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半導体設計の自己完結を図る動きが急:アップルおよび中国

半導体設計の自己完結を図る動きが急:アップルおよび中国

スマートフォンで世界を引っ張るアップル、そして世界の製造から市場に変貌を遂げながら半導体業界の自立化を国家政策に掲げて邁進している中国、とそれぞれに中核部品について他社あるいは技術導入に頼らず半導体設計をすべて自前で行う自己完結を図る動きが目立ってきている。技術、ノウハウの蓄積を必要とする回路、デバイス、プロセスなど多岐にわたる半導体設計であり、それぞれに日進月歩の更新を伴うということで、多分に戦略的な取り組み、要素を孕んだ今後の展開、進み具合に注目するところである。 [→続きを読む]

半導体製造装置が足りなくなる!!〜2020年東京五輪に装置の売上倍増

半導体製造装置が足りなくなる!!〜2020年東京五輪に装置の売上倍増

筆者は仕事柄、地方での講演を頼まれることも数多い。最近では九州シリコンアイランドにとどまらず、東北、上越、北陸、関西、四国など多くのエリアで「まるで落語のような講演」を楽しんでいただいているようだ。先ごろは三重県下の中小企業を対象とする講演をさせていただいたが、地元企業の1社は講演後に、次のような質問とも悲鳴ともいうべき発言をされたのだ。 [→続きを読む]

5ヶ月連続$30 billion台、3ヶ月連続二桁%増、世界半導体販売高

5ヶ月連続$30 billion台、3ヶ月連続二桁%増、世界半導体販売高

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次の世界半導体販売高が発表され、この2月について$30.4 billionと高水準が維持され、前月比0.8%減ながら前年同月比では16.5%増と大幅な増え方を示している。これで単月$30 billion超えが5ヶ月連続、前年同月比二桁%増が3ヶ月連続となり、昨年後半からの大きく戻す基調が落ち着く形となっている。DRAMおよびNANDフラッシュのメモリ分野が牽引役と各種データに表わされており、この基調の継続に大きな期待がかかってくる現下の経済&業界情勢でもある。 [→続きを読む]

先頭集団で走り続けるためにも、ときには戦略的に、あるいは大胆に挑戦を

先頭集団で走り続けるためにも、ときには戦略的に、あるいは大胆に挑戦を

「IEEE EDS Japan Chapter総会およびIEDM報告会」が2017年2月15日に東京大学山上会館で開催された(参考資料1)。前年12月のIEDM2016の報告が行われるので、IEDM出席もままならぬ身には大変貴重な報告会である。例年のように分野別にそれぞれの専門家による詳細な説明がなされた。 [→続きを読む]

半導体製造装置でも日本勢は負け出していないか?

半導体製造装置でも日本勢は負け出していないか?

半導体産業は、グローバルな規模では2桁成長の勢いで、フィラデルフィア半導体指数も16年半ぶりに1000を突破し、史上最高を記録しそうな勢いである。日本の半導体製造装置メーカーの株価も10数年ぶりの高値を付け、各社とも海外からの受注急増で空前の好況に沸いており、経営陣は笑いが止まらない状況だ。 [→続きを読む]

それぞれの先行き、インテルの10-nmとSIAのリサーチビジョン

それぞれの先行き、インテルの10-nmとSIAのリサーチビジョン

次期スマートフォン用のモバイルプロセッサ製造に向けてSamsungとTSMCの間で10-nm以降の対応を競い合う動きが繰り広げられているなか、半導体業界最大手、インテルの対応が注目される折り、同社の投資&購買筋向けイベント、Technology and Manufacturing Dayにて10-nm対応はじめライバル他社に如何に先行するか、プレゼンが行われている。Moore's Lawは鈍化していないと伝統の路線が主張されている一方、米SIAがSemiconductor Research Corp.(SRC)とともにPost-CMOSリサーチ重点を表わしており、それぞれの先行きに思いを巡らせている。 [→続きを読む]

SamsungとTSMCの最先端微細化凌ぎ合い & 関連する市場の動き

SamsungとTSMCの最先端微細化凌ぎ合い & 関連する市場の動き

モバイル機器用プロセッサのhigh endを主流として、人工知能、自動運転など新分野に向けた高性能computing応用向けMPU、GPU開発が勢いよく加わってきて、ARMも両方を見据えて最高性能を狙った設計展開を打ち上げる流れになっている。連動して半導体として製品化する最先端微細化プロセスを競い合う動きを、特にファウンドリーとしてビジネス展開しているSamsungとTSMCの間での10-nm以降の対応で受け止めている。関連する市場の動きの推移の中に、現下の最先端の課題&問題が見えてくるところがある。 [→続きを読む]

新分野へのうねり…インテルのMobileye買収:Embedded World

新分野へのうねり…インテルのMobileye買収:Embedded World

昨年は同時株安、原油安と世界経済の減速で始まったが、今年は世界の政治経済の波乱含みの激動で覆われており、株価だけは最高を更新する現状となっている。半導体業界で見ると、スマートフォンはじめモバイル機器の減速基調のなか、新分野そして新技術の開拓、挑戦が旺盛に続いていることは昨年、今年と変わりないところである。現下の新分野へのうねりの動きとして、インテルによる自動運転車技術のMobileye(イスラエル)買収、そして多彩なアプローチが繰り広げられている「2017 embedded world Exhibition & Conference」(3月14日〜16日:ドイツ・ニュルンベルク)に注目している。 [→続きを読む]

1月として史上最高の半導体販売高、6年以上ぶりの前年比伸び

1月として史上最高の半導体販売高、6年以上ぶりの前年比伸び

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、今回はこの年初めの1月についてであり、前月比1.2%減、前年同月比13.9%増の$30.6 billionとなっている。後半から持ち直して史上最高の年間販売高を記録した昨年、2016年であるが、その勢いは維持しており、2016年12月12%増そしてこの1月は13.9%増と前年比大幅な増加を示している。1月としては史上最高の販売高になるとともに、1月の前年比の伸びは6年以上ぶりであり、見極める上でしばらくは月次の推移に一層注目である。 [→続きを読む]

激動の煽りの中、MWCでの華やかな打ち上げ、一方の舞台裏事情

激動の煽りの中、MWCでの華やかな打ち上げ、一方の舞台裏事情

連日世界の政治・経済の激しい動きがトップニュースを占める中での今年の世界最大の携帯電話見本市、Mobile World Congress(MWC) 2017(2月27日〜3月2日:Barcelona)の開催である。業界記事から追って、例年のスマートフォンはじめ製品&技術開発に加えて、今後に向けたIoTおよび5Gについての取り組み、先々の見方の華やかな打ち上げが行われている。ベンダー別に中国勢がシェアを大きく伸ばす競争環境の中、最先端のモバイル半導体がこの機会に披露されているが、様々な舞台裏事情が見え隠れするところがある。 [→続きを読む]

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