中国政府のIT情報開示要求に対して、存在意義が問われる経産省・産業界

先週のニュースは、米国のオラクルによるサンマイクロシステム買収を採り上げようと思っていた。この話は単なる米国企業の買収劇ではなく、SoCビジネスの大きな技術トレンドを表しているからだ。そのことについてぜひ採り上げたいと思っていた。ところが中国からとんでもないニュースが飛び込んできたため、急きょ差し替えというか、こちらの話を重点に置くことにした。 [→続きを読む]
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先週のニュースは、米国のオラクルによるサンマイクロシステム買収を採り上げようと思っていた。この話は単なる米国企業の買収劇ではなく、SoCビジネスの大きな技術トレンドを表しているからだ。そのことについてぜひ採り上げたいと思っていた。ところが中国からとんでもないニュースが飛び込んできたため、急きょ差し替えというか、こちらの話を重点に置くことにした。 [→続きを読む]
先週のニュースでみんながびっくり仰天したのは、ルネサステクノロジとNECエレクトロニクスの経営統合に関するニュースだろう。4月16日朝の日本経済新聞の1面トップ記事として採り上げられたこのニュースだが、その理由が明確ではないため疑問が多い。東芝とNECエレとの経営統合ニュースという勇み足があって間もなくこのニュースが出てきたため、またオオカミ少年か、と思う節がないわけではない。 [→続きを読む]
4月9日の週は日本の半導体メーカーが新年度を迎え、さほど大きな動きが少ない中で、米国の市場調査会社であるガートナーデータクェスト社が2008年世界半導体市場売上のトップランキングを発表した。半導体市場全体は、2008年の第4四半期に急速な市場の落ち込みにより、通年で5.4%減という結果に終わった。2001年以降、ずっとプラス成長だった半導体産業が08年初めてのマイナス成長に沈んだ。 [→続きを読む]
4月1日、台湾当局が公的資金を投入して設立する「タイワンメモリー(TMC)」社は、エルピーダを技術パートナーとして選んだことを発表した。これに対するエルピーダの広報室から、「本日、Taiwan Memory Company (TMC)より、エルピーダメモリ株式会社を同社のテクノロジーパートナーとして選択するとの発表がありました」というプレスリリースが流れた。 [→続きを読む]
先週は、次世代薄型パネルの量産中止や延期というニュース、ルネサスの500億円増資、燃料電池や太陽光への政府の補助など、ニュースには事欠かない週であった。その中からもやはり半導体ビジネスがこれからのカギを握るのであることを示唆するようなニュースが目白押しだった。逆にフラットパネルディスプレイの行き詰まりを象徴するニュースでもあった。 [→続きを読む]
先週、大手エレクトロニクスメーカーの日立製作所と東芝の社長交替というニュースが発表された。日立は2009年3月期に7000億円にも上る赤字を計上する見込みがはっきりしてきたことに対する「事実上の引責」と日本経済新聞は伝えた。同じ日経新聞が東芝の人事を西田社長から佐々木則夫副社長の昇格を、「選択と集中加速」という見出しで伝えている。東芝と日立の伝え方に温度差がある。 [→続きを読む]
2月23日付けのニュース、「マーケット」と「ニュース解説」で在庫調整が進みすぎて、その調整局面に入ったことを伝えた。ここ数カ月間在庫を絞るだけ絞ったため、その反動がやってきたという訳だ。このためこれから出荷量はやや増えていくということを述べたが、先週のニュースでもそれを裏付ける報道があった。 [→続きを読む]
ファウンドリビジネスに関して2つの大きなニュースがあった。一つは米AMD社がチップ製造部門を切り離してファウンドリとした独立企業、GlobalFoundries社が正式に設立されたこと。もう一つは米Intel社が初めて外部のファウンドリ(TSMC)を使ってチップを生産すること、である。いわゆる「日本ファウンドリ」は日の目を見ないまま消え去るのか、世界のファウンドリビジネスとの違いを考察してみたい。 [→続きを読む]
日本市場において太陽電池の熱い戦いが始まりそうだ。経済産業省が1990年代後半から始めた、太陽電池発電装置を導入する家庭に補助金を出し、さらに発電した電力を電力会社に売るというビジネスがしばらく途切れていたが、この1月から再開した。ここ2〜3年、日本の太陽電池パネル市場は毎年20%減で減少してきた。その補助金が打ち切られたからだ。再び補助金を家庭に出すことになり、太陽電池の日本市場が再び成長路線に切り替わりそうだ。こういったニュースが相次いでいる。 [→続きを読む]
先週最大のニュースは、「トヨタ、5月に増産へ」だろう。太陽電池やリチウムイオン電池など成長がはっきりしている分野の明るい話題は欠けることがなかったが、半導体応用分野でプラスへの方向の見えるニュースは久しぶりに出てきた。先週、九州福岡市にいた時に読んだ20日の朝の西日本新聞でも、トヨタの増産計画を受けて東芝の子会社である豊前東芝エレクトロニクスも自動車テールランプ用の赤色LEDを増産することになったと伝えている。 [→続きを読む]
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