グーグルのクロムOSは半導体メーカーにとってビッグチャンス、生かせるか

先週のニュースで最大のインパクトはグーグルが新型OSを発表、これを搭載する小型ノートパソコンが来年にも出てくる、というニュースだろう。ネットブックあるいはスマートブックにおけるOSとして、ウィンドウズやLinuxがあるものの、新しくかつ無料のOSとして期待がかかる。もう一つ大きなニュースは沖データがルネサスの高崎工場の一部を買い取ったこと。 [→続きを読む]
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先週のニュースで最大のインパクトはグーグルが新型OSを発表、これを搭載する小型ノートパソコンが来年にも出てくる、というニュースだろう。ネットブックあるいはスマートブックにおけるOSとして、ウィンドウズやLinuxがあるものの、新しくかつ無料のOSとして期待がかかる。もう一つ大きなニュースは沖データがルネサスの高崎工場の一部を買い取ったこと。 [→続きを読む]
6月最後の週におけるニュースで最も気になったものは、通信関係のニュース3本であり、エルピーダは予定通り日本政策投資銀行から300億円の出資を受けることが確定した。通信のニュース3本とは、欧州で携帯電話の共通の充電器を開発する計画に世界10社の携帯電話機メーカーが合意したこと、WiMAXサービスが日本でスタートしたこと、そして総務省が主導する「ブロードバンドワイヤレスフォーラム」が発足したこと、である。 [→続きを読む]
先週におけるニュースとして取り上げたいのは、インテルとノキアの提携、である。半導体メーカートップのインテルと、携帯電話メーカートップのノキアが一緒に組み、将来の小型携帯機器を作ろうとしている。違う分野の強いもの同士が組む、という将来の勝ちを意識した提携である。インテルはもはやパソコンだけのプロセッサチップの会社では生き残れないことをよく知っている。別の話題はエルピーダへのリスクである。 [→続きを読む]
先週の動きの中でLSIチップとして最も気になったニュースは、日本TIが半導体の営業拠点を5倍に増やすというニュースである。ここ1〜2日ではパワー半導体の開発に向けたニュースが出てきた。パワー半導体とはいっても電気自動車市場に向けた高温動作が可能な特殊なSiCあるいはGaNによるデバイス開発だ。 [→続きを読む]
先週のニュースで最も大きな話題をさらったのは、サンフランシスコで開催された開発者会議でのApple社の新型3G iPhoneの発表だろう。国内半導体メーカーは相変わらず、リストラクチャに力を入れたり、4〜6月期もまだ赤字が続くなどといった後向きの話があったが、後向きの話からは未来は何も見えてこない。未来を開くヒントになる話を中心にしたい。iPhone 3G Sの話、LTE免許交付の話を拾った。 [→続きを読む]
6月最初の週は、半導体産業の未来を描くニュースが多く、全て詳細な紹介はできないが、その概要だけでもお伝えしたい。ピックアップすると、インテルのウィンドリバー買収、日立・東芝のスマートグリッドへの参入、家電量販店のヤマダとビッグカメラがWiMAXネットワークに参入、三菱自動車が電気自動車i-MiEVを7月下旬に発売、そして太陽電池市場は日本が成長・欧州が縮小、と盛りだくさんだった。すべて半導体市場の未来を切り拓く話である。 [→続きを読む]
5月最後の週におけるニュースで最も気になったものは、中国独自の3G携帯電話規格TDS-CDMAを推進するチャイナモバイルが、携帯電話のキモとなる半導体チップを設計するメーカーにSTエリクソンを選んだというニュースだ。TDS-CDMAは中国独自の規格だからこそ、世界中のどの半導体メーカーもみな同じスタートラインにいたはずだ。日本の半導体メーカーにも同じチャンスがあったのである。しかし、、、。 [→続きを読む]
先週のニュースでは、米国のテキサスインスツルメンツ(TI)が筑波の研究所を6月末で閉鎖しインドと米国へ設計部門を移転させるというニュースと、東芝が携帯電話機を国内で生産せず海外のEMS(製造専門のサービス会社)に委託するというニュースに注目した。共に共通項はグローバルなパートナーシップを強化するという点である。国内だけで開発、設計、生産すべてを受け持つことは国際競争力の点から難しくなってきた。 [→続きを読む]
5月11日の週では、日本メーカーからのニュースよりも米インテルに対する制裁金のニュースが注目された。EU(欧州連合)の欧州委員会(EC)がインテルに対して、マイクロプロセッサの販売において違反があったとして10億6000万ユーロの制裁金を命じたというニュースである。2008年にECが米マイクロソフトに命じた8億9900万ユーロを超す過去最高金額になる。日本ではNECと日立がスーパーコン計画から手を引くというニュースがあった。 [→続きを読む]
新型インフルエンザのニュースに振り回されたゴールデンウィークでは、4月27日の週から2週間、半導体産業が驚くようなビッグニュースはなかった。逆に、不況を喧伝するようなトピックスが少なくなってきていることがニュースだったのかもしれない。不況脱出をにらんだグリーンテクノロジーや、有機ELテレビでのアライアンス、不況下にもかかわらず最高益を計上した任天堂など、明るさが見えてきた。 [→続きを読む]
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