航空機関連産業は成長の機会〜三菱重工、川崎重工など大型投資相次ぐ

「三菱重工業やホンダの小型ジェット機の国産化が話題になっている。しかしながら、なにゆえに値段のはる戦闘機や大型旅客機を日本は作らせてもらえないのか。誠に不思議である」。筆者が、シェールガス革命の一大インパクトで航空機産業が爆発する、というテーマで講演していた時に、会場から出た素朴な質問であった。 [→続きを読む]
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「三菱重工業やホンダの小型ジェット機の国産化が話題になっている。しかしながら、なにゆえに値段のはる戦闘機や大型旅客機を日本は作らせてもらえないのか。誠に不思議である」。筆者が、シェールガス革命の一大インパクトで航空機産業が爆発する、というテーマで講演していた時に、会場から出た素朴な質問であった。 [→続きを読む]
米SIAより月次世界半導体販売高が発表され、前回の2013年販売高最高に続いて、今回は1月として史上最高を記録という内容である。1月販売高を地域別に改めて見ると、アジア大洋州が56.6%と半分以上を占め、以下、米国が21.3%、欧州11.0%、我が国10.7%となっている。昨年の1月と比べた伸び率では、米国が17.3%増とトップ、我が国だけが減少している。SIAからは、世界を引っ張る米国の革新、なかんずく半導体業界の重要性を政府および議会にアピールする記事が、これも恒例、強烈なメッセージで表わされている。 [→続きを読む]
携帯電話関連世界最大の「Mobile World Congress(MWC) 2014」(2月24-27日:Barcelona, Spain)が開催されて、64-ビット、LTE-Advanced、8-および6-コアはじめ最先端の動きとともに、スマートフォンも新興経済圏が伸びを牽引、低価格化に歯止めがかからず伸び率が鈍化していく現状を感じさせている。かつてのメモリとノンメモリ、汎用から専用へと、低価格の止まらない波に対抗して、付加価値そして売上げの拡大に駆け巡った半導体業界の経緯に共通する受け止め方を強くしている。 [→続きを読む]
新興経済圏の伸び、先行きについての懸念が漂うなか、中国そしてインドにおける関連する動きに注目せざるを得ないところがある。中国については、市場の飽和感、そして各国、大手メーカーとの通商摩擦が、また、インドについては、懸案の半導体fab建設、IBM再構築の波紋と、こちらは現下の具体的な動きとして注目する材料となっている。スマートフォン市場も、新興経済圏では廉価版が伸びて、high-end機種の浸透が鈍いことなど、現時点を象徴する動きと受け止めている。 [→続きを読む]
2013年の世界の半導体設備投資は約5兆円で横ばい、と分析されている。ご存じのように半導体の世界市場は30兆円で微増状態であるが、かつてのような高成長はとても望めない状況になっている。それでも多くの調査会社やアナリストは、2014年の半導体設備投資が15%増と予想する向きが多い。基本的にはフラッシュメモリやDRAMなどの投資が増えてくると見通しているからだ。 [→続きを読む]
スマートフォン、アップル対応がやはり大きなビジネスの動きとして見えている一方、第61回を迎えるという「International Solid-State Circuits Conference(ISSCC)2014」のテーマは"SILICON SYSTEMS BRIDGING THE CLOUD"とやはりその先を行く表現となっている。IBMの半導体売却の動きに代表される直近の製造切り離しの流れのなか、Intel、Samsung、TSMCはじめ残るIDM、ファウンドリーの間での最先端技術へのアプローチ、そしてビジネス最前線の対応の動きに注目するこの時期ではある。 [→続きを読む]
米国ラスベガスで1月7日から10日まで開かれた2014 International CESでは、スマートフォンのコモデティ化も見られ、新しいジャンルとしてウエアラブルデバイス(Wearable device)が注目されて多くの展示があった。多くの場合、ウエアラブルデバイスはスマートフォンとワイアレスで連動する形で提案されている。形態的にはスマートウオッチ(腕時計型)、リストバンド型、スマートグラス(ARメガネ)、衣服や体に装着するものなどが展示された。 [→続きを読む]
米Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、今回は2013年12月、そして2013年の年間データである。2013年全体では$305.6 billionと、このデータで初めて$300 billionを越える結果となっている。大きく伸びた2010年の$298.32 billionからの足踏み状態からの脱却ではあるが、パソコンからスマホ、タブレットに急激に移行している中、牽引する新興経済圏でのGDP成長率鈍化、乱立競合模様があって、本年も$300 billion越えが安定するかどうか、予断を許さないところがある。 [→続きを読む]
東北大学の佐藤ら(敬称略)は電子スピンに情報を記憶させる新しいメモリ技術を開発し、米国ワシントンD.Cで2013年12月開催された国際学会IEDM(International Electron Devices Meeting)において発表したと、12月10日の日本経済新聞は報じた。スピンは直観的に電子の回転になぞらえることができるので、上向きのスピンに例えば”1”を割り付け、下向きのスピンに”0”を割り付けることが可能になる。 [→続きを読む]
世界の経済情勢に対応したエレクトロニクス・半導体業界での戦略的な動きが表われてくるこの時期、タイミングという理解があるが、今年は、Google、Facebookが引っ張って、Samsungが加わり、モバイル機器、特許、データセンターを軸に、アップル包囲、インテル対抗という構図が見えてくる。スマートフォンも新興経済圏が牽引する色合いが強まるなかの動きであるが、半導体の最先端を引っ張るインテル、Samsungそしてファウンドリー勢、それぞれの凌ぎ合いの動きが今後の大きな原動力の1つとなってくる。 [→続きを読む]
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