2008年3月 4日
|湯之上隆の視点
同志社大学 ITEC研究センター COEフェロー
長岡技術科学大学 極限センター 客員教授 湯之上隆
人類には半導体集積回路は必要
現在、人類の文化的な生活には、半導体集積回路(以下ICと略す)が欠かせない。パソコン、携帯電話、各種デジタル家電、クルマ、更には、ライフラインや公共交通網の制御・管理など、ありとあらゆる所にICが使われている。また、米国や日本などの先進国10億人だけでなく、BRICsやVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ共和国、トルコ、アルゼンチン)など経済発展を遂げつつある発展途上国にも、ICが必要である。したがって、今後、ICの需要は決して減ることはないといえる。
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2008年2月25日
|津田建二の取材手帳
今回の、英国訪問では、これまで訪問したことのあるロンドン、ケンブリッジに加え、ブリストル、バース、サエンセスタ、スウィンドン郊外の工業団地などを回り、企業、大学、政府関係の話を聞いてきた。日本ではほとんど知られていない企業が多い英国だが、持っているテクノロジーはすごいものが多い。
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2008年2月22日
|津田建二の取材手帳
第2世代DVDの規格について、ソニー・パナソニックを中心とするBlu-Ray陣営と、東芝・NECを中心とするHD-DVDグループがここ数年争ってきたが、ようやく決着した。東芝がHD-DVDから手を引くことを表明したというニュースが先週の日曜日に入ってから、いろいろなメディアのコメントを眺めていたが、今一つピンと来なかった。あるメディアで、こんなことなら最初から争うべきではないという主張があったが、だったら最初からそう進言すべきであり、結果がはっきりしてから言うのはどうかと思う。
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2008年2月20日
|大和田敦之の日米の開発現場から
フルハイビジョンが見られる High Definition TV、次世代DVDフォーマットの戦いに優劣が見えて来た。この争いは東芝をリーダーとするHD-DVD陣営とソニーを旗頭にするブルーレイ陣営の両日本勢が世界を舞台に闘って来たいくさである。
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2008年2月18日
|津田建二の取材手帳
2年ぶりにスペインのバルセロナを訪問、日曜日に、ガウディ作のザグラダファミリア大聖堂を見学した。工事が100年単位に及び、いまだに工事中である。教会を支える支柱の1本1本に細かい彫刻を施し、最新の彫刻にはまだラフスケッチの状態に切り出し出したままのものもあった。100年単位の工事に圧倒されると同時に日本が学ぶべきものがまだ多いことを考えさせられた。
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2008年2月 8日
|津田建二の取材手帳
最近、いろいろな取材の中で、イギリス企業の名前が登場することが多い。マイクロプロセッサの世界では、ARMがプロセッサIPベンダーとして携帯機器関係の人間の間では有名な企業であるし、CSRはBluetoothチップのトップ企業である。Imagination TechnologiesはグラフィックスIPで最近、伸びてきている企業だ。3G通信モジュールではIcera社がエマージング企業だ。
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2008年2月 1日
|大和田敦之の日米の開発現場から
私は今、半導体デバイスのトレーサビリティの世界標準を仲間と作り上げようとしている。トレーサビリティの要は Identification であって略語でIDと書くことが多い。トレーサビリティはヒトやモノを見えない絆で唯一無二のIDと結び付ける仕掛けである。
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2008年1月18日
|津田建二の取材手帳
「スーパーコンピュータメーカーのクレイ社はもはやかつてのクレイ社ではない。がらりと変わっているが今でもスーパーコンピュータのメーカーとして生き残っている」という話を昨年12月はじめに米国でHyperTransportコンソシアムの関係者から聞いた。クレイ社はかつて、ガリウムヒ素半導体でCray-3というスーパーコンピュータを開発していた。クレイ社の前身であったクレイリサーチ社の創業者、セイモア・クレイ氏は自動車事故で亡くなられた。スーパーコンピュータ事業はもはや米国では縮小してしまったとばかり思っていた。
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2008年1月17日
|禿節史のデザインフィロソフィ
2007年秋から年末にかけてFPD(注1)を取り巻く状況が急速に動き始め、一つの大きな潮流が見え始めた。この機会に筆者なりの見方を二回に分けてまとめてみた。今回がその二回目である。
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2008年1月17日
|津田建二の取材手帳
カーエレクトロニクスへの半導体メーカーやエレクトロニクスメーカー、ITメーカーの傾斜はすさまじい。自動車に使われてきたさまざまな機械的な機能をエレクトロニクスで実現しようとするものだ。カーエレの市場は今後5年間で平均年率成長率10%の伸びていくと言われている。自動車産業そのものは完全に成熟産業で、先進国での平均年間の伸び率は2~3%にも満たない。
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