2024年9月19日
|産業分析
Texas Instrumentsは、DLP(Digital Lighting Processing)ディスプレイのコントローラ(図1)とDMD(Digital Micromirror Device)などのチップセットを一新させた。DMDはMEMS技術を使って、画素ごとに微小なアルミのミラーを操作して光を反射させるプロジェクタに使う半導体チップ。この度4KのUHD(Ultra-High Definition)ディスプレイ駆動チップセットを発売した。
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2024年8月28日
|経営者に聞く
2023年6月にエイブリックの代表取締役社長執行役員に就任した田中誠司氏。2024年6月末には、経営のプロであり、エイブリックの会長兼ミネベアミツミの専務執行役員であった石合信正氏が退任され、田中社長はミネベアミツミの事業執行役を引き続き担っている。社長就任から1年経ち、エイブリックはどう変わったか。
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2023年12月 8日
|産業分析
Infineon Technologiesがセンサをこれまでのクルマ応用から、スマートフォンやレーダ、3D ToFイメージセンサ、CO2の環境センサへとさまざまな分野へ拡大してきた。もともと車載用途ではヨーレートセンサや加速度センサなどMEMS技術を駆使したセンサでは実績があった。最近はその用途を拡大している。MEMSマイクロフォンではトップに立った。
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2023年10月18日
|技術分析(半導体応用)
CEATEC 2023のCEATEC Awardのデバイス部門において、香川大学とJST-CRESTグループがグランプリを受賞した(参考資料1)。薄いティッシュペッパーの手触りとぬくもりを感じるMEMS触覚センサを開発し、人間よりも正確に手触り感触をつかめるようにデジタル化したことが受賞理由である。どの程度、正確なのか。
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2023年9月29日
|技術分析(半導体製品)
MEMSタイミングデバイスがこれまでの温度制御型水晶発振器並みの精度を高めるようになった。しかも水晶よりもずっと小型で、長時間の使用中にも性能劣化が少なく、長期、中期の信頼性も高い。この新製品「Epoch Platform」(図1)を開発したSiTimeは、データセンターや航空宇宙、産業などインフラ用向けの高精度クロック市場を狙う。
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2022年2月22日
|技術分析(半導体製品)
Analog Devices Inc.は、Maxim Integratedを買収したが、オートモーティブワールドに出展を予定した新製品にその成果を見ることができる。自動車はこれから半導体デバイスが成長する応用分野の一つである。電気自動車(EV)には欠かせないBMS(バッテリマネジメントシステム)と、運転手の健康状態を検出するバイタルセンシングで見てみよう。
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2021年11月18日
|産業分析
米Texas Instruments社は、リチャードソン第2工場と、Micronから買ったユタ州リーハイ工場に続き、300mmの新工場を2022年にシャーマン市に建設し始めることを発表した(参考資料1)。アナログと組み込みプロセッサの製品を生産する。新工場の場所は、テキサス州北東部でオクラホマ州との州境近くにあり、ダラスから80kmほどの地区。
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2021年6月15日
|技術分析(半導体製品)
Texas Instrumentsは、リアルタイム制御を狙ったA-Dコンバータの製品ポートフォリオを広げた。このほど、分解能14ビット、サンプリング速度125MS/sのADC3664から、同18ビット、65MS/sのADC3683など、分解能は14/16/18ビットでサンプリング速度10/65/125 MS(サンプル)/sながら消費電力は71〜100mW/チャネルの製品群ADC3660シリーズを発売した。
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2020年9月17日
|技術分析(半導体製品)
Texas Instruments (TI) はIC製品とリンクした電子回路シミュレータ「PSpice for TI」をリリース(図1)、ダウンロード可能になった。電子回路設計者は、無料でダウンロードできるこのツールを使って、電子回路を予めコンピュータシミュレーションできるため、製品の市場投入を短縮できる。
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2020年6月 3日
|市場分析
2019年におけるアナログICメーカーのトップテンランキングがIC Insightsから発表された。第1位のTexas Instrumentsは102億2300万ドルと前年比5%減ながらトップを維持した。アナログではTIが断トツ1位を続けている。IC Insightsは、アナログIC全体の成長率を出していないが、計算すると前年比は8.6%減になる。算出方法を示そう。
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