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米国金融危機の波紋/最近の中国事情/グローバル雑学王−12

米国金融危機の波紋/最近の中国事情/グローバル雑学王−12

先週からの米国発の金融危機に対して、米国の国を挙げた対策が連日続けられる中、エレクトロニクス、そしてデバイス業界にはどのような影響、波紋、推移があるか、ここしばらくは注意してもし過ぎることのないテーマと思う。そして、オリンピックが終わった今、これもいくらアップデートしても度を越えることはあるまい、と一人勝手に思っている中国の状況である。 [→続きを読む]

若いエンジニアが頑張っている以上、日本の半導体も捨てたものではない

若いエンジニアが頑張っている以上、日本の半導体も捨てたものではない

9月23日、24日と連続してSSDM(国際固体素子材料コンファレンス)に出席した。感心したことは、最近の若いエンジニアたちの熱心さだった。若い半導体エンジニア、研究者の方たちは礼儀正しいし、何よりも半導体技術を自分のものにしようという意欲が強い。日本の半導体産業も捨てたものじゃない、と感じた。 [→続きを読む]

再編の「嵐」/科学技術関連Debate/グローバル雑学王−11

再編の「嵐」/科学技術関連Debate/グローバル雑学王−11

米国大統領選挙を間近に控えて、米国証券会社を発端とする金融再編の慌しい動きが世界を駆け巡っている。(Herbert Clark) Hoover大統領以来の事態ではないかとするテレビのニュース番組でのコメントがあったが、1929年の世界大恐慌のことを指しているとのこと。ここはその後積み重ねた知恵に基づく世界を見据えた勇気ある対応の決断が求められるということと思うが、半導体および関連業界にも時を合わせるかのような余波が見られている。 [→続きを読む]

Bell研の一時代/科学技術関係会議の傍聴/グローバル雑学王−10

Bell研の一時代/科学技術関係会議の傍聴/グローバル雑学王−10

この2008年9月12日が、Jack Kilby氏IC発明の50周年になるとのこと、Texas Instruments社では先端半導体研究センターをDallasに設立すると発表している。一方、Bell研が基礎研究を停止することについて米SIAからの発表があり、ともに合わせて半導体業界の大きな節目を感じるところがある。 [→続きを読む]

アントレプレナーが進めるイノベーション(下)

アントレプレナーが進めるイノベーション(下)

前回はわが国のアントレプレナーについて述べたので本稿では、多数誕生したアメリカのアントレプレナーを論じて見よう。1840年代に始まったゴールドラッシュでも解るように、アメリカ人は競争が好きで自分の力で富を築きたいという欲望が強い。日本でも金鉱は発見されているがゴールドラッシュは発生していない。自分の力で富を築きたいという発想は、同一民族が相和して仲良く住み分けるという日本人が慣れたものとは違う。 [→続きを読む]

40回目の国際固体素子コンファレンス、ベル研から台湾へ戻ったSze教授が講演

40回目の国際固体素子コンファレンス、ベル研から台湾へ戻ったSze教授が講演

9月23日から26日の4日間、つくば市の国際会議場で開催される国際固体素子コンファレンスは40年目を迎える。この会議は、半導体のデバイス、プロセス、材料に関する最先端の情報交換の場となっている。第1回が1969年だから、MOSがようやく日の目を見ようとしているころだ。今回、20年ぶりに参加、取材しようと思う。 [→続きを読む]

7月半導体販売高/SPIフォーラムから/グローバル雑学王-9

7月半導体販売高/SPIフォーラムから/グローバル雑学王-9

世界半導体販売高、今年1月から7月までの累計は前年比5%増の伸びとなっているとともに、300-mmウェーハが初めて比率が最大に、すなわちcrossoverが見られたとのこと。グローバルな拡大、シフト傾向という市場の様相の一方、支える技術基盤は大きな節目を越えて堅調な進展ぶりを示していると思う。 [→続きを読む]

福田首相の辞任の真相は闇の中、求められる経済成長のためのビジョン

福田首相の辞任の真相は闇の中、求められる経済成長のためのビジョン

福田康夫首相が昨夜突然、辞任を表明した。首相になってまだ1年足らずである。昨夜のテレビ会見を何度も見たが、辞任の理由はオブラートのように不透明に包まれて全く理解できない。今からほぼ1年前に前任の安倍首相も同様に1年程度の在任で辞任した。安倍首相は病気が原因であったが、共にわずか1年で辞任とは偶然だろうか。何かのチカラが働いていると考えることは自然ではないか。そのチカラとは何か。 [→続きを読む]

原油高騰・下落の予測外れから見えた、予測の難しさと必要条件

原油高騰・下落の予測外れから見えた、予測の難しさと必要条件

将来を予測するのは難しい。まずは当たらないと考える方がよさそうだ。占い師と同じで、「今の時点ではこちらの風が吹いているから予測はこうなる」、というような言い方しかできないが、アナリストは占い師と同様、常に逃げ道を作っている。最近つくづくこう思うのは、原油が1バレル140ドルまで上がった時のテレビインタビューで答えていた経済アナリストの予測がことごとく外れたからだ。ある人はすぐに200ドルまで行くと言い、別のアナリストは160ドルは目前と言い、誰も下がるとは言わなかった。 [→続きを読む]

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