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津田建二の取材手帳

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今年も昨年に続き、GlobalPress Connection社主催のeSummit2009に参加するため、サンフランシスコに来ている。ここも不況の波にのまれており、街中に紙コップを持ってコインを恵んでもらう浮浪者が溢れている。ユニオンスクエア付近の繁華街から少し外へ行くと、ブロックごとに浮浪者が恵んでくれと言いながら、紙コップを差し出す光景はこれまでの米国では多く見られなかった。もちろん従来も物乞いはいたが、その数はこれほど多くなかった。 [→続きを読む]
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昨年に続き、先月英国を旅した。今回行った先はスコットランドに3日間滞在、エジンバラとグラスゴーを回った。後半はブリストルに1泊、スウィンドンに1泊、ロンドンに1泊という、取材+移動というパターンに変わった。初めて行ったスコットランドは、予想よりも暖かで東京とさほど変わらない気候だった。もともと独自の王国だったスコットランドの人は誇り高く、イングランドとは違う、という場面を見せつけられた。 [→続きを読む]
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再び、英国を訪れる機会を得た。今回はスコットランドを中心に、エレクトロニクスと航空機産業、そしてエンターテインメントの街、ブリストルも昨年の積み残しも含めて回る計画だ。英国の半導体産業に対する思い入れは極めて熱い。電子機器の中に占める半導体の割合がますます高まり右肩上がりの成長を続けているからだ。その電子機器と言われる、いわばエレクトロニクス製品が強い勢いで拡がっており、電子機器を使っている業種の定義はもはや困難な状況になりつつある。 [→続きを読む]
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最近の司法の判断は本当に適切か、疑問に思うことは私だけではないと思う。今年のはじめ、このブログで、ほとんど同じような歌詞と、その元になった漫画で使われた言葉を比べてみたが、裁判官はそっくりの歌詞を使った側に、名誉棄損の賠償を受け取ることができるという判決を出したことを紹介した。原作を書いた方が負け、ほとんどそっくりの歌詞を書いた方が勝ったのである。 [→続きを読む]
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「エルピーダメモリ 台湾3社と統合へ DRAM世界2位へ」という見出しの記事が2月11日の日本経済新聞に掲載された。この記事は、1面トップのいわゆる特ダネといわれる日経独占のビッグニュースである。11日は建国記念日という国民の休日である。そのような日に1面トップを飾る記事として、エルピーダの資金調達(詳細はこちら)に関するオプションの一つが決まった、と日経新聞は伝えた。 [→続きを読む]
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1月30日にインド大使館で、半導体関係のビジネスセミナーが開かれ、講師として大勢のインドの方や日本の方をお相手に私の拙い英語で昨今のLSI設計分野の動向についてプレゼンさせていただいた。そのダイジェストは誰でも読める。インドは設計を得意とするお国柄で、古くからLSI設計では定評がある。日本にもオフィスを構えるインドの企業が増えている。 [→続きを読む]
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NECが東芝と統合交渉を始めている、というショッキングなニュースが流れた。NECエレクトロニクスと東芝のNANDフラッシュメモリー以外の部門との統合についての話はこれまでも何度もあった。浮上しては消え、浮上しては消えていった。先週、電機各社の決算発表会があり、そこでは半導体メーカー同士の統合という話は全く出ていなかった。翌日、NECと東芝の統合交渉の話が新聞に出た。今回は事実なのか。 [→続きを読む]
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中国政府が通信キャリヤに対して、3G携帯電話システムにライセンスを与えたことが明らかになった。中国には携帯電話の通信方式が3つ共存する。一つは中国独自のTD-SCDMA方式と、残り二つは世界標準となっているW-CDMAとCDMA2000 1xEV-DOである。TD-SCDMA方式を採用する通信キャリヤのチャイナモバイル社は参入する企業がまだ7社しかなく少なすぎるので、外国企業の参加を呼び掛けている、という報道をGSMA Mobile Businessニューズレターでみた。 [→続きを読む]
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最新の市場調査会社の資料やヒアリング、取材などをとおして、14ページにわたる2009年の半導体市場展望を書き終えた。電子機器市場、半導体デバイス市場、製造装置市場について議論した私のレポートは、「エグゼクティブサマリーレポート2009年2月号」として、紙媒体で発行する。これはセミコンポータル会員だけのサービスで、次の飛躍に向けて参考にしていただきたいという気持ちを込めて書いた。 [→続きを読む]
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今年は、IPR(知的財産権)や特許などのIPをもっと重視することで付加価値を上げ、企業価値も高めていくという戦略がこれからの日本企業には重要になってくると思う。この件に関して、エレクトロニクス、半導体には直接関係ないと思われるような芸能関係の裁判の判決が昨年暮れに出され、どうしても心に引っ掛かることがあったので紹介していく。12月27日付けの日本経済新聞に掲載された芸能記事(社会面)によると、歌手の槙原敬之氏に漫画家の松本零士氏が220万円の損害賠償を支払えという判決が出ている。 [→続きを読む]

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