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セミコンポータルによる分析

ガレージ実験室から始まったHewlett-Packard社をルーツに持つKeysight TechnologyがSiCやGaNなど高速パワーデバイスのダイナミック特性を測る計測器「PD1550A」(図1)をKeysight World 2023で展示した。もともと高周波測定機に強いKeysightが、パワー半導体の測定にもその強みを発揮する。特にSiCのスイッチング動作に悩まされてきたエンジニアには福音となる。 [→続きを読む]
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シミュレーション技術はかつてCAE(Computer Aided Engineering)と呼ばれ、機械や自動車など3次元構造の目的物に適用されることが多かった。電子回路では電子の動き(電流)が目に見えずシミュレーションは部分的にしか使われてこなかった。しかし、3次元ICや先端パッケージなど3次元構造になるにつれシミュレーションは半導体技術と近づいてきた。シミュレーション企業Ansysは、「2023 R2」をリリース、3D-ICなど充実させてきた。 [→続きを読む]
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2023年7月における日本製半導体製造装置の販売額は、前月比8%増の2800億4100万円となった。これまで2023年3月をピークに落ち続けていたが、ようやくプラスに転じた。この前年同月比でのプラスへの変化は本物だろうか。それを解くカギの一つは3カ月の移動平均値で表現していることにある。 [→続きを読む]
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米国時間8月23日、グラフィックスプロセッサのNvidiaの決算発表に期待が集まっていた。何せ3カ月前の決算報告の時に、今期(2023年5〜7月期)の売上額は、1年前より64%増の110億ドルという、半導体不況の中でとてつもない予想を見込んでいたからだ。結果はそれよりもさらに多い約2倍強の135億ドルという結果だった(表1)。また、Armの上場に関して、主要な顧客が株を買うという記事も目立ち始めた。 [→続きを読む]
NvidiaがComputex Taipeiで生成AI向けの最新チップGH200(図1)を発表し、それを「Grace Hopper」と名付けた。GraceはCPU部分、HopperはGPU部分を指している。実はその前にAMDもMI300Xという生成AI向けのGPUチップを発表しているが、ここでもCPUとGPUを組み合わせて使う。なぜか。 [→続きを読む]
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AIチップの市場規模が2022年現在で442.2億ドル、2023年は前年比20.9%増の534.45億ドル、2024年には同25.6%増の671.48億ドルに成長するという予測をGartnerが発表した。これによると、2027年には2023年の2倍以上の1194億ドル(1.7兆円)という販売額になりそうだ。 [→続きを読む]
これからの先端パッケージ時代に欠かせなくなるチップレットを使う2.5D/3D-ICをどのようにしてテストをするかが、重要なテーマになってきた。2023年9月12~14日に島根県の松江市(図1)で開催されるThe 7th IEEE International Test Conference in Asia(ITC-Asia)では、チップレットのテストが話題になりそうだ。 [→続きを読む]
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ここ1〜2週間でApplied Materialsと東京エレクトロンら製造装置メーカーの決算発表が行われた。共に地域別では中国売上が最も多く、中国市場で稼いだという構図がよく見える。また減収減益だが、製造装置は共に底のようで、回復の兆しは見えている。半導体投資は2023年を通せば4年ぶりの減額だが、24年は回復するだろう。 [→続きを読む]
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世界半導体市場は不況の底から脱出しつつある。2023年第1四半期(1Q)を底として2Qが前四半期比(QoQ)で4.2%増の415.1億ドルになり、3QもQoQでさらに10%増加すると予想されている。前年同期比(YoY)ではまだ2桁%のマイナスであるが、少しずつ上向いている。このことはSPIマーケットセミナーでも議論するが、少なくともデータを見る限り確かだ。 [→続きを読む]
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フラッシュメモリの国際会議であるFlash Memory Summit 2023において、Most Innovative Flash Memory startup部門で最優秀賞を英国のスタートアップQuinas Technologyが受賞した(図1)。この新型メモリは量子力学的な井戸型ポテンシャルの共鳴トンネル現象を利用して電荷を出し入れする方式のデバイス。Quinasは英ランカスター大学の発明を事業化する企業。 [→続きを読む]

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