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津田建二の取材手帳

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先週は、先進7カ国の蔵相会議であるG7が開かれ、ここのところの株安が象徴する世界経済の低落傾向に歯止めをかけようとする議論が交わされた。リーマンブラザーズ証券が倒産し、モルガンスタンレー証券に三菱UFJフィナンシャルグループが出資するという、稀に見る金融危機を迎えた。G7での発表を受け、ようやく週明けの株式相場は落ち着きを戻し、株価は上昇に転じるようになった。 [→続きを読む]
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今年は、日本人ノーベル賞が物理学3名、化学1名というかつてないほどの大勢の方が科学の分野で受賞された。本当におめでとうございます。同時に、同じ日本人として誇りに思う。日本人が優秀な民族であることを示してくれた。2002年に小柴昌俊氏、田中耕一氏が受賞して以来の快挙である。 [→続きを読む]
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CEATEC Japan2008に異変が起きている。半導体大手のルネサステクノロジ、NECエレクトロニクス、富士通マイクロエレクトロニクスが出展していない。もともと、CEATECの前身のエレクトロニクスショーは、デバイスと家電民生品の展示会だった。すべての電子機器のエンジンともいうべき中核デバイスの半導体を設計製造販売するメーカーの中でも大手の代表ともいうべき企業が出てこなくなったのである。 [→続きを読む]
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ウェーハレベルパッケージングという最先端の実装技術を使い、低価格の製品を作り、市場の大きな中国やインドの安い携帯電話用に売り込む。9月25日に東京港区の竹芝にあるインターコンチネンタル東京ベイホテルで開催されたテセラ社(Tessera Technologies)のセミナーに出て、付加価値の高い最先端技術を使って低価格の製品を作るテセラの戦略を目の当たりにして深く考えさせられた。 [→続きを読む]
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9月23日、24日と連続してSSDM(国際固体素子材料コンファレンス)に出席した。感心したことは、最近の若いエンジニアたちの熱心さだった。若い半導体エンジニア、研究者の方たちは礼儀正しいし、何よりも半導体技術を自分のものにしようという意欲が強い。日本の半導体産業も捨てたものじゃない、と感じた。 [→続きを読む]
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9月23日から26日の4日間、つくば市の国際会議場で開催される国際固体素子コンファレンスは40年目を迎える。この会議は、半導体のデバイス、プロセス、材料に関する最先端の情報交換の場となっている。第1回が1969年だから、MOSがようやく日の目を見ようとしているころだ。今回、20年ぶりに参加、取材しようと思う。 [→続きを読む]
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福田康夫首相が昨夜突然、辞任を表明した。首相になってまだ1年足らずである。昨夜のテレビ会見を何度も見たが、辞任の理由はオブラートのように不透明に包まれて全く理解できない。今からほぼ1年前に前任の安倍首相も同様に1年程度の在任で辞任した。安倍首相は病気が原因であったが、共にわずか1年で辞任とは偶然だろうか。何かのチカラが働いていると考えることは自然ではないか。そのチカラとは何か。 [→続きを読む]
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将来を予測するのは難しい。まずは当たらないと考える方がよさそうだ。占い師と同じで、「今の時点ではこちらの風が吹いているから予測はこうなる」、というような言い方しかできないが、アナリストは占い師と同様、常に逃げ道を作っている。最近つくづくこう思うのは、原油が1バレル140ドルまで上がった時のテレビインタビューで答えていた経済アナリストの予測がことごとく外れたからだ。ある人はすぐに200ドルまで行くと言い、別のアナリストは160ドルは目前と言い、誰も下がるとは言わなかった。 [→続きを読む]
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半導体産業のみならず、エレクトロニクス産業が内需に向いており、海外への販売が不足している。グローバル化は、海外販売はもとより、顧客との共同開発、信用のある部品調達サプライチェーンなど、設計・製造・調達・販売でも重要になってきている。国際競争力を強化しなければもはや生き残れなくなるからだ。セミコンポータルは、9月4日(木)にフォーラム「半導体エグゼクティブセミナー グローバル化をどう進めるか」(http://www.semiconportal.com/spiforum/0809/)を東京秋葉原のUDXコンファレンスで開催する。 [→続きを読む]
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最近、KY(空気を読めない)という隠語がテレビや週刊誌で交わされている。KYと言わなくても昔から日本には、「阿吽(あうん)の呼吸」とか、「眼は口ほどにものをいう」とか、「行間を読む」とか、何も言わずとも分かることがエライというような風潮がある。周りの空気を察して、何が起きているかを理解せよ、というわけだ。 [→続きを読む]

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