2008年7月 4日
|湯之上隆の視点
昨年、米国テキサス・インスツルメンツや日本のソニーなどが、相次いで45nm世代以降の微細化を行わないことを発表した。また、最先端のArF液浸リソグラフィ装置が立ち上がりつつあるが、次世代の高屈折率液浸開発は頓挫し(注1)、EUVLの量産適用には、技術的にも経済的にも大きな困難が予想されている。さらに、32nm世代以降を量産するためには、Cu配線抵抗の増大や微細トランジスタのばらつき問題を解決しなくてはならない。
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2008年7月 1日
|津田建二の取材手帳
シンガーソングライターのはしりであったボブ・ディランの歌に「時代は変わる」という曲がある。米国がベトナム戦争を始めた1960年代に、時代は真の民主主義へと変わるだろう、というメッセージを伝えた歌であるが、実は6月のDAC(Design Automation Conference)のパネルディスカッションでこの曲を紹介し、今の時代がまさにこの歌の通りだと述べた講演者がいた。
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2008年6月30日
|長見晃の海外トピックス
韓国半導体業界での最先端技術開発の取り組み、爆発的な拡大が見込まれる太陽電池市場、そしてノキアの動きに一端を見るIT業界地図の激しい変化、といずれもグローバルな競争を半歩、一歩リードしようと映る動きに注目する。
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2008年6月23日
|長見晃の海外トピックス
今年前半もあと僅か、デバイス業界の動きから始まって、ますます拡大するグローバル化の渦中での問題意識をいくつか取り上げている。
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2008年6月18日
|大和田敦之の日米の開発現場から
景気が減速している。5月8日の発表で内閣府は「回復の動きに足踏みがみられる」として懸念を表した。原油高が突出しガソリン価格のみならず輸送費や食料品価格などにも波及して来た。
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2008年6月18日
|禿節史のデザインフィロソフィ
独創から共創(きょうそう)へ」と題した集まりが6月7日に大阪中之島の中央公会堂で催された。余談ながらこの中央公会堂は大正時代を代表するネオ・ルネッサンス様式の歴史的建築物で、当時のお金で100万円の建設資金は大阪北浜の株式仲買商であった岩本栄之助氏が寄付し、建築設計コンペで選ばれた岡田信一郎氏の作品を基に日本銀行本店やJR東京駅の設計で有名な辰野金吾氏と片岡安氏が設計し、5年の歳月を掛けて1918年(大正7年)に完成した。2002年には保存・修復工事も完了し、現在でも建設当時の風格と壮麗で優雅な美しさを楽しませてくれる。
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2008年6月16日
|長見晃の海外トピックス
今も変わらないかと思うが各社の恒例、向こう数年先まで見通す中期計画。
なかなか当たるものではないが、どこまで読んだか、読めたかが問われるところ。その米SIA版、年2回の春季予測が発表されている。これを主にいくつか感じたこと。
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2008年6月11日
|津田建二の取材手帳
米国のサンフランシスコでアップルの開発者会議がモスコーンセンターで昨日(米国時間6月9日)から始まった。朝、テレビを見ていると、これから3GのiPhoneの発表がありそうだというアナウンサーが、CNNだけでなくABCも興奮しながら伝えている。どのテレビ局も朝にワイドショーとしてこの話題を採り上げており、今いるロサンゼルスからはとても行けないので、今朝のUSA Todayで掲載された記事を簡単に紹介しよう。
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2008年6月10日
|津田建二の取材手帳
20年ぶりにロサンゼルスのアナハイムに来た。昔のいちご畑はすっかり姿を消し、南国ムードいっぱいの木を植えており、ディズニーランドリゾートに相応しい街に変身している。残念ながら仕事の都合でディズニーランドには行けないが、DAC(Design Automation Conference)で賑やかなLSI設計の世界を楽しんでいる。
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2008年6月 9日
|長見晃の海外トピックス
米SIAからの4月の世界半導体販売高の発表があったが、これから始まって携帯、パソコン市場について小生なりに最近感じること、そして三次元半導体の最新の技術の取り組みと続く、以下の所感である。
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