2010年6月14日
|長見晃の海外トピックス
前回の月次販売高に続いて、米SIAから世界半導体市場のmid-year予測(年央中期予測)が発表されている。調査会社からもいくつか来年以降にかけた予測データが同時に示されているが、新興市場が牽引する2010年の販売高は約30%戻して$300 Billionの大台に迫る史上最高を見込んでいる。今年の伸びを大幅に上方修正する一方で、来年、2011年については需給、価格動向などの懸念からぐっと抑えた見方となっている。
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2010年6月 7日
|長見晃の海外トピックス
新興市場の伸びが引っ張って、世界半導体市場の急激な戻し基調が続いている。米SIAから発表された4月の世界半導体販売高は、前月比2.2%増、前年同月比50.4%増となっており、前月、3月のそれぞれ4.6%増、58.3%増と比べると増加率は鈍化している。昨年の第一四半期が販売高の底であったということと、高い水準の回復基調が続いていることを物語っている。近々リリース予定の米SIAからのmid-year予測にも注目ということと思う。
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2010年5月31日
|長見晃の海外トピックス
テレビの全国放送、一般番組で我々の業界、すなわち半導体、エレクトロニクス関係の話題を目にすることが増えてきている感じがある。半導体の応用範囲がほとんどの産業をカバーするとともに、個人消費者向け市場の規模、比率がグローバルに急拡大していることを、ここでも肌身に実感している。
我が国の技術の先進性、優位性というものを、もっと一般に幅広く浸透させて支持、共感を拡げることの重要性を感じている。
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2010年5月24日
|長見晃の海外トピックス
自動車、電機大手各社の成長が見込める「新興国」と「環境」に重点投資する方針が伝えられている(5月22日付け 日経 電子版)。また、テレビとパソコンが融合する進化、新しいコンセプトのパソコン、小型端末と、新分野開拓に向けて、各社あるいは連携して取り組む動きが世界方々で見られる。それぞれの飽くなき挑戦に注目である。
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2010年5月17日
|長見晃の海外トピックス
「最先端技術の世界優位性」を旗頭に追い付け追い越せの時代は一丸で邁進してきたが、パソコン、携帯電話が急速にグローバルに普及してきている1990年代後半から最近になるほど、拡大して個人消費者がぐんと比率を増した末端市場に合わせたビジネス展開の必要性をますます感じさせられている。世界各地の市場の動きから、「グローバルに通用する優位性」というものを考えている。
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2010年5月10日
|長見晃の海外トピックス
中国経済関係の大きなプラスの伸びの数値に見飽きる感じがしていたら、春の連休明けに時を合わせるかのようにギリシャの騒動、株価乱高下、はたまた金融危機再燃の危険性が取り沙汰されている。世界の動静が即刻グローバルに伝わる今、波の早さとその振幅の一層の拡大を感じている。半導体、デバイスの世界は予想以上の需要の高まりが見えてきている現時点であるが、先行きへの慎重な見方が増していくものと思う。
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2010年5月 6日
|長見晃の海外トピックス
米SIAから発表された3月の世界半導体販売高(3ヶ月移動平均)は、3月としてはこれまでの最高を記録するとともに、通してみると2007年11月に次いで2番目となっている。事前の予想を上回っており、中国はじめ新興経済圏の需要の伸びの大きさを物語っている。メモリ、アナログ半導体はじめ市場の逼迫感を映し出す事態、事例が、日を追うごとに増えてきている感がある。
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2010年4月26日
|長見晃の海外トピックス
1日で20℃近くの気温差、満開の桜の上に覆いかぶさる雪模様、と天候不順が続いているが、もう1つアイスランドの火山爆発がある。いずれも自然の摂理にはひたすら従うしかないが、火山の影響はデバイス業界にもいくつか見られている。一方、自然に相対する最先端技術については、三次元画像の人体への影響が取り沙汰されている。こちらの方は、作り出した人の手でとにかく早急に除去していかなければならない。
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2010年4月19日
|長見晃の海外トピックス
都道府県各自治体ごとの投資誘致セミナーに出席して10年余りになるかと思うが、ここ数年は香港、中国からのそのような催しに顔を出させていただく機会がある。地域経済振興にかけるそれぞれの意気込みを感じてきたとともに、新興経済圏への急激な流れとそのエネルギーの大きさに圧倒されるものがある。我が国ならではの新技術・新製品の台頭次々なかりせば、というますます募る思いではある。
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2010年4月12日
|長見晃の海外トピックス
今回の経済不況による半導体販売高でみた底は昨年2月と見られ、1年後のこの2月の世界半導体販売高が米SIAより発表されている。前月、1月からは1.3%の僅かながら減少、一方前年同月比では56.2%増と、昨年時点の底の深さを改めて実感である。この2月は旧正月によるアジア市場の一服感があると思われ、引き続く緩やかながら堅調な回復基調および世界各国・地域での新技術、新製品の展開に注目である。
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