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週間ニュース分析

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2.5D/3D-ICや後工程での材料メーカーが相次いで生産増強

2.5D/3D-ICや後工程での材料メーカーが相次いで生産増強

このところ半導体後工程が脚光を浴びている。3次元化によるさらなる高集積技術の切り札となりうるからだ。昭和電工や日産化学などが銅張り積層板や仮止め接着剤などを生産する。キヤノンもステッパに再び力を入れ始めた。ASMLは韓国にも技術拠点を設ける。半導体製造の知識を大学でも取り入れるようになった。 [→続きを読む]

中国リスクの懸念が現実に、米政府が中国半導体工場への投資規制を強化

中国リスクの懸念が現実に、米政府が中国半導体工場への投資規制を強化

11月27日、中国における習近平体制を批判するデモが上海で起きた。習近平は台湾統一を実現することを第20回共産党大会で改めて強調した。これに対して米国は中国に対する半導体規制を強めている。Intelの大連工場を買ったSK HynixはNANDフラッシュの増産に米政府の許可制が必要になった。SMICは投資を増強、TSMCもアリゾナ工場を強化する。 [→続きを読む]

メモリ不況確定だが、次の半導体好況期に向けた投資、減税、誘致など活発

メモリ不況確定だが、次の半導体好況期に向けた投資、減税、誘致など活発

11月15日、2022年第3四半期(3Q)におけるSamsungの決算が発表され、メモリ部門の売上額は全四半期比28%減、前年同期比27%減となり、メモリ不況に突入することが確定した。Micronはキオクシアの30%減産に続き、20%の減産を発表した。半導体は不況期に入ったとは言え、短期間に回復に向かうという予想が強い。このため未来に向けた積極的な投資も進んでいる。 [→続きを読む]

日本発ファウンドリのラピダス社、最初から2nmノードを目指す

日本発ファウンドリのラピダス社、最初から2nmノードを目指す

日本でもようやく本格的なファウンドリ事業が始まる。2022年8月に設立されたラピダス(Rapidus)社が経済産業省の補助金700億円を受け、ファウンドリ事業に必要な2nmプロセスノードの研究開発を始める。その5年後に量産してTSMC並みの世界的なファウンドリに育てていく、というストーリーだ。資本構成も明らかになった。 [→続きを読む]

政府による追加の半導体支援策、対中輸出制限を強化する米国、政治色強まる

政府による追加の半導体支援策、対中輸出制限を強化する米国、政治色強まる

2022年度第2次補正予算案に計上する半導体支援策の概要が明らかになったと日経が報じた。また、米国は半導体および半導体関連製品の中国輸出に対する規制をさらに強め、日本とオランダにも中国輸出の自制を求めている。旧三洋電機の新潟工場をonsemiが数年前に買い取ったが、それを日本のファンドが買収することが決まった。半導体ニュースの多い週末だった。 [→続きを読む]

自動運転、EVなど車載市場向け半導体が活発に

自動運転、EVなど車載市場向け半導体が活発に

自動運転、電気自動車(EV)などACES(CASE)の実現や普及に向けたニュースが多い。国内でもスタートアップ2社が自動運転の実証実験を開始した。そのための目となるイメージセンサでソニーの意気込みが強まり、ルネサスは自動車向けで売上・利益とも大きく伸ばした。海外勢のTIも日本市場に目を向ける。EV向けにSiC半導体をトヨタとホンダが採用する。 [→続きを読む]

半導体不況の次の成長を狙った動きが活発に、ソシオネクスト株価続伸

半導体不況の次の成長を狙った動きが活発に、ソシオネクスト株価続伸

すでにメモリ不況に突入している中、次の成長に向けた動きが活発になっている。これまでなら、この不況はいつ解消するのかという怯えにも似た意識が強かった。しかし、今回は半導体が成長産業であることを再認識されるようになったため、投資はさほど緩まず次の成長を狙う考えに変わった。台湾は9月も21%成長で好調なのに加え、ソシオネクストの株価好調、SK Siltronの投資に加えベトナムやインドまでが半導体に力を入れ始めた。 [→続きを読む]

TSMCの3Q業績、48%増の過去最高売上達成もメモリ不況を警戒、投資額を削減

TSMCの3Q業績、48%増の過去最高売上達成もメモリ不況を警戒、投資額を削減

半導体産業は短期的にはメモリ不況に入るため、TSMCはロジックも警戒を強め、設備投資を1割減額する。10月13日に同社が開いた2022年第3四半期(3Q)の決算報告会で明らかにした。第3四半期の決算は絶好調で前年同期比48%増の6131億台湾元(約2兆8000億円)と過去最高の売上額になった。中長期的に半導体は成長産業であるという認識に変わりはない。 [→続きを読む]

米ニューヨーク州に巨大な半導体工場設立が相次ぐ、MicronにIBMも

米ニューヨーク州に巨大な半導体工場設立が相次ぐ、MicronにIBMも

米国ニューヨーク州に相次いで数兆円規模の投資計画が相次いでいる。Micronは本社のあるアイダホに加え、ニューヨーク州の中央部に新メガファブを設立することを10月4日に発表、6日にはIBMもハドソン川沿いのハドソンバレーに新半導体工場を設立すると発表した。ベトナムにもついにファブレス半導体が生まれ、半導体産業は世界的に広がっている。 [→続きを読む]

メモリ不況期に入った、Micron・Samsungが厳しい見通し示す

メモリ不況期に入った、Micron・Samsungが厳しい見通し示す

なぜか新聞では報道されなかったが、Micron Technologyの2022年度第4半期(6月2日〜9月1日期)の決算では前年同期比23%減の売上額になり、次の四半期見通しでは同45%減の42.5億ドルと大きく下がる見通しとなった(図1)。メモリ不況に入ったといえそうだ。Samsungは不況期でも投資すると語り、投資意欲はそれほど下がっていない。日立ハイテクは韓国・台湾威に拠点を設ける投資を行う。 [→続きを読む]

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