Semiconductor Portal

HOME » ブログ » インサイダーズ » 長見晃の海外トピックス

増加基調が続く8月世界半導体販売高、史上最高ペース

米国Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高のデータ発表が行われ、今回はこの8月分である。ここ6ヶ月連続で月次販売高が増加を重ねており、今年1-8月の販売高累計が前年同期比10.1%増と史上最高に向かうペースとなっている。最近の話題をさらっているApple社のiPhone 6およびiPhone 6 Plusをはじめとするモバイル機器が牽引しているという見方がやはり大方であり、地域別販売高の金額および伸び率でAsia Pacific、そしてAmericas地域が引っ張る構図となっている。

≪8月の世界半導体販売高≫

米SIAからの今回の発表内容が、次の通りである。

☆☆☆↓↓↓↓↓
○8月のグローバル半導体販売高、引き続き上昇−販売高が前年同月比9.4%増、前月比1.3%増 …10月3日付け SIAプレスリリース

半導体製造&設計の米国のleadershipを代表するSemiconductor Industry Association(SIA)が本日発表、2014年8月の世界半導体販売高が$28.4 billionに達し、前年同月、2013年8月の$26.0 billionから9.4%増、前月、2014年7月の$28.1 billionを1.3%上回った。本年の8月までの販売高累計は、前年同期比10.1%増となっている。月次販売高の数値はすべてWSTSのまとめであり、3ヶ月移動平均で表わされている。

「8月のグローバル半導体市場は引き続いて広範な力強さを維持して、販売高が昨年のペースに対して依然かなり先行している。」とSemiconductor Industry Association(SIA)のpresident & CEO、Brian Toohey氏は言う。
「ほとんどすべての半導体製品カテゴリーにわたって需要が力強く、1つにはAmericas市場の力強さが続くお蔭があって、我々の業界は今や6ヶ月連続の前月比増加を示している。」

Toohey氏はまた、米国半導体業界の引き続く力強さは米国経済全体にとって良い兆候であると特に言及している。同氏は、今週リリースのSIA whitepaperを引用、米国半導体業界が米国経済成長に最も貢献する製造業界の1つであるとしている。

地域別には、前年同月比でAsia Pacificが12.3%, Europeが10.9%, およびAmericasが7.0%と増加したが、Japanは1.7%と僅かに減少した。販売高前月比では、Americasが2.3%, Asia Pacificが1.7%と増加、Japanはフラット、そしてEuropeは1.3%と僅かに減少した。すべての地域にわたって6月から8月の3ヶ月の間の販売高が、3月から5月のそれを上回っている。

                              【3ヶ月移動平均ベース】

市場地域
Aug 2013
Jul 2014
Aug 2014
前年同月比
前月比
========
Americas
5.19
5.43
5.55
7.0
2.3
Europe
2.91
3.27
3.23
10.9
-1.3
Japan
3.05
2.99
2.99
-1.7
0.0
Asia Pacific
14.83
16.38
16.66
12.3
1.7
$25.98 B
$28.07 B
$28.44 B
9.4 %
1.3 %

--------------------------------------

市場地域
3- 5月平均
6- 8月平均
change
Americas
5.07
5.55
9.6
Europe
3.13
3.23
3.4
Japan
2.87
2.99
4.2
Asia Pacific
15.71
16.66
6.0
$26.78 B
$28.44 B
6.2 %

--------------------------------------

※8月の世界半導体販売高 地域別内訳および前年比伸び率推移の図、以下参照。
http://www.semiconductors.org/clientuploads/GSR/August%202014%20GSR%20table%20and%20graph%20for%20press%20release.pdf
★★★↑↑↑↑↑

週末金曜の発表ということか、この発表に対する業界関係各紙の反応は目に入っていないが、先立ってGartner社から本年の世界半導体売上げ予測が以下の通り表わされている。上方修正が加えられて、7.2%増の$338 billionと、長らく停滞した$300 billionの壁に大きく踏み込んでいく見方となっている。

◇Gartner Says Worldwide Semiconductor Sales on Pace to Total $338 Billion in 2014, a 7.2 Percent Increase From 2013 (10月2日付け Gartner)
→Gartner社(STAMFORD, Conn.)が、2014年世界半導体売上げが$338 billionに達するペースにあり、2013年から7.2%増、前四半期時点の予測6.7%増を上方修正の旨。

◇Holiday season to drive global chip sales to all time high (10月2日付け Business Standard)
→今年7月-9月四半期のグローバル半導体売上げが史上最高となる見通し、デバイスメーカーがholiday seasonを前にたくさんのgadgetsに備えている旨。

◇Next DRAM bust will slow down chip market in 2016, Gartner says-Gartner: Full steam ahead for chip sales, for now (10月2日付け CIO.com/IDG News Service)
→Gartnerの見積もり評価。モバイル機器用のDRAM半導体、プロセッサおよびセンサが引っ張って、今年の半導体販売高は7.2%増、$338 billionの最高記録となる旨。特に、2014年のDRAM販売高は26.3%増の$44.1 billionになる見通し、しかし、DRAM売上げサイクルで2016年には下降に向かう可能性の旨。


≪市場実態PickUp≫

【IoTへのアプローチ】

Internet of Things(IoT)に向けたデバイスプラットフォーム、ソフトウェア、開発キットなど、各社からの発表が目立っている。折しも開催のARM Tech Con 2014(10月1-3日:SANTA CLARA, Calif.)からの内容も含まれている。

◇TSMC launches ultra-low power technology platform for IoT and wearable device applications (9月29日付け ELECTROIQ)
→TSMCが、ファウンドリー分野で初、最も包括的な超低電力技術プラットフォームを発表、多様な応用に最も役立つよう広範な技術を必要とするInternet of Things(IoT)およびwearable機器の急速に展開する市場に向けた広範囲の応用を狙っている旨。このプラットフォームでTSMCは、IoTおよびwearable製品に向けて大きなパワー減少の利点、および顧客に向けてtime-to-marketを早める包括的設計ecosystemが得られるよう、複数のプロセスを提示している旨。TSMCの超低電力プロセスlineupは、現状の0.18-micron extremely low leakage(0.18eLL)および90nm ultra low leakage(90uLL)ノード, および16nm FinFET technologyから、最大1.2GHzの処理速度をサポートする55nm ultra-low power(55ULP), 40ULPおよび28ULPの新しいofferingsまで拡がっている旨。

IoT市場の主導権を狙って入り乱れる様相が表わされている。

◇Google, Silicon Labs Mesh for ZigBee-Like Protocol-Silicon Labs to release a beta program-Google, Si Labs team on protocol for IoT (9月30日付け EE Times)
→業界プレーヤーがすべて"自前の"顧客およびデータに向けての戦い、Internet of Things(IoT)市場は混沌、ばらばらの様相、その時代の兆候の1つとして、たくさんの業界団体およびconsortiaがIoT市場リードに向けて立ち回っており、以下がある旨。
 Qualcommが主導するAlljoyn
 Intelが引っ張るOpen Interconnect Consortium
 AppleのHomeKit
 GoogleのThread

◇ARM Extends Into IoT Software-New IoT division rolls device OS and cloud code (10月1日付け EE Times)
→ARMが今年、Cortex-Mデバイス用の無料、open source operating system(OS)および大手サービスプロバイダーにroyaltyベースでライセンス供与するprocessor-agnostic IoT cloudソフトウェアをリリース、このいわゆるmbedプラットフォームは、Internet of Things(IoT)およびこのばらばら状態の分野を1つにする最新の活動に重点化する新事業部門の最初の製品である旨。embeddedソフトウェアメーカーは、自分たちのパートナー、ARMが今や競争相手と見い出し始めたばかりである旨。

◇Chip Designer ARM Holdings Unveils Operating System-British Company Also Introduces Software System to Manage Data-ARM targets the Internet of Things (10月1日付け The Wall Street Journal)
→ARM Holdingsが、同社embeddedデバイス用mbed技術を、本格的なInternet of Things(IoT)用operating system(OS)、mbed OSおよびデータ&デバイスmanagement用関連ソフトウェアに拡張、同社はまもなくmbedシステムソフトウェアを開発者に出していく旨。Gartnerの予測では、IoT半導体市場は来年$10 billion〜$13 billion、2020年までに$45 billion〜$50 billionに増大する旨。

◇ARM expands software to manage security for Internet of Things (10月1日付け Reuters)

◇Intel developer kit focuses on IoT market-Intel's XDK IoT Edition SDK also makes management of power-constrained IoT devices easier-Intel targets JavaScript apps for Internet of Things with dev kit(Techworld (U.K.)/IDG News Service)
→Intelが、Internet of Things(IoT)用のJavaScriptアプリ作成に向けてXDK IoT Edition開発キットを投入の旨。

【IBM x86サーバ事業のLenovoへの売却】

契約取引の完了に長らく時間がかかっていたIBM x86サーバ事業の中国・Lenovo Groupへの売却であるが、下記の順に10月1日完了を受け止めている。引き続き確認を要するところがあるかと思う。

◇Lenovo: IBM x86 acquisition 'tough'-Lenovo's IBM server-unit purchase to be completed this week (9月26日付け CRN (U.K.))
→Lenovo Groupのchannel販売executive director、Sammy Kinlaw氏。
Lenovo GroupのIBM x86サーバ事業買収取引完了に長い時間がかかっているが、ちょうど間近にきている旨。

◇Lenovo Says $2.1 Billion IBM X86 Server Deal To Close On Wednesday (9月29日付け Business Insider)
→Lenovo Group Ltdが、10月1日にIBM社のx86サーバ部門の$2.1 billion買収を完了、ビジネスclients向けofferingsを拡大、中国最大のパソコンメーカーに大きなassetが得られる旨。

◇レノボ、IBMのx86サーバ事業買収、世界3位に (9月30日付け 人民網日本語版)
→レノボグループ(聯想集団)とIBMが29日、レノボによるIBMのx86サーバ事業買収に関連したすべての監督管理規定を終え、買収が10月1日に完了する見込であることを明らかにした旨。完了すれば、レノボは世界3位のx86サーバメーカーになる旨。

【IC設計市場の中国と韓国】

韓国発のレポートで、半導体設計業界の中国と韓国の比較が示されている。
業界の大きさ、伸びともに中国が韓国を圧倒しつつある状況のデータが表わされている。

◇China getting further ahead of South Korea in IC design market: report-Study: South Korea falls behind China in chip design (9月28日付け The Korea Herald (Seoul))
→Korea Institute for Industrial Economics and Trade(KIET)のレポート発。半導体設計業界において、韓国が、市場の伸びが一層力強くなっている中国に比べてさらに後れをとっている旨。昨年、2013年の中国のファブレス業界は28.1%の伸び、$5.76 billionの販売高を示し、中国のグローバル市場シェアが6%から7%に高まっている旨。韓国の方は、販売高が2.6%増の$1.74 billion、世界市場シェアが2.3%から2.1%に下がっている旨。

【deep-learning】

我々のしたいこと、顔の認識など読み取って、将来はスマホに入ろうという人工知能へのアプローチ、"deep-learning"(深層学習:従来よりも多くの層をもったニューラルネットを用いる機械学習技術)を、ここのところ見かけている。そのうちスマホに教えられ、となりそうな予感もある。

◇Smarter algorithms will power our future digital lives-The future belongs to more advanced algorithms (9月26日付け Computerworld)
→人工知能および機械学習に基づく現在のアルゴリズムは、いろいろな先端electronicsを可能にするために今後deep-learning(深層学習)に向けた進展が必要となる旨。

◇EmTech: Qualcomm Working to Build Artificial Intelligence Into Smartphones-Qualcomm develops artificial intelligence tech for smartphones (9月30日付け MIT Technology Review online)
→QualcommのソフトウェアリサーチをリードするCharles Bergan氏。今後のスマートフォンは、何の写真を撮ろうとしているか理解し、そして顔を認識できるようになる旨。同社は、deep learning(深層学習)として知られる人工知能への強力な新しいアプローチをモバイル機器の標準featureとするよう取り組んでいる旨。

【インド刷新の動き】

モディ首相が引っ張る"Make in India"、そして環境に向けたsolar技術センターのオープンおよび'Clean India'と、立て続けの大きく刷新を図る動きが見られている。長年懸案の半導体工場建設にも拍車がかかる期待がある。

◇PM launches 'Make in India', pushes for manufacturing growth (9月26日付け EE Times India)
→インドのナレンドラ・ダモダルダス・モディ(Narendra Damodardas Modi)首相が、同国の製造分野の強化を狙って"Make in India"キャンペーンを打ち上げ、若者の間の失業率を下げ、経済状態改善を生み出す可能性の旨。同氏は、今からは"FDI"は"Foreign Direct Investment"とともに"First Develop India"として理解されるべきとし、投資家に対しインドを市場だけでなくopportunityとして見るよう促している旨。

◇Royal DSM establishes solar technology centre in Pune (10月1日付け EE Times India)
→グローバル生命科学&材料科学のRoyal DSMが、Pune(デカン高原に位置するインド・マハラシュトラ州で二番目に大きな都市)にあるDSM Engineering Plastics拠点で同社Solar Technologies Demonstration Center開所式を行った旨。該Centerは、solar技術革新の実績を示すために建設され、また同拠点のcarbon dioxide(CO2) footprintを減らしていく旨。

◇Can eToilets meet the swachh bharat challenge? (10月2日付け EE Times India)
→インドが、現地都市部の衛生設備不足の撲滅に取り組んでおり、'Clean India'キャンペーン、Swachh Bharat Abhiyaanから始める旨。


≪グローバル雑学王−326≫

ヨーロッパ・アジアの再編に向かう中の世界史について、地理・地名・地図の読み解きを、

 『知れば知るほど面白い 地理・地名・地図から読み解く世界史』  
  (宮崎 正勝 著:じっぴコンパクト新書 198) …2014年7月7日 初版第1刷発行

より3回にわたって読み進めているが、今回はその3回目である。ちょうど「アジア大会2014韓国仁川」の熱戦を目にしているばかりであるが、トルコあたりを「小アジア」と呼ぶ由来、そしてインド、中国の紀元後500年から1000年あたりの推移、エピソードが以下示されている。


第2章 古代帝国の滅亡とヨーロッパ・アジアの再編

12 なぜ、トルコがある半島を「小アジア」というのだろうか?
……→ビザンツ帝国の盛衰

◇地名の謎12:ちょっと意外な「アジア」の由来
・「アジア」は、どういう国々?
 →イラン、イラク、トルコなど、中近東(西アジア)の国々までを含めて、「アジア」
・中近東にあるトルコ領の半島を「小アジア」と呼ぶ
 →本来のアジアは、この地域に与えられた名称
・フェニキア人より、「東」を意味する「アス」、地名接尾辞「ia」から、東の地「アジア」という呼称
 →「西」を示す「エレブ」は、「ヨーロッパ」の語源に
・地理的認識が広がって、元の「アジア」は「小アジア」に

◆世界史の展開12:

〓西ヨーロッパより優位に立ったビザンツ帝国
・395年、ローマ帝国が東西に分裂
 →少なくとも分裂から400年程度は、コンスタンティノープルを首都とす る東地中海(ビザンツ帝国)が、西ヨーロッパよりも経済的、文化的な先進地域
 →かつてのローマ帝国が復活したかのような勢い
・そうした時代をつくり出したユスティニアヌス帝

〓ビザンツ帝国の建設に不眠不休で臨んだ男
・ユスティニアヌス帝は、農家の出身
 →伯父の養子となり、帝位を継ぐことに
 →『ローマ法大全』を完成、皇帝教皇主義を唱え、社会的、宗教的にも安定した体制
 →超人的な働きぶり、「不眠不休の皇帝」の呼び名
・「不眠不休の皇帝」の死後、支配地域は縮小へ

13 三蔵法師が目指していたのは、天竺(インド)なのか? ガンダーラなのか?
……→仏教の広まり

◇地図の謎13:「ガンダーラ」は、どこにある?
・天竺(「インド」のことといわれている)への苦難の旅を続ける三蔵法師一行を描いた『西遊記』
 →エンディングテーマは『ガンダーラ』
  …現在のパキスタン北部、ペシャワール周辺の地名
・三蔵法師のモデル、唐の僧、玄奘
 →旅したのはインド全域、その目的地の1つがガンダーラだったといってよい

◆世界史の展開13:

〓仏教の広まりとインドの王朝
・インド初の統一王朝
 →紀元前4世紀はじめに建てられたマウリア朝
 →最盛期を築いたアショーカ王
・紀元前後は、仏教も大きな転換期
 →すべての人々を救済するという新たな考え方:大乗仏教
  …中国、朝鮮、日本へと伝来
 →東南アジアやスリランカに普及したこれまでの仏教:上座部仏教
  …「小乗仏教」は大乗仏教の側からの蔑称

〓ガンダーラ美術の隆盛
・4世紀、北インド地域で大きな王朝、グプタ朝誕生
 →「0(ゼロ)」の概念、『ラーマーヤナ』などの叙事詩
 →インドの民間信仰が融合したヒンドゥー教が広まっていく
・グプタ朝の滅亡後、ヴァルダナ朝が北インドで勢力
 →玄奘はインドを訪れ、存分に仏教を学ぶことに

14 中国にも「東京」があったって、本当?
……→隋・唐の繁栄

◇地名の謎14:短命だった「東京」の町
・実際に「東京(トンキン)」と呼ばれる都市が、中国にあった
 →漢王朝は前漢(紀元前202〜紀元後8)が長安に都、後漢(紀元後25〜220)は洛陽に都
 →長安が西京、洛陽が東京とも呼ばれた
・589年、ついに隋が中国の統一に成功
 →煬帝は、長安(大興城)に都、洛陽を「東京」に
 →わずか5年後には「東都」と名を変えることに

◆世界史の展開14:

〓皇帝を激怒させた日本からの手紙
・南北朝時代を終わらせた隋
 →初代皇帝、楊堅(文帝) …租庸調という税制、科挙という官吏任用制度の創設、運河の開削
 →後を受けた煬帝
  →父に讒言、兄を失脚へ、皇帝の座を射止めた
  →日本の大和朝廷からの国書に激怒
  →落ち着いて、遣隋使派遣へ
・煬帝は、大運河を完成、広大な中国の南北交通を容易に
 →民衆が疲弊、各地で農民反乱、煬帝も近衛軍の兵士に殺害される
・隋はわずかに二代で滅亡

〓大いなる繁栄を遂げた唐の長安
・隋の後に、唐が建国
 →土地と人民を皇帝の支配下において約300年の長きにわたり、大いなる繁栄を謳歌
 →唐の都、長安は、各国の都市建設のモデルに
 →この時代、李白、杜甫などの詩人が活躍、玄奘(三蔵法師)が帰国
・690年、中国史上唯一の女帝、則天武后が即位
 →国名を一時的に「周」に
 →孫に当たる玄宗が晩年、楊貴妃に溺れ、安史の乱と呼ばれる大きな反乱
・907年、大唐帝国は滅亡の憂き目に
・五代十国という小国が興隆を繰り返す時代を経て、960年、宋が中国を統一

[Column]:コーヒーの「キリマンジャロ」、「ブルーマウンテン」は山の名前、では「モカ」は?
・「モカ」は、産地ではなく、アラビア半島のイエメンの港町の名前
 →ヨーロッパ船の来航が多く、有名に
 →現在は閉港とのこと

ご意見・ご感想