Semiconductor Portal

週間ニュース分析

» セミコンポータルによる分析 » 週間ニュース分析

半導体決算、悲喜こもごもだが、TSMCはすでにA14の詳細を発表

半導体決算、悲喜こもごもだが、TSMCはすでにA14の詳細を発表

2025年第1四半期(1月〜3月期)のIntelとSK Hynixの決算発表は対照的だった。Intelの売上額が前年同期比(YoY)横ばいの126.7億ドルに対して、SK Hynixのそれは同42%増の17兆6400億ウォン(約123.5億ドル)と飛躍した。ルネサスの決算では底が見えたが、アドバンテストは同60.3%増の7797億円(24年度)となった。TSMCは技術会議で、A14プロセスを28年に量産すると発表、日本ではラピダス支援に向けた法改正が成立した。 [→続きを読む]

3月もTSMCは好調の一方で、家電民生はフラットが続く

3月もTSMCは好調の一方で、家電民生はフラットが続く

台湾の主要電機電子企業の3月の月次売上額が発表された。これにより1〜3月の売上額を求めることができる。TSMCの速報値は前年同期比41.6%増の8392億台湾元(約3兆8000億円)と好調が持続している。またAppleなどの製造を受け持つ鴻海精密工業は同24.2%増の1兆6421億元(約7兆2000億円)となった。アジアではベトナムがデジタル化計画を発表、5年後に従業員の3割までデジタル人材を増やす。 [→続きを読む]

ラピダス始動、TSMCの高雄2nm新工場など活発になってきた半導体産業

ラピダス始動、TSMCの高雄2nm新工場など活発になってきた半導体産業

4月3日にトランプ大統領が関税を発令宣言した。影響力が最も大きい産業は自動車だ。ラピダスが始動したことによってASMLが保守要員数を5倍に増加、札幌に半導体支援のコンサルが事務所を構えた。JASMに527人が入社、東京エレクトロンがIBMとの共同研究を5年延期に。海外ではTSMCがIntelに出資することで合意、TSMCは高雄に最新工場完成、UMCとGlobalFoundriesと合弁、など動きが激しい。 [→続きを読む]

今年の世界半導体市場、AI関連以外は下降局面に

今年の世界半導体市場、AI関連以外は下降局面に

今年の半導体市場は、3月26日のSPIウェビナーで示したように(参考資料1)、下降局面が見えてきた。29日の日本経済新聞は、TSMCが熊本工場で製造装置の搬入を抑えていると報じた。ルネサスも人員削減と定期昇給に停止に踏み切る。1〜3月のSSDが8%安くなった。後工程企業20社強が生産・調達で連携する。一方で先端品の開発は足下の景況とは別に投資に力を入れる。 [→続きを読む]

NvidiaのGTC開発者会議で示されたロードマップ

NvidiaのGTC開発者会議で示されたロードマップ

先週、Nvidiaが自社主催の開発者向けイベントGTC(GPU Technology Conference)をサンノゼのSAPセンターで開催、日本時間3月19日の早朝2時からJensen Huang Nvidia CEOの基調講演から始まった。GPUの新しいロードマップを紹介し、サーバー用としてシリコンフォトニクスを利用した光ファイバ接続をコンピュータラック間、ラック内が来る時代を紹介した。 [→続きを読む]

台湾主要19社の2月売上額、YoYで43.7%増、AIデータセンター以外も好調

台湾主要19社の2月売上額、YoYで43.7%増、AIデータセンター以外も好調

先週は、半導体の経済指標を示す台湾のIT/半導体の主要企業19社の2月の売上額が示され、前年同月比(YoY)で43.7%の増収があった。また世界半導体の1月の販売額が同17.9%増を示した。Intelの製造をTSMCなどが出資するという話もある。グーグルがロボットに生成AIを導入したというニュースがあったが、ロボットが自律的に動くようになる。日本のラピダスの売上額がまだ立たないため、今後の出資に官民の動きに注目が集まっている。 [→続きを読む]

TSMCの1000億ドルの米国投資と、ArmのIP企業からSoC設計企業へ

TSMCの1000億ドルの米国投資と、ArmのIP企業からSoC設計企業へ

先週、気になる大きなニュースが2件飛び込んできた。一つはTSMCが米国に1000億ドル(約15兆円)を投資して、現在のアリゾナ工場とは別に3工場を新設する。もう一つはArmがマレーシアに工場を作るというニュースだ。SoCチップを設計するビジネスに入ったというニュースが1カ月ほど前にあったが、その裏付けになりそうだ。 [→続きを読む]

米中の分断が現実化、Appleが5000億ドル投資、テキサスにサーバ工場を設立

米中の分断が現実化、Appleが5000億ドル投資、テキサスにサーバ工場を設立

先週はニュースが立て込んだ。Nvidiaの決算報告(参考資料1)をはじめ、Appleがテキサス州に新工場を設立するというニュースや、Amazonが生成AIを導入した音声アシスタント「アレクサ・プラス」などがあった。さらにWestern DigitalがNANDフラッシュ部門であるSanDiskをスピンオフさせ、ナスダック証券取引所に上場させた。 [→続きを読む]

Appleのサーバー工場、日本の発電所一体型AIセンターが進行

Appleのサーバー工場、日本の発電所一体型AIセンターが進行

米中貿易摩擦によって、自国内でモノづくりをせざるを得なくなってきた中国は、その生産力を付けてきた。一方で、Appleがサーバー工場をテキサス州に作ることを発表、日本は自国内に発電所に沿った形でAIデータセンターを作るという構想を発表した。中国の力はどの程度なのか、おぼろげながらその像が少しずつ見えてきた。 [→続きを読む]

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 次のページ »