Semiconductor Portal

週間ニュース分析

» セミコンポータルによる分析 » 週間ニュース分析

Applied Materials、東京エレクトロン、Lam決算報告から見える回復傾向

Applied Materials、東京エレクトロン、Lam決算報告から見える回復傾向

ここ1〜2週間でApplied Materialsと東京エレクトロンら製造装置メーカーの決算発表が行われた。共に地域別では中国売上が最も多く、中国市場で稼いだという構図がよく見える。また減収減益だが、製造装置は共に底のようで、回復の兆しは見えている。半導体投資は2023年を通せば4年ぶりの減額だが、24年は回復するだろう。 [→続きを読む]

米政府が半導体とAI、量子技術の対中出資を制限・禁止する法案を推進

米政府が半導体とAI、量子技術の対中出資を制限・禁止する法案を推進

夏休みに入った企業が多い中、米国の対中政策がまた一段と厳しくなった。米国では、中国への輸出ではなく中国への出資をきびしく制限する法律が出てきた。8月9日、バイデン大統領は、先端技術、すなわち半導体、AI、量子情報技術を中国で投資することを禁止あるいは制限する法案にサインした。また、TSMCが欧州に設立する工場の概要が明らかになった。 [→続きを読む]

インドでの半導体集積基地が現実的に

インドでの半導体集積基地が現実的に

デリスキング(De-risking:脱中国)への動きから、インドに半導体集積基地を作ろうとするインド政府の呼びかけに西側諸国が応じている。インド政府は日米連携の覚書を交わした。米国のApplied MaterialsやLam Research、Micronなどが早速インドへの投資を強化する。ディスコもインド拠点を検討する考えを示し、鴻海精密工業がApplied Materialsと組んで半導体製造装置をインドで作る。 [→続きを読む]

メモリは2023年第2四半期も悲惨だが、光明も見えた

メモリは2023年第2四半期も悲惨だが、光明も見えた

Samsung、SK Hynixの2023年第2四半期(2Q)決算が発表になった。それぞれ営業損益は、4兆3600億ウォン、2兆8820億ウォンの大幅な赤字となった。メモリはファウンドリと比べるとキズは深い。逆に好調なときはファウンドリより利益が大きい。また近い将来、SEMICON Indiaが開催されそうになってきた。その準備が進んでいる。 [→続きを読む]

TSMCの23年2Q決算から見える半導体不況の現状と今後

TSMCの23年2Q決算から見える半導体不況の現状と今後

2023年第2四半期(2Q)におけるTSMCの業績が発表され、2023年の売上額見通しが約10%減と発表された。TSMCの儲け頭は、5nm/7nmプロセスノードを利用するHPC(高性能コンピューティング)とスマートフォン向けのプロセッサだが、スマホ向けが大きく落ちている。また車載向けはこれまで最高の8%にもなっている。 [→続きを読む]

車載半導体市場の成長と共に拡大するSiC市場

車載半導体市場の成長と共に拡大するSiC市場

パワー半導体市場が一般産業用から自動車用へと拡大するにつれ、SiCパワーMOSFET市場も拡大している。それに合わせて新工場の設立や8インチ化の開発が進んでいる。車載市場もこれまでのEV(電気自動車)化からインホィールモーター(IWM)や、ステアリング-バイ-ワイヤー(Steering by Wire)などへ拡大、SiCやGaNの市場は拡大する勢いだ。 [→続きを読む]

SBIと台湾のファウンドリPSMCが日本工場設立で提携

SBIと台湾のファウンドリPSMCが日本工場設立で提携

SBIホールディングス(注1)は、台湾のファウンドリPSMC(Powerchip Semiconductor Manufacturing Co.)と日本国内での半導体工場設立に向けた準備会社を設立することについて基本合意した、と7月5日に発表した。日本でロジック・メモリのファウンドリ専門企業に民間資本が本格的に投入される、初めての事例となる。 [→続きを読む]

デリスキングを強め、結束し始めた日米欧

デリスキングを強め、結束し始めた日米欧

日米欧の政府関係が半導体サプライチェーンの確立を目指している。日米欧の経済安全保障である。EU(欧州連合)の首脳会議では対中国を念頭にした経済安保を重視する方針が示された。オランダ政府も9月から半導体製造装置の輸出規制を強めると発表した。対中国を念頭にしたデリスキング(De-risking:リスク低減)が強まりつつある。 [→続きを読む]

フォトレジストのJSR、国営ファンドが買収へ

フォトレジストのJSR、国営ファンドが買収へ

週末の土曜日、産業革新投資機構(JIC)がフォトレジスト大手のJSRを買収するというニュースが流れた。実現すれば民間企業から国策会社に変わる。また、半導体をはじめとする工学系への女性参加を後押しする試みが続出している。4年制大学で工学部に進む女性の割合は山形大学の20.2%が最高で、県内の中学・高校で出張講義や進路相談を行っている。 [→続きを読む]

米国製に続き、日本製半導体も第三国経由でロシアに流入

米国製に続き、日本製半導体も第三国経由でロシアに流入

米国製だけではなく日本製の半導体もロシアに流れていることを日本経済新聞が明らかにした。また、韓国Samsungの元常務が半導体工場図面情報を中国に流出させたとして韓国内で逮捕された。半導体が民間企業向けだけではなく国防上にも有力な手段であることを、ロシアや中国も認識するようになった。 [→続きを読む]

<<前のページ 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 次のページ »