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津田建二の取材手帳

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ドメスティックな通信業者でさえグローバル化を進めている、わが半導体は?

ドメスティックな通信業者でさえグローバル化を進めている、わが半導体は?

先週、米AT&TのGNOC(Global Network Operations Center:ジーノックと発音)の見学とAT&Tの海外戦略を取材する機会に恵まれ、ニュージャージーに行った。AT&T(American Telephone and Telegraph)と言えば、日本のNTTに匹敵する電気通信オペレータ業者であり、NTTが民営化する前に民営・分割を行った企業である。トランジスタを生み出したベル研究所もかつてはAT&Tにあった。 [→続きを読む]

楽しさこそ、キラーアプリを生み出す原動力になる

楽しさこそ、キラーアプリを生み出す原動力になる

キラーアプリとは何か、についてときどき聞かれることがある。何がキラーアプリなのか、もちろんわかればそれに越したことはない。しかし、みんながキラーアプリを知ってしまえばみんなが参入してしまい、ビジネスとしては旨みがなくなる。何をキラーアプリと考えるか、企業によって違うだろう。 [→続きを読む]

2009年の後半の景気を占う「エグゼクティブサマリーレポート」を発行

2009年の後半の景気を占う「エグゼクティブサマリーレポート」を発行

半導体市場はどうやら底を打ったようだ。半導体デバイスの売り上げ、製造装置の売り上げや受注、株価の上昇、米国住宅着工件数の増加傾向、いろいろな景気指標が対前月比でプラスになってきた。しかし、不況が来る前の経済状態にはまだなっていない。今年の後半はどうなるか。昨今の経済状況を整理し、アナリストたちとディスカッションしてきた。 [→続きを読む]

ウェスト2009の参加者が少なくてもセミコンショーの落日と判断するのは早計

ウェスト2009の参加者が少なくてもセミコンショーの落日と判断するのは早計

先週、セミコンウェストが開催され、日本からも参加した業界関係者が多くいた。しかし、セミコンショーへの参加者はこれまでの中でも極めて少ないと言う。来年はもう開催されないかもしれない、と開催を危ぶむ声もあったそうだ。なぜか。展示会、セミコンウェストの存在意義を考えてみよう。 [→続きを読む]

エレクトロニクスはもっと易しく教えることで学生の人気を取り戻せるかもしれない

エレクトロニクスはもっと易しく教えることで学生の人気を取り戻せるかもしれない

ある大学の経営学部の学生に特別講義という形で講演させていただいた。講演の最初に学生たちに、エレクトロニクスやITという言葉から何を思い浮かべるか、エレクトロニクス製品はどういうものか、について質問してみた。答えは? [→続きを読む]

半導体・オブ・ザ・イヤー受賞者から見える、脱「ムーアの法則」新時代

半導体・オブ・ザ・イヤー受賞者から見える、脱「ムーアの法則」新時代

半導体産業新聞を発行している産業タイムズ社は、最新エレクトロニクス製品を開発するのにあたり最も貢献した半導体製品と設計環境/開発ツールを称えるため「半導体・オブ・ザ・イヤー」を毎年選定している。先週、その表彰式に出席させていただいた。最初の年が1994年だから今年で16回目になる。それまでは「LSI・オブ・ザ・イヤー」と呼んでいた。 [→続きを読む]

これからの半導体はどうなるか、未来によせる思いを学生と語り合いたい

これからの半導体はどうなるか、未来によせる思いを学生と語り合いたい

学会や産業界など半導体ビジネスに従事されておられる人を対象に講演させていただくことが多々あるが、このほど学生向けに大学で講義することになった。就職を控えた3年生、2年生と一部の大学院生、といった半導体の世界とは無縁な文科系の人たちに向けてエレクトロニクス産業・半導体産業で今、起きていることについて話をする。どうやって一般の人に受け入れられる内容にしようか、頭を悩ませながら今資料を集めている。 [→続きを読む]

地デジ放送によって、従来のテレビが停止することをどう国民に伝えるか

地デジ放送によって、従来のテレビが停止することをどう国民に伝えるか

地デジが米国で本格化、従来のアナログテレビは停止した。米国の地デジは本来、今年の2月に全面切り替えだったのを6月まで延長し、国民の喚起を促してきた。ケーブルと衛星テレビを合わせて87%はすでに地デジ対応できるが、残りの13%のうちの2%まで未対応世帯を減らしたと6月12日発行の日本経済新聞で報じている。280万世帯が未対応だそうだ。 [→続きを読む]

「半導体も省エネ」は間違い、半導体こそが省エネ推進の原動力と認識すべき

「半導体も省エネ」は間違い、半導体こそが省エネ推進の原動力と認識すべき

6月18日の日本経済新聞に載った「半導体も省エネ」という記事のタイトルに強い違和感を持った。記事の内容は、半導体も消費電力を減らして省エネに貢献しているというトーンだ。「えっ?」と思った。半導体こそが省エネを推進してきたエンジン、心臓ではないか。新聞記者は何もわかっていないのではないか。セミコンポータルの読者の方は、どのように感じられただろうか。 [→続きを読む]

システム的な考えを持ち、変革の時代に対応できるSoC力をつけようではないか

システム的な考えを持ち、変革の時代に対応できるSoC力をつけようではないか

先週、ターボリナックスが主催するプライベートセミナーに出席した。テーマはコンピュータの仮想化である。仮想化技術とは、1台のコンピュータなのに異なるOSや異なるプロセッサで動くように見え、まるでコンピュータが複数台あるかのように見せかけるバーチャルな技術である。 [→続きを読む]

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