2012年5月14日
|長見晃の海外トピックス
インテルの三次元トランジスタ、TSMCの28-nmファウンドリーcapacityはじめ最先端の半導体技術およびビジネス対応の動きに注目するなか、米国に製造jobsの回帰を図ろうというmade-in-America活動の一環で、Obama大統領が同国ニューヨーク州の最先端半導体関連地域、「テックバレー」の視察を行っている。今や全産業に行き渡ってその規模や広がりに大きく影響する最先端半導体の動向および技術の確立具合であり、米国半導体業界の意気込みを感じるとともに彼方の話に分け入っていかなければとの思いである。
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2012年5月 9日
|津田建二の取材手帳
つくばの産業技術総合研究所で開かれているINC8に出席した。初日はTIA(つくばイノベーションアリーナ)の紹介や、産総研の研究開発状況などを聞いた。東芝を除く日本の半導体企業が45nmプロセス以降の開発を止めている状況の下で、産総研による化合物半導体オンシリコンやトンネリングFET、3次元メモリなどの発表を見ていて考えてしまった。
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2012年5月 7日
|長見晃の海外トピックス
米SIAから発表された3月の世界半導体販売高は、前年同月比では7.9%減と及ばないものの前月比では1.5%増と小幅ながらも全市場地域がプラスとなっている。半導体各社の業績発表も、マイナスサイクルの底は打ったとする見方がいくつかまとまって出ており、今後への期待感が表われている。一方、エルピーダ支援の方向性が見えてきているとともに、Nokiaが長年維持した携帯電話首位の座をSamsungに譲っており、従来の日欧の大手には特に目まぐるしい動きとなっている現時点である。
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2012年5月 2日
|泉谷渉の視点
政府は今さらというべきか、遅すぎるというべきか、太陽電池、風力発電などの再生可能新エネルギーの買い取り価格を決め、需要促進を喚起するなどと言っている。
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2012年5月 1日
|長見晃の海外トピックス
三次元トランジスタ、fin-FET、tri-gate技術といろいろ称されるキーワードをもつ新型トランジスタに成るインテルの22-nm製造プロセス技術プロセッサ、Ivy Bridgeが発表されている。前回はスマートフォン、タブレットの市場需要にTSMCはじめ28-nmノード生産が追いつかない事態を取り上げたが、このような最先端プロセスの事業化についてインテルとTSMCの間のジャブ応酬が垣間見える様相である。最先端の先鞭はつけている我が国であるが、肝心のビジネス収穫期でのプレゼンス、あり方がはたまた課題である。
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2012年4月24日
|津田建二の取材手帳
GlobalPress Connections社主催のe-Summit 2012に出席するため米西海岸に来た。ここで世界中の記者やメーカーの人たちとディスカッションしていると、真実が見えてくることが多いが、今回もやはり一つの大きな流れ(トレンド)を知ることができた。今回はTSMCが28nmラインを止めている、という欧米メディアの真偽についてディスカッションした。
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2012年4月23日
|大和田敦之の日米の開発現場から
世界で先頭を走りつつ超LSI製造事業に挑戦する企業は、2015年頃にはTSVによって3D積層構造なども採用すると筆者は考える。設計ノードが10nm台に到るにはEUVが実用化されなければ、道は険しいがEUVはどうなるか?寄生容量を減らす技術手段からは、SOIも考慮されるだろう。これらの路線の大きな問題は高コストに陥ることだ。このためコストダウンできる要因も開発プログラムに加えなければならない。
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2012年4月23日
|長見晃の海外トピックス
スマートフォンおよびタブレット用のプロセッサ最大手、Qualcommが生産委託しているTSMCからの28-nmノード生産が需要に追い着かないということで、ここにきて連日の慌ただしい動きとなっている。かつてのCPUの動作周波数にメモリの速度が追い着かないという事態を思い起こしている。モバイル機器の凄まじいまでの人気需要が、デバイス・プロセス開発のテンポ、そしてロードマップまでも前倒しの書き換えを迫る勢いであり、改めて市場アプリが引っ張るモチベーションというものを受け止めている。
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2012年4月19日
|津田建二の取材手帳
今、日本市場はどんどん縮小している。18日の日本経済新聞1面トップに2011年10月1日時点での日本の推計人口は1億2779万9000人で前年よりも25万9000人減ったという記事が載った。人口が減るのであるから市場が縮小することも当然である。企業にとって日本市場向けにモノを生産するよりも海外市場へ向けて出ていかなければ成長できないことは当たり前になって来た。ではどうすべきか。
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2012年4月16日
|長見晃の海外トピックス
我が国の半導体・エレクトロニクス業界の非常に厳しい状況が続いており、各方面でその改善、打開に向けた議論が行われ、喫緊求められる行動、対策が講じられている。先端科学技術立国に向けて如何に再生するか、世界を引っ張る新事業分野を如何に開拓するか、とはいえ、当面の売上げを高めて、あるいは集中・選択をさらに施して、事業運営が回転していかないと動き出す話ではない。心広く多様な価値観を受け入れていく基本で、グローバルな市場・顧客密着を図ることの重みを改めて考えている。
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