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セミコンポータルによる分析

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TSMCの第1四半期売上額から予想する、今年の半導体景気

TSMCの第1四半期売上額から予想する、今年の半導体景気

TSMCの3月の売り上げが発表され、第1四半期における同社の売上額が判明した。台湾ではIT主要各社の月次売り上げが発表されている。各社の詳細な業績内容は、今後の決算報告を待つしかないが、少なくとも売上額は市場の広がりを知ることができる。このことから2024年の半導体市場をある程度、推測できそうだ。詳細な決算発表は4月18日。 [→続きを読む]

パソコン出荷台数がようやくコロナ前に戻った

パソコン出荷台数がようやくコロナ前に戻った

世界のパソコン出荷台数が久しぶりにプラスに転じた、と米市場調査会社のIDCが発表した。2024年第1四半期におけるパソコンの出荷台数は、前年同期比1.5%増の5980万台になった。新型コロナ前の2019年第1四半期の6050万台に並ぶレベルにまでやっと戻ってきたとしている。 [→続きを読む]

STMicroelectronics、AI・IoT応用を意識、マイコンのポートフォリオを拡大

STMicroelectronics、AI・IoT応用を意識、マイコンのポートフォリオを拡大

STMicroelectronicsがマイコンの製品ポートフォリオを拡大してきた。小さな太陽電池で動作するエネルギーハーベスティング用途のマイコンから、さらにはハイエンドマイコンとしてコスト効率の高いCortex-A35とCortex-M33を集積するSoC+MCUまでSTM32シリーズとして拡大した。今後18nmノードのFD-SOIプロセスPCMメモリ集積マイコンも24年後半サンプル出荷する予定だ。 [→続きを読む]

台湾大地震、TSMCの回復力は高そう、震度5の新竹でも80%以上復旧

台湾大地震、TSMCの回復力は高そう、震度5の新竹でも80%以上復旧

4月3日に発生した台湾の大地震によるTSMCへの影響はどうだったか。徐々にそれが明らかになりつつある。地震から数日たち、TSMCは地震からの回復力(Resilience)が高そうだ。また、熊本のJASMを訪問しているTSMCのC.C. Wei CEOは、第2工場を第1工場と同じ菊陽町に建設すると述べた。 [→続きを読む]

日台相互協力が今後の半導体の鍵に〜2024年台湾半導体デーから

日台相互協力が今後の半導体の鍵に〜2024年台湾半導体デーから

台湾地震に遭われた方々にお見舞い申し上げます。 その前日(4月2日)、東京で「2024年台湾半導体デー」が開催された。台湾のPSMC(Powerchip Semiconductor Manufacturing Corp.)は宮城県に日本のSBIと共同でファウンドリ工場を建設する予定であり、そのPSMCの会長兼CEOのFrank Huang氏がこのイベントで講演した。 [→続きを読む]

3月に最もよく読まれた記事は、2023年の世界半導体企業ランキング

3月に最もよく読まれた記事は、2023年の世界半導体企業ランキング

2024年3月に最もよく読まれた記事は、「2023年世界の半導体企業、トップは2年続けてTSMC」であった。これはファウンドリも含めた世界の半導体企業のランキングをセミコンポータルでまとめたもの。各社の1〜12月の決算報告をまとめてランキングを算出した。 [→続きを読む]

クルマ用SoC開発に向け、新コンソシアムASRAが始動

クルマ用SoC開発に向け、新コンソシアムASRAが始動

新しいクルマ用SoCを開発するためのコンソシアム「ASRA(Advanced SoC Research for Automotive)自動車用先端SoC技術研究組合」が初めて説明会を開催した(図1)。このコンソシアムでは基本的に、チップレットを中核に据え、自動車メーカーが持つ電子システムのプラットフォームにするための集積回路を開発する。競争と協調の線引きはどうなるのか。 [→続きを読む]

半導体製造の本格回復期25年度に合わせ、工場新設が相次ぐ

半導体製造の本格回復期25年度に合わせ、工場新設が相次ぐ

工場建設の動きが相次いでいる。ソニーセミコンダクタソリューションズはタイの半導体後工程工場を完成させ、京セラは鹿児島と長崎に工場を増設する。韓国のSK Hynixは米国に工場を建設すると報じられた。三菱ケミカルグループはドイツの事業拠点で半導体用の精密洗浄能力を5割拡大した。研究開発フェーズではキオクシアが研究所を再編、大日本印刷は2nmのフォトマスク製造プロセス開発に着手した。 [→続きを読む]

Intel、AI時代のシステムファウンドリをIFSの目標に設定

Intel、AI時代のシステムファウンドリをIFSの目標に設定

Intelは、2月に「Intel Foundry Direct Connect 2024」を開催、その一部(参考資料1)をすでに報告したが、その詳細が明らかになった。Intelは自らを「AI時代のシステムファウンドリ」と呼んでいるが、その中身を明確に定義した。現在は世界ランクで10位付近にいるが、2030年までにTSMCに次ぐ第2位になる、と明言している。 [→続きを読む]

2nmのマスク製作期間を格段と短縮するNvidiaのcuLithoとSynopsysのOPC

2nmのマスク製作期間を格段と短縮するNvidiaのcuLithoとSynopsysのOPC

2nmプロセスでは、EUVといえどもOPC(光学的近接効果修正)が必要になってくる。EUVの13.5nmという波長ではパターンをそのまま加工できなくなってきたからだ。2nmプロセスだと複雑すぎて試行錯誤的なアプローチはもはや使えない。計算機利用のリソグラフィの出番となる。NvidiaとTSMC、Synopsys、ASMLは、昨年エコシステムを構築したが(参考資料1)、TSMCの量産ラインに計算機リソを導入していることが明らかになった。 [→続きを読む]

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