Semiconductor Portal

産業分析

» セミコンポータルによる分析 » 産業分析

予想外に一般家庭に早く普及しそうなLEDダウンライト照明

予想外に一般家庭に早く普及しそうなLEDダウンライト照明

LED(発光ダイオード)照明が家庭に入ってくる日は案外早いかもしれない。LED照明の特徴はなんといっても消費電力が白熱灯よりも1/5〜1/10と小さいことだが、ネックは価格が高いことである。東芝ライテック事業本部 施設・屋外事業部LED企画部 部長の通島茂夫氏が8月末の電子情報産業技術協会(JEITA)主催の講演会「電子機器及び電子デバイス関連の動向」において、2005年度に250円/Wだった価格が2007年7月に80円/Wまでコストダウンでき、さらに2011年度には50円/Wにまで下がるという見通しを発表した。 [→続きを読む]

AMAT、5-7月期売上は前年同期比28%減、半導体の大幅減をソーラーが一部補完

AMAT、5-7月期売上は前年同期比28%減、半導体の大幅減をソーラーが一部補完

アプライドマテリアルズジャパンは米国本社が8月12日に発表した第3四半期(5−7月)決算(プレスリリース:http://www.appliedmaterials.co.jp/news/080813.pdf)の詳細を説明した。既報の通り、売上で前年同期比28%減、第2四半期からも14%減の18億5000万ドル、利益は前年同期比65%の大幅減、第2四半期からも48%減の1億6500万ドルであったことを報告した。 [→続きを読む]

携帯電話端末依存からの脱却を目指し、品種を拡大していくTI

携帯電話端末依存からの脱却を目指し、品種を拡大していくTI

米テキサス・インスツルメンツ社は、DSPビジネスを医用や車載向けなどエマージング市場に拡大し、アナログ製品の生産能力を2008年1Qから2009年1Qまでの1年間に29万枚から34万枚に拡大させることを、このほど発表した。DSPは2008年4Qから2009年1Qにかけて4つの製品シリーズ、15品種を順次、市場へ投入していく計画である。いずれも従来の同社製品と比べ性能を確保しながら消費電力を1/2程度に減らしたものになる。 [→続きを読む]

IPビジネスで成功する方法―Imagination社にみる秘訣

IPビジネスで成功する方法―Imagination社にみる秘訣

SoC(システムオンチップ)に設ける回路の一部であるIP(知的財産)でビジネスに成功したという日本企業はまだいない。2〜3次元グラフィックスコアや全世界のデジタルテレビに対応する受信回路IPを販売してきた英国のImagination Technologies社がこのほど黒字への転換に成功した。プロセッサコアでは英ARM社や米Tensilica社、英ARC International社などが手掛けているが、プロセッサ以外のコアで成功したところは珍しい。秘訣は何か。 [→続きを読む]

「医療ヘルスケア機器を携帯サイズに」―アナデバのヘルスケア戦略

「医療ヘルスケア機器を携帯サイズに」―アナデバのヘルスケア戦略

「医療ヘルスケア機器を携帯サイズに」。アナログ・デバイセズ社はこれからの医療・健康診断(ヘルスケア)機器を携帯サイズにするためのチップ開発に注力することを明らかにした。5年前に、いろいろな組織から集めながら本業の片手間としてスタートしたヘルスケアICの開発チームを、本年になり専業のチームに昇格させた。製品ポートフォリオを拡げるため7月に入り、医療機器向けのA-Dコンバータを2品種発売した。 [→続きを読む]

カーエレの中の新市場を切り開くNXPの自動車戦略

カーエレの中の新市場を切り開くNXPの自動車戦略

成長すると期待されているカーエレクトロニクス市場にオランダNXP Semiconductor社が遅ればせながら注力し始めた。米国市場調査会社のStrategy Analyticsの調べによると、NXPはFreescale Semiconductor、Infineon Technologies、STMicroelectronics、ルネサス、NECエレクトロニクスに続く6位だという。NXPはカーエレの中のどの市場を狙うのか。 [→続きを読む]

EDAビッグスリーに食い込み急成長するMagma社、カギは並列演算技術

EDAビッグスリーに食い込み急成長するMagma社、カギは並列演算技術

LSI設計EDA(electronic design automation)の世界ではトップスリー、すなわちCadence Design Systems、Mentor Graphics、そしてSynopsysの3社が支配している。3社だけで市場シェアは70〜80%といわれており、新規参入の機会は少ないと思われていた。しかも新規のベンチャーが起業し成長するとすぐに大手が買収してしまうという構造を繰り返してきた。このためいつまでたってもビッグスリーが市場シェアを独占するという状態が続いてきた。ここに風穴が開き始めた。 [→続きを読む]

EDAの標準化提案をわずか30日で仕上げる標準化団体Accellera

EDAの標準化提案をわずか30日で仕上げる標準化団体Accellera

EDA技術の標準化団体であるAccelleraが言語ベースのVLSI設計を進め、設計の自動化を世界中へ広めようと、このほどアジア・欧州の記者向けに初めてDAC(Design Automation Conference)2008においてその活動内容を語った。エレクトロニクスの標準化はエンジニアの学会IEEEや業界団体IECがあるのにもかかわらず、なぜ独自に標準化団体を組織化するのか。 [→続きを読む]

「半導体産業は果てしない」で一致したDAC2008前夜講演会

「半導体産業は果てしない」で一致したDAC2008前夜講演会

LSI設計最大のイベントである第45回DAC(design automation conference)が始まった。ここロサンゼルス郊外にありディズニーランドの街として知られているアナハイムには、世界中からLSI設計者やツールベンダーだけではなく、ファブレス半導体メーカー、IPベンダーなどが集まった。6月9日から始まる展示会およびコンファレンスに先駆けて、6月8日夜のDAC General Chair's Receptionではアナリスト、ファブレス経営者がEDA世界の将来展望を講演した。1時間前に終わった講演会をレポートする。 [→続きを読む]

ルネサス、2008年度売上・利益ともほぼ横ばい、後半の強さ見えず

ルネサス、2008年度売上・利益ともほぼ横ばい、後半の強さ見えず

サブプライムローン問題に端を発した今回の不況の影響は、2008年の少なくとも前半までは続きそうだ。ルネサステクノロジの伊藤達会長兼CEOは、2008年の見通しについて市場は期待薄で、ルネサス自体も対前年度比2%と微増の9700億円という売り上げ見込みを示した。営業利益は前年の436億円に対して市場の弱含みと為替差損を考慮して410億円の微減を見込んでいる。 [→続きを読む]

<<前のページ 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 次のページ »