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1月として史上最高の半導体販売高、6年以上ぶりの前年比伸び

1月として史上最高の半導体販売高、6年以上ぶりの前年比伸び

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、今回はこの年初めの1月についてであり、前月比1.2%減、前年同月比13.9%増の$30.6 billionとなっている。後半から持ち直して史上最高の年間販売高を記録した昨年、2016年であるが、その勢いは維持しており、2016年12月12%増そしてこの1月は13.9%増と前年比大幅な増加を示している。1月としては史上最高の販売高になるとともに、1月の前年比の伸びは6年以上ぶりであり、見極める上でしばらくは月次の推移に一層注目である。 [→続きを読む]

激動の煽りの中、MWCでの華やかな打ち上げ、一方の舞台裏事情

激動の煽りの中、MWCでの華やかな打ち上げ、一方の舞台裏事情

連日世界の政治・経済の激しい動きがトップニュースを占める中での今年の世界最大の携帯電話見本市、Mobile World Congress(MWC) 2017(2月27日〜3月2日:Barcelona)の開催である。業界記事から追って、例年のスマートフォンはじめ製品&技術開発に加えて、今後に向けたIoTおよび5Gについての取り組み、先々の見方の華やかな打ち上げが行われている。ベンダー別に中国勢がシェアを大きく伸ばす競争環境の中、最先端のモバイル半導体がこの機会に披露されているが、様々な舞台裏事情が見え隠れするところがある。 [→続きを読む]

スマホとテレビ業界、今年最大の話題:有機ELの行方

スマホとテレビ業界、今年最大の話題:有機ELの行方

かつて、月刊Semiconductor International 日本版や月刊Electronic Journal(電子ジャーナル)の巻頭で「Perspective」という表題の半導体・ハイテク業界展望コラムを10年近く書き続けてきた。しかし、いずれの雑誌も廃刊となってしまい、コラム執筆から離れていたが、このたび、縁あって本欄を担当させていただくことになった。第1回では、スマートフォンおよびテレビ/ディスプレイ業界で今年最大の話題となっている有機EL(AMOLED)ディスプレイパネルを採り上げることにしよう。 [→続きを読む]

熱い注目2件:IoTおよび5GのMWC前哨戦;東芝分社への各社の動き

熱い注目2件:IoTおよび5GのMWC前哨戦;東芝分社への各社の動き

激しく波乱含みの世界の政治、経済そして事件のキーワードに連日、目を奪われるこのところ、勢い業界の動きを見る目にも熱気で煽られる感じ方がある。Mobile World Congress(MWC)(2017年2月27日〜3月2日:Barcelona)を控えて、モバイル機器の祭典からソリューション、プラットフォームへの色合いが濃くなる一途のなか、IoTそして数年先の5G(第5世代ワイヤレス通信)に向けた各社の熱い前哨戦が展開されている。そしてもう1つ、東芝のメモリ分社を巡って競合はじめ各社の出資の動きが続いて、業界模様の展開如何に注目させられている。 [→続きを読む]

混乱の喧噪の一方、IoT、AIはじめ新分野・新技術の取り組み進捗

混乱の喧噪の一方、IoT、AIはじめ新分野・新技術の取り組み進捗

米国新政権スタートに伴い、移民入国問題はじめ世界の政治経済に大きな動揺が生じているが、こんどは東芝分社そしてトップ逮捕の事態と我が国および韓国で連日トップニュースとなる混乱が続いている。東芝、サムスン電子と半導体業界でもトッププレーヤーであるだけに、直接、間接、インパクトが懸念される一方、目下のIoT、AIはじめ新分野・新技術については、各社、そして業界の"競争と協調"の積極的な取り組みが日々展開されている。 現時点の進捗を追うとともに、順調な足並みを願うところである。 [→続きを読む]

IoTの一番大きな効果は生産革新、次いで車載、データセンタに有効

IoTの一番大きな効果は生産革新、次いで車載、データセンタに有効

「IoTが一番効力を発揮するのは、世界のあらゆる産業における生産ラインの革新である。ここが何といってもマーケットとしても大きい。次いで安全走行、自動運転に向う次世代のコネクテッドカーに大きな市場がある。もちろん、データセンタの規模も大きくふくらみ、半導体メモリが一大ブームになる」。こう語るのは、半導体アナリストとして長く活躍する南川明氏である。筆者との交流は30年にもなる古き友人でもある。 [→続きを読む]

半導体業界の脈打つ動きから…東芝分社、米国新政権、新技術分岐

半導体業界の脈打つ動きから…東芝分社、米国新政権、新技術分岐

この時期、半導体業界各社の今後に向けた事業戦略、新分野・新技術への取り組みの打ち上げが行われる例年であるが、今年は一層波乱含みの落ち着かない展開が見られている。まずは、分社に向かう東芝を巡る株式売却の買収戦に、有望なNANDフラッシュということで世界の競合、ファンドのエントリーについて連日注目の動きである。Trump新政権の動きが世界にインパクトを与えている中、半導体でもインテルのArizona最先端拠点の打ち上げが大統領とともに発表されている。そして、ISSCC開催の時節、新技術への取り組みについて主要プレーヤーの分岐が目を引いている。 [→続きを読む]

2016年の世界半導体販売高、1.1%増の$339 billion、史上最高更新

2016年の世界半導体販売高、1.1%増の$339 billion、史上最高更新

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から恒例毎月の世界半導体販売高発表が行われ、今回は昨年12月および2016年年間販売高が示されている。前年を上回るかどうか注目の年間販売高は、1.1%増と史上最高を更新する結果となっている。やっとのこと$300 billionの壁を突破した2013年から振り返ると次の推移となる。 2013年 $305.6 billion → 2014年 $335.8 billion → 2015年 $335.2 billion → 2016年 $338.9 billion 2014年に続く最高更新であるが、モバイル機器とともに新市場・新分野の寄与にかかってくる今後が見えてくるところがある。 [→続きを読む]

Qualcommを取り巻く状況に見るモバイル機器市場の2年前との時代変化

Qualcommを取り巻く状況に見るモバイル機器市場の2年前との時代変化

伸びが減速しているものの半導体市場を大きく引っ張っているスマートフォンはじめモバイル機器市場であるが、ワイヤレス半導体の世界最大手、Qualcommが、独占禁止法に違反するビジネス慣行を問われて罰金を科せられる事態にまたぞろ見舞われている。中国から罰金とともに特許ライセンス料の引き下げ命令を受けたのがほぼ2年前、同社はこの間これに従って市場での盛り返しを図ってきているが、飽和感が増しながら中国メーカーが著しく台頭しているこの2年でもある。韓国、米国、そしてApple社と、同社に対する提訴が続いている現時点で、改めて市場の変貌ぶりを振り返ってみる。 [→続きを読む]

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