Semiconductor Portal

産業分析

» セミコンポータルによる分析 » 産業分析

第3回SEMI太陽光発電技術シンポジウムから見る現状と将来展望(1)

第3回SEMI太陽光発電技術シンポジウムから見る現状と将来展望(1)

セミコンジャパン2008に併せ、第3回SEMI太陽光発電シンポジウムが幕張で開催された。太陽光発電は、長期的な展望に立った技術であるため、現状と将来への展望について、業界を代表し、研究開発的な立場から産業総合研究所太陽光発電研究センター、セルやモジュールを生産するメーカーとして三洋電機、セルの鍵となる材料のシリコン立場からスペースエナジーからの発表をまとめた。まず、産総研の講演から紹介する。 [→続きを読む]

製造装置、2009年もマイナス成長とSEMIの見通しだが、材料市場は沈まない

製造装置、2009年もマイナス成長とSEMIの見通しだが、材料市場は沈まない

SEMICON Japanに先駆けて開催された記者会見においてSEMI会長のStanley Myers氏は、来年の半導体製造装置市場の見通しを対前年比21%減の243億ドルに落ち込むだろうとの見方を示した。2008年の見通しも2007年の428億ドルから28%減の301億ドルに落ち込むため、2年連続2ケタのマイナス成長になるだろうとした。2010年にようやく318億ドルに回復すると述べた。 [→続きを読む]

携帯電話を安く作るモジュール手法をインフィニオンが公開

携帯電話を安く作るモジュール手法をインフィニオンが公開

携帯電話を安く作る方法についてドイツのインフィニオンテクノロジーズ社がマザーボード基板の上に搭載するPCBのモジュール手法を進めていることをエレクトロニカ2008と並行に開催されたWireless Congress 2008で明らかにした。講演したシニアマネージャーのThomas Tan氏によると、ローエンド携帯電話で最もコストがかかる部分はBOMだということで、BOMコストをいかに下げるかに腐心していることを述べた。 [→続きを読む]

エネルギー効率アップが環境に貢献する半導体の使命−グリーンエレクトロニカ08

エネルギー効率アップが環境に貢献する半導体の使命−グリーンエレクトロニカ08

ドイツのミュンヘンで開かれているエレクトロニカ2008は、環境問題に半導体産業がどのように関わっていくか、景気後退を迎えている現在、どのような解がありうるか、世界の半導体メーカーのCEOが議論をするCEO Roundtableが開かれた。その席上、半導体産業の未来についてネガティブな考えは全く見られなかった。もちろん、現在は世界金融危機の影響を受け景気後退局面を迎えているものの、短期的にはすぐ回復するためネガティブに考えるCEOはいない。 [→続きを読む]

統計数学的手法で半導体プロセスの歩留まりを上げる、新しいビジネスが登場

統計数学的手法で半導体プロセスの歩留まりを上げる、新しいビジネスが登場

多変量解析という学問分野がある。さまざまなデータを整理してそのデータの持つ意味を明らかにするために使う。半導体プロセス工程は700~800工程もあり、各工程の定める規格を満たしていても歩留まりは100%に達しないことがある。規格を厳しく、すなわち狭くすると本来良品なのに規格外の不良品と判定してしまえばロスになる。お金になる製品をみすみす捨ててしまうことになる。歩留まりを100%近く、しかもチップ収量も十分になるようにプロセスを構築するためのカギとなるのが多変量解析ツールだ。 [→続きを読む]

ISMI/SEMATECHが環境負荷を削減するESH Technology Centerを設立へ

ISMI/SEMATECHが環境負荷を削減するESH Technology Centerを設立へ

SEMATECHの組織の一部であるISMI(International SEMATECH Manufacturing Initiative)が、ESH Technology Centerを開設する計画があることを、ハイアットリージェンシー東京において開催されたISMI/SEMATECH Symposium Japan 2008で明らかにした。ESH(Environment, Safety, Health:環境、安全、健康)問題は世界中で気にしなくては半導体産業を将来にわたって持続させる上で欠かせなくなってきている。ISMIはESH問題をリードするアイデアを発表した。 [→続きを読む]

福岡県が日本の半導体開発をリードできるデザインセンターを開設

福岡県が日本の半導体開発をリードできるデザインセンターを開設

福岡県が将来、日本の半導体をリードしていくかもしれない。県は、2001年からシリコンシーベルト福岡プロジェクトを開始してきたが、このほど福岡システムLSI総合開発センター内に、中小企業のためのデザインツールを揃えた「システムLSI設計開発センター」をオープンした。狙いは、自分でLSIを試作できないような中小のベンチャー企業が自分のLSIを設計開発し、試作までできるようにすることである。東京など日本の中心部にさえ、まだ存在しないような設計試作のできる半導体デザインセンターとなる。 [→続きを読む]

シャープのHDD無しのブルーレイ内蔵テレビ、吉と出るか、凶と出るか

シャープのHDD無しのブルーレイ内蔵テレビ、吉と出るか、凶と出るか

シャープは、ブルーレイ録画機内蔵の液晶テレビAQUOS DXシリーズ6サイズ16機種を発表した。このシリーズは、あえてハードディスクドライブ(HDD)を内蔵せず、ブルーレイ録画機能のみを搭載することで差別化を図った。同社代表取締役社長兼COOの片山幹雄氏は、「AQUOSのメインのシリーズとする。AQUOSにはブルーレイがついているという形で頑張りたい」と語り、ともすれば価格競争に陥るテレビ市場の中で、“世界初“を謳うブルーレイ搭載で差別化を図る考えである。 [→続きを読む]

半導体の微細化はいつ止まるのか、意識調査を世界中で実施(2)

半導体の微細化はいつ止まるのか、意識調査を世界中で実施(2)

湯之上隆(ゆのがみたかし) 長岡技術科学大学 極限エネルギー密度工学研究センター 客員教授
半導体デバイスの微細化はいったいいつまで続くのか、長岡技術科学大学の湯之上隆客員教授は、日本を飛び出し、世界中の半導体研究者やリソグラフィ専門の研究者を中心にアンケート調査を1年以上かけて行った。このレポートはわずか1年間の間に実施時期によって研究者の意識が大きく変わっていることを伝えている。
(セミコンポータル編集室)
[→続きを読む]

半導体の微細化はいつ止まるのか、意識調査を世界中で実施(1)

半導体の微細化はいつ止まるのか、意識調査を世界中で実施(1)

湯之上隆(ゆのがみたかし) 長岡技術科学大学 極限エネルギー密度工学研究センター 客員教授
ムーアの法則はいつまでも続く、という意見があれば、ムーアの法則の勢いは鈍ってきた、という意見もある。ムーアの法則に従って、半導体デバイスの微細化はいったいいつまで続くのか、長岡技術科学大学の湯之上隆客員教授は、リソグラフィ専門の研究者や半導体デバイス研究者、SPIE参加者にアンケート調査を行った。このレポートは専門の研究者によって微細化の意識が違うことを伝えている。                                   (セミコンポータル編集室) [→続きを読む]

<<前のページ 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 次のページ »