2009年4月24日
|技術分析
富士通マイクロエレクトロニクスは、ビデオストリームを伝送するのに適したIEEE1394インターフェース規格を自動車に応用することを提案、これを1394 Automotiveと呼び、そのコントローラチップMB88395をこのほどサンプル出荷し始めた。1394規格は当初の400Mbpsから今や3.2Gbpsまで標準化されており、今回は800Mbpsのデータレートで伝送できるチップである。カーエレに1394がどのようなインパクトを及ぼすか。
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2009年4月21日
|技術分析
アンチヒューズ方式のFPGAを売り物にしていた米QuickLogicが製品戦略の方針を変えた。狙う市場は携帯電話やPDA、PND(パーソナルナビゲーションデバイス)などの携帯機器。このため汎用のインターフェースを揃えながら、しかもユーザーごとにカスタマイズするプログラマブルな部分も残す。こういった方式をCSSP(customer specific standard products)と呼び、かつてのコア技術を生かしながら、今のユーザー仕様を満たしていくという、新戦略に打って出た。
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2009年4月20日
|技術分析
ベルギーの研究開発会社IMECが次世代ネットワーク、通信技術向け半導体チップおよび関連ツールの開発に力を入れ始めた。4月はじめに米国カリフォルニア州サンノゼで開かれた組み込みシステム展(Embedded Systems Conference)において、フレキシブルで消費電力が低くチップ面積も小さなプロセッサを開発、さらにマルチコア用のプログラム開発ツールも開発していることを明らかにした。いずれも次世代ネットワークへの応用を狙う。
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2009年4月16日
|技術分析
白熱灯や蛍光灯といったチューブから固体のLEDへと照明源が変わりつつある。さらにその先には有機EL照明が主力になるというトレンドがはっきり見えてきた。リード・エグジビション・ジャパンが開催した第1回次世代照明技術展において、このような方向を大手照明器具メーカーが認識していることを明らかにした。パナソニック電工と、ドイツのOSRAM、米国のGE、オランダのPhilips社が2015年以降には有機EL照明が市場の一角を占めているだろうと予想した。
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2009年4月14日
|技術分析
プログラマブルロジックの米Altera社CEOのJohn Daane氏は、ASICやASSPと比べてPLDはより微細なプロセスを使えるようになり、同時に少量多品種製品の時代を迎え産業用分野で、より価格に見合うデバイスになってきたことを、米広報会社Globalpress Connectionsが主催したeSummit2009において述べた。PLDが微細化時代と共にますます有利に働くようになってきたことを強調した。
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2009年4月14日
|技術分析
LSIの低消費電力設計が回路やデバイス・プロセスだけではなく、システム設計のレベルから必要になってきた。「消費電力の低減こそがいま、エレクトロニクス製品を差別化できるカギとなるパラメータだ」。米Mentor Graphics社CEOのWalden Rhines氏は、米国の広報会社Globalpress Connectionsが主催したeSummit2009において、このように述べ、システムアーキテクチャから低消費電力設計を行えば1/10〜1/20に低減できるとした。
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2009年4月 8日
|技術分析
米サイプレス セミコンダクタ社は、LED照明の色合いや強度の調光ができる1チップのインテリジェントLEDドライバ、PowerPSoCを製品化する。これまで照明用のLEDドライバはアナログ半導体メーカーから製品は出ていた。しかし、そのドライバ出力でゲートを駆動するパワーMOSFETも搭載し、ドライバ回路そのものを制御するマイコンまで集積したLEDドライバはなかった。
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2009年4月 6日
|技術分析
組み込みシステム時代のプロセッサはビジネス形態も技術も大きく変わる。その変貌の様子をさらに伝えていく。前回の例はマルチコアプロセッサの開発を楽にするためのツールであったが、今回はアプローチの異なるプロセッサの例を二つ紹介する。一つはエジンバラから、もう一つはケンブッジから生まれたプロセッサで、共にアーキテクチャがこれまで進んできた方法と違う。
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2009年4月 6日
|技術分析
マイクロプロセッサが汎用的ではなくなるかもしれない。プロセッサの得意なアプリケーションに応じて、最適なプロセサが活躍する。これまでのマイクロプロセッサは、パソコン用がメインで、それもインテル、AMDだけが市場を占めるという自由主義経済とは思えない状況が支配してきた。パソコンからポストPCの時代へと叫ばれて久しいが、ポストPC、すなわち組み込みシステムの時代に入っているため、各組み込みシステムに応じた最適なマイクロプロセッサが求められるようになってきた。ここに成長のチャンスがある。
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2009年4月 1日
|技術分析
次のMEMSデバイスで重要な技術は何か。米国の広報会社Globalpress Connectionが主催したeSummit2009において、このテーマをパネルディスカッションで議論を交わした。Analog Devices、Maxim Integrated Products、Microvision、VTI Technologies、Kionixが壇上でMEMSの次の技術を議論した。このメンバーだけを見ると違和感を覚えるが、議論が始まると最適な人材が集まったといえるまともな議論が展開された。
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