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津田建二の取材手帳

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NECエレクトロニクスが決算発表を行い、同時に社長交替の人事も発表した。6月25日付けで新社長には、山口純史取締役執行役員常務が就任する。今回の人事では、取締役の人数も従来の8名から4名に減らしている。これは来年度の損益を何とかトントンに持っていくためのさまざまな内部再編の一つであるといえよう。 [→続きを読む]
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まだ顔を見たこともない英国の半導体アナリストと先日、電話でディスカッションしていたところ、NECエレとルネサスとの合弁は、(サッチャー改革が始まっていない)30年前の英国だね、まるでショットガン結婚だ、というコメントをいただいた。ショットガン結婚って何?と聞き返すと、子供ができちゃってしかたなく一緒になるような結婚だそうだ。それも、親会社同士が無理やりくっつけた子会社同士の結婚だという。いわば前向きではない結婚のこと。 [→続きを読む]
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進化論を著したチャールズ・ダーウィンの言葉を、全く違う企業2人のアメリカ人から聞いた。メンターグラフィックスのCEOであるWalden Rhines氏とザイリンクスのシニアバイスプレジデントのVincent Ratfort氏の二人の別々の日に行われた講演だ。4月初めにサンフランシスコで行われたGlobalpress Connections主催のeSummit2009において、引用したダーウィンの言葉は、「生き残る種は強者ではない。極めて賢い者でもない。変化に最も柔軟に対応できる者だ」である。 [→続きを読む]
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20年ぶりだろうか、30年ぶりだろうか、Solid Stateという言葉を聞いたのは。昔は真空管から半導体トランジスタに置き換わるようになったため、チューブに対してソリッドステートという言葉が半導体を指すようになった。かつて、増幅器は真空管が主力だったが、半導体トランジスタでも増幅器ができるようになり、固体の方が真空管よりも信頼性が高くなるだろうと予想された。 [→続きを読む]
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先の4月22日にようやく「改正産業活力再生法」(通称、産業再生法)が国会で成立した。ここで初めて、エルピーダやパイオニア、日立製作所などへの公的資金を資本注入できるようになる。実際には日本政策銀行を通じての出資となる。ただ、この再生法の改正点には官民の投資ファンドの設立も含まれている。その投資ファンド企業について日本経済新聞が4月23日付けで述べている。 [→続きを読む]
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3月末〜4月はじめにかけて米国サンフランシスコに滞在していた。日本から「『GMが破綻するかも!?』。世紀の瞬間に立ち会えそうですね!貴重な体験。報道すごそうですね。」というメールをいただいた。しかし、米国ではテレビをみても新聞を見てもGMが破たんするかも、というニュースは見られない。あれ?見逃したかな?と思い、テレビは欠かさず見るようにしていた。PCで仕事している時でもテレビは消さなかった。USA TodayもNY Timesも集めた。しかし、ない。 [→続きを読む]
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エコデザイン国際シンポジウム、EcoDesign2009が10年目、第6回目を迎える。1999年に東京大学の須賀唯知教授を中心に第1回を開催した後、隔年で開催してきた。今回はちょうど10年を経過し、11年目に入る。この間、欧州からWEEE(Waste Electrical and Electronic Equipment)やRoHS(Restriction of Hazardous Substances)、さらにREACH(Registration, Evaluation, Authorization and restriction of Chemicals)など、さまざまな環境対応の規制ができた。 [→続きを読む]
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ようやく、不況の底を打ったかのようなニュースが次々と出てきている。ただし、よく見ると、10〜2月の間、抑えに抑えてきた在庫がなくなりかけてきただけのようでもある。強い需要が出てきたわけではなさそうだ。その間、前年比で50%減という強い生産抑制を行ってきたその反動が出てきたのである。このため、この2月比でみると生産増強という事態になってきた。 [→続きを読む]
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シリコンバレーで開かれたESC(Embedded Systems Conference)2009をのぞいてみた。今年の展示会もセミナーも規模は小さく、参加者も少ない。組み込みシステムに力を入れているはずのインテルが出ていない。それ以外の大手メーカーのブースも小さい。狭いサンノゼの展示会場が広く感じる。参加者、展示社が少ない最大の理由はもちろん、不況によるものではあるが、広報会社MaestroのBarbara S. Kalkisさんによると、組み込みシステムというものに対する理解が変わってきたことにもよるだろうという。 [→続きを読む]
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今日、Globalpress Connection主催のeSummit2009の朝食において適当なテーブルを探していたら、半導体設計ツール企業のMentor GraphicsのCEOであるWalden Rhines氏が食べている席が空いていたので、同じテーブルについた。昨年、ここでインタビューさせていただいた津田建二ですと握手を求めると、覚えていますと答えてくれた。Rhines氏はこの日、朝一番の基調講演を予定しており、サンノゼから朝早くサンフランシスコまで駆けつけてくれた。 [→続きを読む]

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