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半導体人口の「減少」を食い止めるために

半導体人口の「減少」を食い止めるために

本年9月に都内で開催されたイノベーションジャパン2008(独立行政法人科学技術振興機構主催)において前総理の安倍議員が元気に基調講演を行い、イノベーションの重要性に触れた。「イノベーションなくして我が国の成長はない」と述べ、特に半導体におけるイノベーションに言及し、半導体技術がインターネットとコンピュータ技術を牽引することを指摘した。続けて、半導体がデジタル技術の基礎になり電子マネー、遠隔医療やJRのスイカ等が実現した、と述べた。 [→続きを読む]

CEATECの異変から見る、ニッポンものづくりの危機

CEATECの異変から見る、ニッポンものづくりの危機

CEATEC Japan2008に異変が起きている。半導体大手のルネサステクノロジ、NECエレクトロニクス、富士通マイクロエレクトロニクスが出展していない。もともと、CEATECの前身のエレクトロニクスショーは、デバイスと家電民生品の展示会だった。すべての電子機器のエンジンともいうべき中核デバイスの半導体を設計製造販売するメーカーの中でも大手の代表ともいうべき企業が出てこなくなったのである。 [→続きを読む]

最先端技術で低価格製品を大量に作るためのビジネスこそ半導体の真骨頂

最先端技術で低価格製品を大量に作るためのビジネスこそ半導体の真骨頂

ウェーハレベルパッケージングという最先端の実装技術を使い、低価格の製品を作り、市場の大きな中国やインドの安い携帯電話用に売り込む。9月25日に東京港区の竹芝にあるインターコンチネンタル東京ベイホテルで開催されたテセラ社(Tessera Technologies)のセミナーに出て、付加価値の高い最先端技術を使って低価格の製品を作るテセラの戦略を目の当たりにして深く考えさせられた。 [→続きを読む]

米国金融危機の波紋/最近の中国事情/グローバル雑学王−12

米国金融危機の波紋/最近の中国事情/グローバル雑学王−12

先週からの米国発の金融危機に対して、米国の国を挙げた対策が連日続けられる中、エレクトロニクス、そしてデバイス業界にはどのような影響、波紋、推移があるか、ここしばらくは注意してもし過ぎることのないテーマと思う。そして、オリンピックが終わった今、これもいくらアップデートしても度を越えることはあるまい、と一人勝手に思っている中国の状況である。 [→続きを読む]

若いエンジニアが頑張っている以上、日本の半導体も捨てたものではない

若いエンジニアが頑張っている以上、日本の半導体も捨てたものではない

9月23日、24日と連続してSSDM(国際固体素子材料コンファレンス)に出席した。感心したことは、最近の若いエンジニアたちの熱心さだった。若い半導体エンジニア、研究者の方たちは礼儀正しいし、何よりも半導体技術を自分のものにしようという意欲が強い。日本の半導体産業も捨てたものじゃない、と感じた。 [→続きを読む]

再編の「嵐」/科学技術関連Debate/グローバル雑学王−11

再編の「嵐」/科学技術関連Debate/グローバル雑学王−11

米国大統領選挙を間近に控えて、米国証券会社を発端とする金融再編の慌しい動きが世界を駆け巡っている。(Herbert Clark) Hoover大統領以来の事態ではないかとするテレビのニュース番組でのコメントがあったが、1929年の世界大恐慌のことを指しているとのこと。ここはその後積み重ねた知恵に基づく世界を見据えた勇気ある対応の決断が求められるということと思うが、半導体および関連業界にも時を合わせるかのような余波が見られている。 [→続きを読む]

Bell研の一時代/科学技術関係会議の傍聴/グローバル雑学王−10

Bell研の一時代/科学技術関係会議の傍聴/グローバル雑学王−10

この2008年9月12日が、Jack Kilby氏IC発明の50周年になるとのこと、Texas Instruments社では先端半導体研究センターをDallasに設立すると発表している。一方、Bell研が基礎研究を停止することについて米SIAからの発表があり、ともに合わせて半導体業界の大きな節目を感じるところがある。 [→続きを読む]

アントレプレナーが進めるイノベーション(下)

アントレプレナーが進めるイノベーション(下)

前回はわが国のアントレプレナーについて述べたので本稿では、多数誕生したアメリカのアントレプレナーを論じて見よう。1840年代に始まったゴールドラッシュでも解るように、アメリカ人は競争が好きで自分の力で富を築きたいという欲望が強い。日本でも金鉱は発見されているがゴールドラッシュは発生していない。自分の力で富を築きたいという発想は、同一民族が相和して仲良く住み分けるという日本人が慣れたものとは違う。 [→続きを読む]

40回目の国際固体素子コンファレンス、ベル研から台湾へ戻ったSze教授が講演

40回目の国際固体素子コンファレンス、ベル研から台湾へ戻ったSze教授が講演

9月23日から26日の4日間、つくば市の国際会議場で開催される国際固体素子コンファレンスは40年目を迎える。この会議は、半導体のデバイス、プロセス、材料に関する最先端の情報交換の場となっている。第1回が1969年だから、MOSがようやく日の目を見ようとしているころだ。今回、20年ぶりに参加、取材しようと思う。 [→続きを読む]

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