2008年5月12日
|津田建二の取材手帳
4月に学校を出たばかりの新人が入社してひと月たった。伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長が若手社員育成法について語っている記事が5月10日の日本経済新聞に掲載されている。人材が会社の繁栄のカギを握るとよく語っている同氏は、最近の若手は「伝書鳩世代」と呼び言われたことを伝えるだけ、指示が来るまでじっとしている姿勢も多いと嘆く。少子化やゆとり教育のせいか競争意識が乏しく、逆境にさらされたこともないのに自分はよくやっていると思い込んでいるともいう。
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2008年5月 9日
|大和田敦之の日米の開発現場から
お金は空から降ってくることはないが、燃料が降って来る発電は3つあり、それは水力と2種類の太陽発電である。太陽発電の一つは半導体を応用したPV(http://www.semiconportal.com/archive/blog/insiders/oowada/post-100.htmlおよびhttp://www.semiconportal.com/archive/blog/insiders/oowada/pv.html)であり、もう一つは太陽熱を用いるSolar Thermal Power 発電である。水力発電は将来発展しない。太陽熱発電に挑戦する人々は、私の知る限り日本に存在しないため、我が国では太陽熱発電を知る人が少ない。
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2008年5月 2日
|津田建二の取材手帳
変革期を迎えている半導体ビジネスのスマイルカーブがどのように変わっているか、について議論しよう。かつてメモリービジネスがムーアの法則を引っ張っていた時代は、半導体ビジネスの最も高い価値はチップを製造する微細化技術にあった。18〜24カ月ごとにトランジスタ数が2倍に増えるという法則に則ってトランジスタ数、それを達成するための微細化技術が半導体ビジネスをドライブしていた。ところが、、、、、、。
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2008年5月 1日
|津田建二の取材手帳
エイサーの総師スタン・シー会長は、TSMCのモーリス・チャン会長と並んで台湾ビジネス界の英雄として知られている。パソコンで世界ナンバー2のメーカーに押し上げたエイサーのスタン・シー会長は日本の半導体業界ではモーリス・チャン会長ほどは有名ではないとしても(日本のIT業界では知らない者はいない)、彼が考え出したスマイル曲線あるいはスマイルカーブは知っている業界人は多いと思う。
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2008年4月28日
|津田建二の取材手帳
ASETのマスクD2I成果報告会に出席した。マスク技術は、微細化に必要なリソグラフィ加工技術の中の重要な技術の一つである。これまで、光の波長193nmというArFレーザーを光源にし、液浸や高NAレンズ、高解像技術などを駆使して露光波長よりもずっと短い45nmの加工を実現してきた。マスク上にICパターンを描く場合も、波長の短さを考慮してOPC補正を行いながら、パターンを描いてきた。
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2008年4月25日
|大和田敦之の日米の開発現場から
シリコンバレーの今の繁栄がこのまま続くのは幻想だ、と考える人々が少なからずいると考える。最初にシリコンバレーの実力を再認識するために先ずシリコンバレーに本社を置く一流企業をいくつか見てみよう。
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2008年4月22日
|津田建二の取材手帳
第4回国際ナノテクノロジー会議(INC4)に出席した。More MooreやMore than Moore、Beyond CMOSなど、ナノエレクトロニクスと称する分野の会議ではあるが、20年前の国際固体素子コンファレンスやIEDM(国際電子デバイス会議)などを思い出すような発表が多かった。当時は、半導体トランジスタが高速になればスーパーコンピュータやメインフレームコンピュータができると研究者やエンジニアは信じていた。
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2008年4月16日
|津田建二の取材手帳
英国と日本との通商が始まって今年で150年たつそうだ。今回の英国特集で、ハイテク地域の集中する代表的な街である、ケンブリッジのケンブリッジ大学は来年創立800年を迎え、ブリストル大学も創立100年を迎える。歴史的にはブリストル大学は若い。
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2008年4月14日
|津田建二の取材手帳
オートデスクの記者会見に出て驚いた。鬼澤社長は最新の3次元CADやシミュレーション(CAE)技術について紹介したが、その画像たるや、写真ではないかと疑うほどのきれいな試作車や人物が描かれている。光のシミュレーションも組み込み、光の陰影などの表現が実にリアルである。CAD技術はかつての単なる設計図から、ビジュアルな写真まがいの設計像へと発展している。
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2008年4月11日
|津田建二の取材手帳
自社開発でずっとやってきた会社が、別のハイテク企業とコラボレーションしたという事例を欧州で聞いた。通信技術の得意な、あるフランス企業はある英国のコンピュータ技術ベンチャー企業と提携した。そのフランス企業によれば自分たちでも開発できるが、それでは商品化時期が遅れてしまうという。結果的に、競争企業に負けてしまう。
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