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長見晃の海外トピックス

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Jobs氏退任が加わって乱戦模様が高まるPC & handset業界

Jobs氏退任が加わって乱戦模様が高まるPC & handset業界

盛夏そして秋口に入る時節をじっくり振り返っていろいろ目を通す気分でいたら、GoogleのMotorola Mobility買収およびHPのPC事業分離模索という業界を大きく揺るがす動きがあって、早速その余波が世界各地に表われる事態になっている。そこにAppleの総帥、Steve Jobs氏退任の一報が入ってきて、さらに大きなインパクトを世界に与えている。パソコン30年の節目に気がついたら、携帯電話ともども半導体の二大市場があっという間に乱戦模様を高めている。 [→続きを読む]

猛暑下の記事&読書考(2):買収、事業分離および半導体特許

猛暑下の記事&読書考(2):買収、事業分離および半導体特許

猛暑の列島が急転の不安定な空模様から冷気に覆われてきているが、業界の動きの方は特許を軸とした買収およびパソコン事業の分離と、携帯端末およびパソコンという半導体の二大市場を大きく揺るがす世界の大手プレーヤーの動きが相次いで、その熱気温度は急激に高まっている。猛暑下じっくり原点を振り返ろうと今回は半導体集積回路の特許について注目したが、先陣を争う研究開発および厳しい応酬の過程は、現在ここまでグローバルに急拡大している源泉のエネルギーの凄まじさというものを感じている。 [→続きを読む]

猛暑下の記事&読書考(1):パソコン30年およびトランジスタ特許

猛暑下の記事&読書考(1):パソコン30年およびトランジスタ特許

列島全体がほぼ猛暑に見舞われるなか、ここはできるだけ涼しく過ごす工夫を施すことに如かずである。激動が続きそれだから興味が尽きないグローバル半導体・エレクトロニクス業界について、振り返ってじっくり見つめ直してみるのも工夫の一つかという考え方で、目にする記事や書物にそのような題材を模索しながらのこのところである。現下の目まぐるしい動きの渦中でまず注目したのが、パソコン30年およびトランジスタ特許である。 [→続きを読む]

市場後退懸念が強まるなか、前半の半導体販売高、前年比3.7%増

市場後退懸念が強まるなか、前半の半導体販売高、前年比3.7%増

米国SIAから月次の世界半導体販売高が発表され、本年前半の6ヶ月累計は、前年同期比3.7%増というデータとなっている。$300 billionに年間販売高がほとんど達して史上最高を記録した昨年は、前半の販売高累計が前年同期比50.5%増であったから、プラス、マイナス要因が世界的にいろいろ交錯する現時点でこの本年の3.7%増をどう見るか、本当に予測が難しくなっている。 我が国の大震災の影響による落ち込みから計画前倒しで戻しつつあるなか、市場景気後退懸念が強まってきている状況が方々にある。 [→続きを読む]

世界各国の半導体業界、グローバルな生き残りにかける動き

世界各国の半導体業界、グローバルな生き残りにかける動き

グローバルな市場牽引力の発揮に向けて新技術・新製品の重みに前回は注目したが、現実は生き残りにかけて事業運営を如何に回していくか、必死の動きが世界各国・地域で並行、相次いでいる。成熟した先進経済圏は財政基盤が揺らいで新市場や雇用の創出がままならない一方、伸長著しい新興経済圏は格差拡大、民族・宗教、領土・領海など様々な内政および外交問題を抱えながらの切り盛りである。今までに何度か繰り返されている"グローバルな協調と競争"のまたひと山を感じている。 [→続きを読む]

一層重みを増すグローバル市場を牽引していく新技術・新製品

一層重みを増すグローバル市場を牽引していく新技術・新製品

Apple社およびIntel社の好業績発表を見て、数10年前に取り組んで今も頭に強く残る「グローバルに通用する最先端技術の優位性確保」という目標が表わすその重要度をまたぞろ感じるところがある。新規性、魅力に富んだ新製品、そして先行するプロセスおよび設計の開発を継続する積み重ねが、その力強さの源泉と受け止めている。一方、グローバルな開発および生産の分担協業の流れが加速しており、市場・地域・顧客を見据えた「事業展開の優位性確保」が一層問われていく現状の空気を感じている。 [→続きを読む]

半導体業界の引き締めおよび今後に向けた新たな始動局面

半導体業界の引き締めおよび今後に向けた新たな始動局面

SEMICON Westが開催される時節ということか、直接あるいは間接に様々な半導体業界模様の記事が目に入ってくる。間接には、一つの新会社にまとめようとしてうまくいかなかった台湾のDRAM半導体業界の近況が一つである。 SEMICON Westからは、今後の半導体業界を見据えて若い世代に向けたメッセージが含まれる2件である。これら3件ともにそれぞれに問題意識、考え方、感じ方、いろいろ沸きあがるところがある。 [→続きを読む]

平凡な販売高の展望、技術の先行きの見方にも喝入れの必要

平凡な販売高の展望、技術の先行きの見方にも喝入れの必要

半導体業界の売上げ規模も年間$300 billionの規模になると、思い切ったコメントが難しくなっていくところがあると思うが、米SIAからのグローバル販売高月次発表でも着実、穏やかな伸びという模様眺めの表現が少し気になるところを感じている。また、「3-D chips/semis」についての記事を巡って、misleadingと指摘するコメントが即座に行き交っており、ここでも中身、実態をよく把握する必要を感じざるを得ない。両刃の刃ではあるが、関係者お互いのこと、突っ込んだ分析、きめ細やかな精度アップに向けて喝入れと思う。 [→続きを読む]

新興市場に向けた拠点・連携シフト、特にブラジルでの動き

新興市場に向けた拠点・連携シフト、特にブラジルでの動き

今に始まったことではないが、新興市場で拠点を新設、拡充したり、タテヨコ連携の構成、枠組みを新たに構築する動きが一層活発化している様相を感じている。中国、インドに続いて、ブラジルでの動きが、数年前から目に止まってきていたが、ここにきて主要プレーヤーあるいはその間の具体的な動きが続いており、日々注目している。伸びる可能性を秘めた新興市場への飽くなきアプローチが、こんどはWカップ、オリンピックを控えるブラジルに向けられている。 [→続きを読む]

ビジネスおよび伸長の種の育成、米国輸出No.1の半導体業界の訴え

ビジネスおよび伸長の種の育成、米国輸出No.1の半導体業界の訴え

本年の半導体市場予測について、プラス一桁の伸びは固まってきているが、年初時点での予測から上方修正するものと逆に下方修正するものが混在する現状となっている。米SIAは、上方修正の見方となっているが、東日本大震災のインパクトを覆ってあまりある世界市場の伸びとともに、米国輸出の第1位である半導体業界を繰り返し強調して、ビジネスおよび市場の創出につながる種の育成を推進する政策を政府に引き続き強力に訴えかけている。 我が国に置き換えてもこのような動きの必要性を強く受け止めている。 [→続きを読む]

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