民の視聴率が高い時間帯に行われるObama大統領の一般教書演説とのことであるが、有人月着陸ロケットに向けて燃えに燃えたあの頃の熱気と自信を今こそと訴える下りが、先進経済圏の奮起を促す強烈なメッセージとして響いてくる。大容量化、高速化、低電力化に向けて、国内各社が切磋琢磨、世界を引っ張るに至った頃の我が国の半導体業界に通じるところを感じている。 [→続きを読む]

連携の力でOnly One, Best Oneを! 半導体そして我が国

連携の力でOnly One, Best Oneを! 半導体そして我が国

米中首脳会談で中国の経済力を前面にした台頭ぶりを感じさせられたのと同じタイミングで、中国のGDPが前年比10.3%増で我が国を抜いて世界2位の座を明け渡す状況になっている。当時の西ドイツを我が国が抜いて40年あまりのこと、大きな節目ではあるが様々な国力指標というものから見れば自然な流れとも思う。半導体の世界は、先行して規模の市場は中国はじめ新興経済圏にシフトしており、簡単なようでなかなか難しい連携の力でOnly One, Best Oneを生み出していかなければ、とますます考えさせられている。 [→続きを読む]

余勢を駆った設備投資、中国傾斜、タブレット戦略・・早くも激動

余勢を駆った設備投資、中国傾斜、タブレット戦略・・早くも激動

2010年のグローバル半導体販売高は32.1%増の約$299.0 Billionという最新の見方があって、長らく念願の$300 Billionの大台突破は僅かながら届かないか、という状況である。それでもこの飛躍的な伸びの勢いを引っ張って、インテルの直近第四四半期および2010年間の販売高最高記録更新、Globalfoundriesの2011年設備投資倍増と、今後の伸びへの期待を膨らませる材料が出てきて、引き続き注目の中国とともに早くも激動の空気である。 [→続きを読む]

タブレットの熱気、我が国の舵取り論議で始まった新年

タブレットの熱気、我が国の舵取り論議で始まった新年

新年、2011年のスタートは、米SIAからの月次販売高、JEITA賀詞交歓会、そしてConsumer Electronics Show(CES)(Las Vegas)と、業界関係イベントが早々立て続けである。開幕前からタブレットの熱気がCESを引っ張る一方、我が国内ではグローバル競争での地位の低下を盛り返す成長戦略を如何にとるかが中心の論点となっている。先進経済圏の巻き返しを図るべきこの新年のスタートでもあるという思いが強まっている。 [→続きを読む]

2011年、引き続く伸びを願って、激動の2010年を振り返る

2011年、引き続く伸びを願って、激動の2010年を振り返る

新年、2011年を迎えたが、世界的不況による大きな落ち込みから急激に回復した2010年の余韻が今なお強く残るところがある。各国・地域の経済対策が奏功、新興経済圏が飛躍的な伸びを引っ張って、後半には飽和感が高まってきたものの、一体どの辺がピークなのか、いまだに戸惑う空気を感じている。この新年、引き続く市場の伸びを願うとともに、こんどは米国、我が国はじめ先進経済圏が奮起して開拓・牽引役になることがそのための必須の条件と受け止めている。 [→続きを読む]

主要プレーヤーの戦略立った激しい動き、半導体業界のこの年の瀬

主要プレーヤーの戦略立った激しい動き、半導体業界のこの年の瀬

昨年、2009年の大きな落ち込みから大きく戻して史上最高、$300Billionの大台を超える見込みの本年、2010年のグローバル半導体販売高であるが、残り僅か、押し詰まったこのタイミングに、半導体業界の主要プレーヤーの大きな、かつ激しい動きが連日のように相次いでいる。かくも規模が拡大するなか、市場拡大、シェア伸長を図る各社の戦略的なアプローチ、歩の進め方に注目のここ当分になりそうである。 [→続きを読む]

来る年、2011年、一服感の伸長の見方が大勢、関連する動き、兆候

来る年、2011年、一服感の伸長の見方が大勢、関連する動き、兆候

昨年の大きな落ち込みから急激に戻してきた半導体・デバイス市場の本年、2010年も残り僅かとなってきた。後半になるほど減速感、そして頂上感が増してきて、来る2011年の見方について下方修正が目立つように感じている。 それでもまだ伸び率は控え目な一桁で今年の約30%からはぐんと落ちるものの、プラスは維持するという予測が大方の現状と受け止めている。兎にも角にも激変の種をいくつも抱える世界経済であり、一寸も目が離せないところである。 [→続きを読む]

三次元IC & 実装に向けた新たな連携・スタンス・取り組み

三次元IC & 実装に向けた新たな連携・スタンス・取り組み

技術面、性能面、投資面など様々な限界が取り沙汰される二次元、平面での微細化に対して、ここ数年、我が国はじめ各国・地域での三次元、縦方向での半導体微細化を図る取り組みが、業界・各社からコンソーシアム結成、学会発表、具体的な製品発表などいろいろな形で行われてきている。最先端半導体技術の粋を競う発表の機会が続くこの時期、タイミングということか、またぞろ関連する動きが集中して飛び交っている。 [→続きを読む]

飽和感、減速感が強まって見えるグローバル半導体市場

飽和感、減速感が強まって見えるグローバル半導体市場

7ヶ月連続の前月比増加を示していたグローバル半導体販売高が、10月は9月と横這いになった、と米国SIAから恒例の月次発表である。市場の鈍化気分は今年後半になって各方面から言われてきているが、なにしろ爆発的な拡大ポテンシャルを秘めた中国はじめ新興経済圏が牽引する現状であり、なかなか精度良く読めないところがある。注意深いデータ、市況模様眺めの必要性が引き続く状況を受け止めている。 [→続きを読む]

国際関係の緊張のなか、絶え間ない先端技術の脈流

国際関係の緊張のなか、絶え間ない先端技術の脈流

感謝祭(Thanksgiving Day)のリラックス気分を一挙に吹き飛ばしてしまう朝鮮半島での緊張の事態である。関係の国々それぞれ節目となる2012年に向けた動きが起こってくるかと思うが、半導体・デバイス業界については、健全な"グローバルな協調と競争"路線を揺るぎなく歩んでいかなければ、と余計に感じてくる。年末年始の恒例の関係国際会議の前触れが、一層豊かで便利な将来に貢献しそうな先端技術の新たな発案の数々を提示しているのは、尚更に救いを感じさせるところがある。 [→続きを読む]

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