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長見晃の海外トピックス

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こんどはグーグルからのタブレット、ますます慌ただしいアップデート

こんどはグーグルからのタブレット、ますます慌ただしいアップデート

タブレットそしてスマートフォンを巡るプレーヤー間の競合の事態の動きが一層目まぐるしさを増してきている。マイクロソフトに続いて今度は、グーグルが自社ブランドのタブレットを投入、アップルiPadの半額以下の価格設定としている。市場の顧客満足が如何に反応するか、間断のない仁義なき戦いの様相に映ってくる。28-nm生産capacity不足へのクアルコムの対応が引き続き注目となる一方、アップルとサムスンの間の特許、デザイン係争は、サムスンの一部機種の米国内販売差し止めという事態を迎えている。 [→続きを読む]

マイクロソフトのタブレットに市場の響き、ブルータス お前もか!

マイクロソフトのタブレットに市場の響き、ブルータス お前もか!

前回の本欄に続く市場制覇を目指した打ち上げの1つのトドメの雰囲気を感じてしまうが、気を揉ませたマイクロソフトからのタブレットの発表が行われて、上記の通り議場で刺殺された共和制ローマ末期の独裁官、ガイウス・ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の最期の言葉がタイトルに使われた記事も見られるほどである。スマートフォン、タブレットはじめモバイル機器のアップルを軸とする急拡大は、ついにマイクロソフトまで同社初めてとなるコンピュータハード製作に駆り立てているという感じ方である。 [→続きを読む]

最先端および市場制覇を目指す打ち上げ、それを巡る応酬

最先端および市場制覇を目指す打ち上げ、それを巡る応酬

半導体・エレクトロニクス業界の永続する活性化に欠かせない上記のタイトルの動きが、またまた喧しくなってきている。AppleのOSリニューアルが発表されたのに続いて、MicrosoftからはAppleに対抗してタブレットを打ち上げる動きが控えているようである。MPUの宿命のライバル、IntelとAMDの対抗するスタンスが、Heterogeneous System Architecture(HSA)結成を巡って今また垣間見えている。また、モバイル機器市場の拡大を左右する28-nm生産capacityをはじめTSMCの機敏な動きに、さらに拍車がかかっている。 [→続きを読む]

半導体、2013〜2014年の力強い伸びに向けて、新たな競合の局面へ

半導体、2013〜2014年の力強い伸びに向けて、新たな競合の局面へ

米国SIAより4月の世界半導体販売高および恒例の年2回、中期予測の発表が行われている。本年に入ってからの累積販売高は前年を5.9%下回っているが、4月の前月比伸び率が3.4%増と、2年ぶりの水準となっているとともに、中期的にも多分に今後のこの勢いの継続への期待を込めて、本年は昨年から若干の増、2013年そして2014年はそれぞれ7.2%増、4.4%増と力強く伸びるという見方が表わされている。これに反応するかのように、新たな機軸の市場創出および展開を巡る競合の様相が各方面に見え始めている。 [→続きを読む]

一段と熱気&活気、3-D ICsの本格的取り組み&市場投入

一段と熱気&活気、3-D ICsの本格的取り組み&市場投入

半導体の微細化は、急拡大のモバイル機器に向けた28-nmに対応する現状、7-nmまで見渡す今後の展開など、プロセスノードに纏わる話題が中軸となる一方、3-D ICs、すなわち垂直、縦方向にICsを積み重ねる(stacking)三次元ICsが、もう一つの微細化ソリューションとしてここ数年着実な進展を示している。最近、Wikipediaで「Three-dimensional integrated circuit」が掲載されていると知り、またロジックおよびメモリそれぞれでさらに具体的な取り組みの発表が続いている現状を受けて、以下のアップデートである。 [→続きを読む]

我が国に圧し掛かる世界経済の構図、変わらざるを得ない半導体の世界

我が国に圧し掛かる世界経済の構図、変わらざるを得ない半導体の世界

エルピーダメモリの支援入札に続いてルネサスエレクトロニクスが再建に向けた大幅な再構築を迫られる事態となって、両社の前身の一員として1970年代から半導体と共に歩み、今も業界の一角で活動している小生としては忸怩たる思いが続いている。かつて1980年から1990年代前半に世界を席巻した我が国の半導体メーカーであるが、世界のグローバル化の急進展、エレクトロニクス機器の一般消費者への急拡大という世界経済の構図からくる圧力に対して、従来システムからの変革が今また徹底的に求められている。 [→続きを読む]

スマホなどモバイル機器が織り成す半導体業界hot spots模様

スマホなどモバイル機器が織り成す半導体業界hot spots模様

世界的に熱く活発なスマートフォン、タブレットはじめモバイル機器に関連する半導体需要が追いつかず、生産枠を先行して取り込んで確保していく鬩ぎ合いの状況が見られているようである。中軸半導体を供給する半導体メーカーが急伸長を示すとともに、ファブレスとファウンドリーの関係が上記の取り合い状況を反映して構造のシフトを呈していると言われている。昨年を上回ってまたまた史上最高を更新するかどうかの本年の世界半導体販売高は、このモバイル機器のhot spots模様の広がり、濃さにかかっている。 [→続きを読む]

Obama大統領のニューヨーク州made-in-America半導体視察ズームアップ

Obama大統領のニューヨーク州made-in-America半導体視察ズームアップ

インテルの三次元トランジスタ、TSMCの28-nmファウンドリーcapacityはじめ最先端の半導体技術およびビジネス対応の動きに注目するなか、米国に製造jobsの回帰を図ろうというmade-in-America活動の一環で、Obama大統領が同国ニューヨーク州の最先端半導体関連地域、「テックバレー」の視察を行っている。今や全産業に行き渡ってその規模や広がりに大きく影響する最先端半導体の動向および技術の確立具合であり、米国半導体業界の意気込みを感じるとともに彼方の話に分け入っていかなければとの思いである。 [→続きを読む]

伸び基調が見える3月の世界半導体販売高、一方、目まぐるしい動き

伸び基調が見える3月の世界半導体販売高、一方、目まぐるしい動き

米SIAから発表された3月の世界半導体販売高は、前年同月比では7.9%減と及ばないものの前月比では1.5%増と小幅ながらも全市場地域がプラスとなっている。半導体各社の業績発表も、マイナスサイクルの底は打ったとする見方がいくつかまとまって出ており、今後への期待感が表われている。一方、エルピーダ支援の方向性が見えてきているとともに、Nokiaが長年維持した携帯電話首位の座をSamsungに譲っており、従来の日欧の大手には特に目まぐるしい動きとなっている現時点である。 [→続きを読む]

最先端半導体プロセス開発&事業化、丁々発止の最前線

最先端半導体プロセス開発&事業化、丁々発止の最前線

三次元トランジスタ、fin-FET、tri-gate技術といろいろ称されるキーワードをもつ新型トランジスタに成るインテルの22-nm製造プロセス技術プロセッサ、Ivy Bridgeが発表されている。前回はスマートフォン、タブレットの市場需要にTSMCはじめ28-nmノード生産が追いつかない事態を取り上げたが、このような最先端プロセスの事業化についてインテルとTSMCの間のジャブ応酬が垣間見える様相である。最先端の先鞭はつけている我が国であるが、肝心のビジネス収穫期でのプレゼンス、あり方がはたまた課題である。 [→続きを読む]

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