2014年7月 7日
|長見晃の海外トピックス
IBMが半導体fabs売却を検討という報道が続き、時代の一区切りという見方も出てくる一方、同社の研究所ではシリコンに代わりnanotubeトランジスタがいよいよ出番にという先行きが発信されている。今年は、IBMの例が特に軸と感じるが、Moore則、そしてシリコンscalingの限界、あるいは打開を巡る議論が、SEMICON West(7月8-10日:Moscone Center in San Francisco)を迎えるこのタイミングにまたぞろ噴出している。技術のみならずビジネスとしてのブレイクスルーを図る業界挙げての猛突進に、本当に期待である。
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2014年7月 4日
|泉谷渉の視点
「これはどうしたことだ。このような一気に来る発注はさすがに見たことがない。長らく半導体設備投資が低迷したためにこれを作る設備や人員がすぐには間に合わない。凄まじい発注は超嬉しい限りだが、納期のことを考えると夜も眠れない」これは国内のある半導体前工程の装置メーカーが悲鳴を上げて、なおかつ顔は笑っていった言葉である。
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2014年6月30日
|長見晃の海外トピックス
最先端プロセスを駆使する高性能化の流れについて、Moore則の限界など象徴的に繰り返しその鈍化が云々されている。年に2回のスーパーコンピュータの計算速度を競う世界ランキング発表が行われるInternational Supercomputer Conference(ISC-14)(6月22-26日:Leipzig, Germany)および半導体および装置サプライヤ業界のThe ConFab 2014(6月22-25日:Las Vegas, NV)での議論、観測でも、この流れの停滞感および問題意識が表わされており、業界一丸となった打破が求められる状況を感じている。
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2014年6月26日
|河田勉のIT開発の視点
アップル社はその製品・サービスをユーザーエクスペリエンス(UX)に大きな価値を置く企業活動を行っている。iPhoneは代表的な製品・サービスである。ここではアップル社の考え方を中心にUXに着目する。
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2014年6月24日
|河田勉のIT開発の視点
最近UX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉を目にすることが多い。なぜこの言葉が従来のUI(ユーザーインターフェース)に取って代わろうとしているのだろうか?
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2014年6月23日
|長見晃の海外トピックス
ここ数年、$300 billion規模で推移して一層の飛躍を目指す半導体市場となっているが、パソコンからモバイル機器へ大きく移るとともに、連動してコンピュータ系を通信系が上回るデータが現れてきている。メモリ、ロジック、ディスクリートはじめ市場分野の分け方も、応用システムでの括りが個々のデバイス分類よりも一層前面に出てきている昨今を感じている。今となっては昔のことであるが、従来の認識の市場分野の変わりよう、そして台頭してきている新市場分野、それぞれの現時点の色合い模様に注目している。
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2014年6月16日
|長見晃の海外トピックス
半導体業界の最近の、あるいは気になる話題項目3点について、現下に見られる動きに注目している。何といっても次世代の市場牽引役として出てくるInternet of Things(IoT)およびwearable electronics、半導体製造事業部門の売却の噂が続いているIBM、そして次世代の450-mmウェーハを巡る半導体、装置および材料各社の取り組みである。いずれも半導体市場の今後を大きく左右する内容に入るものであるが、引き続く動きの流れの中から、定期的に注目する動きのアップデートを行い、今回はこれら3点である。
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2014年6月10日
|泉谷渉の視点
久方ぶりにDan Hutcheson氏の講演を聞く機会に恵まれた。彼はVLSI Research社の代表であり、半導体業界の専門家および代弁者として知られている。特に製造装置やプロセスの分析は、ピカイチといわれている人だ。筆者は林一則氏(日本データクエストの元大幹部)の紹介で20年ほど前にHutcheson氏に出会い、もちろんインタビューもさせていただき、さまざまな示唆に富んだ分析で勉強もさせていただいた。
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2014年6月 9日
|長見晃の海外トピックス
米Semiconductor Industry Association(SIA)から恒例の月次世界半導体販売高が発表され、今回はこの4月分である。史上最高を記録した1-3月、第一四半期に続いて、4月も前月比0.7%増、前年同月比11.5%増の販売高と、昨年の業界史上最高販売高を上回るペースが続いている。一方で、世界を4つに分けた地域別では、我が国の最下位が続く形である。この発表の中でのWorld Semiconductor Trade Statistics(WSTS:世界半導体市場統計)春季予測も、2014年6.5%増、2015年3.3%増、2016年4.3%増と伸びの基調である。
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2014年6月 2日
|河田勉のIT開発の視点
携帯電話が普及してから、若者の腕から時計が消えている。中年以上はいまだに腕時計をしている。日本ではブランド物の腕時計は売り上げが好調とのことである。
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