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EDAの標準化提案をわずか30日で仕上げる標準化団体Accellera

EDAの標準化提案をわずか30日で仕上げる標準化団体Accellera

EDA技術の標準化団体であるAccelleraが言語ベースのVLSI設計を進め、設計の自動化を世界中へ広めようと、このほどアジア・欧州の記者向けに初めてDAC(Design Automation Conference)2008においてその活動内容を語った。エレクトロニクスの標準化はエンジニアの学会IEEEや業界団体IECがあるのにもかかわらず、なぜ独自に標準化団体を組織化するのか。 [→続きを読む]

「半導体産業は果てしない」で一致したDAC2008前夜講演会

「半導体産業は果てしない」で一致したDAC2008前夜講演会

LSI設計最大のイベントである第45回DAC(design automation conference)が始まった。ここロサンゼルス郊外にありディズニーランドの街として知られているアナハイムには、世界中からLSI設計者やツールベンダーだけではなく、ファブレス半導体メーカー、IPベンダーなどが集まった。6月9日から始まる展示会およびコンファレンスに先駆けて、6月8日夜のDAC General Chair's Receptionではアナリスト、ファブレス経営者がEDA世界の将来展望を講演した。1時間前に終わった講演会をレポートする。 [→続きを読む]

ルネサス、2008年度売上・利益ともほぼ横ばい、後半の強さ見えず

ルネサス、2008年度売上・利益ともほぼ横ばい、後半の強さ見えず

サブプライムローン問題に端を発した今回の不況の影響は、2008年の少なくとも前半までは続きそうだ。ルネサステクノロジの伊藤達会長兼CEOは、2008年の見通しについて市場は期待薄で、ルネサス自体も対前年度比2%と微増の9700億円という売り上げ見込みを示した。営業利益は前年の436億円に対して市場の弱含みと為替差損を考慮して410億円の微減を見込んでいる。 [→続きを読む]

遅ればせながら設立にこぎつけたフラッシュ合弁のNumonyx

遅ればせながら設立にこぎつけたフラッシュ合弁のNumonyx

米Intel社のNORフラッシュ部門と伊仏合弁のSTMicroelectronics社のフラッシュメモリー部門が合併して新たにNumonyx社を設立することが決まっていたが、このほどようやく設立にこぎつけ、日本法人ニューモニクス・ジャパン合同会社もほぼ同時に立ち上げた。サブプライムローン問題の影響で資金調達が難しくなっていたため、正式な設立も遅れたが、2008年第1四半期内(3月末)には設立するという約束通りにはなんとかこぎつけることができた。 [→続きを読む]

特集:英国株式会社(最終回) 健全な経済効果を求める産学共同サイクル

特集:英国株式会社(最終回) 健全な経済効果を求める産学共同サイクル

これまで見てきたように、エレクトロニクス・イノベーションのエコシステムができている、ケンブリッジとブリストル地域では、産学協同が盛んである。ともに大学があり、ベンチャーが集う街でもある。両地域とも、大学が社会に役立つ応用研究に力を入れ、社会に還元するという役割をはっきりと意識した産学共同プログラムを進めている。 [→続きを読む]

Makimoto's Wave の意味するもの

Makimoto's Wave の意味するもの

テクノビジョンコンサルティング代表 牧本次生 Makimoto's Wave を提唱した牧本です。今回のセミコンポータル社の記事を大変興味深く、またある種の感慨と共に拝読しました。私がこのコンセプトを着想したのは20年も前の1987年です。今なお半導体の最前線で活躍されている方々の関心を集めているということは、ウエーブのコンセプトの中に半導体技術の宿命である普遍的で永続的な課題が含まれているからだと思います。 [→続きを読む]

特集:英国株式会社(10)大学がベンチャーを支援

特集:英国株式会社(10)大学がベンチャーを支援

「エレクトロニクス・イノベーションのエコシステムができている代表的な地域は、ケンブリッジとブリストル地域だろう」とBERR Deputy DirectorのTim Goodship氏はみる。ともに大学があり、ベンチャーが集う街になっている。両地域とも、新しいベンチャービジネスが芽生えている。この二つの地域では大学発ベンチャーを生み、育て、世界企業と対等に競争できる企業へと向かわせよう、という目的意識を持って、これからのベンチャーに競争力を持たせるように育成している。それだけではない。 [→続きを読む]

特集:英国株式会社(9)イノベーティブな企業を生む政府の仕掛け

特集:英国株式会社(9)イノベーティブな企業を生む政府の仕掛け

イノベーティブな技術を持つベンチャー企業を紹介してきた。どの半導体チップも世界中の競合製品と比べると、性能、機能、価格などの点できらりと光るものがある。こういったイノベーティブな企業は英国でしか生まれないのだろうか。いや、決してそのようなことはない。英国は、イノベーティブな技術を持つベンチャー企業を生み、育成する仕組みを導入したからこそ、できるようになった。官民を挙げて、民間企業が自由に参入し、世界のメーカーと競争できる仕組み、すなわちサッチャー改革を継続してきたことがそのカギとなっている。 [→続きを読む]

SPI主催 半導体エグゼクティブフォーラム・レポート(3)

SPI主催 半導体エグゼクティブフォーラム・レポート(3)

アームは32ビットマイクロプロセッサを始めから開発してきたが、チップとはせずにIPコアとして販売してきた。当初は資金がないためプロセッサIPコアのライセンス販売というビジネスモデルを展開してきたが、結果的にこれが大当たりした。2007年までにARMコアを搭載したチップは累計で100億個を超えたという。アーム代表取締役社長の西嶋貴史氏がそのビジネスモデルについてセミコンポータル主催の半導体ビジネス戦略セミナーで語った。講演の題名は「ARM IPビジネスモデルの半導体産業における意味」である。 [→続きを読む]

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