今年の半導体産業は変化の年、メガトレンドを理解することが不可欠

今年の半導体産業はどうなるか。毎年2月と8月に発行する「セミコンポータル エグゼクティブサマリーレポート」の巻頭特集において、今年の半導体産業を予測してみた。この本は、読者会員サービスの一環として半年に1回発行する、会員対象の珍しい本といえる。ただし非会員も入手は可能だ。 [→続きを読む]
今年の半導体産業はどうなるか。毎年2月と8月に発行する「セミコンポータル エグゼクティブサマリーレポート」の巻頭特集において、今年の半導体産業を予測してみた。この本は、読者会員サービスの一環として半年に1回発行する、会員対象の珍しい本といえる。ただし非会員も入手は可能だ。 [→続きを読む]
屠蘇の酔い気分がいまだ醒めやらぬ1月19日、コダックが米連邦破産法11条による破産宣告を発表した。日本の富士フイルム社などとの競争に負けたというのが筆者の感想だ。旧世代の技術である銀塩フィルムの王者がデジタル時代を迎えて十分に早く、そして必要だった事業変革を達成できなかったという悔みが残った。 [→続きを読む]
米国SIAからの月次世界半導体販売高発表、今回は昨年12月および2011年の締めとなるが、$298.3 billionとまたまた$300 billionには僅かながら届かず、しかしながら史上最高の前年、2010年から0.4%増となんとか面目を保った形である。SIAからはこれも恒例の国際半導体技術ロードマップ(ITRS)の2011年版がリリースされ、経済、時代の荒波に揉まれながらも絶えず微細化技術、市場拡大の流れを維持していく半導体には、結集力そして国際交流に向かうエネルギーのますますの必要性を感じさせられている。 [→続きを読む]
「ルネサス・富士通・パナソニック、半導体事業統合交渉」と題した記事が2月8日付け日本経済新聞の1面トップに掲載された。3社が統合し、設計会社と製造会社に分けるという再編のシナリオだ。半導体産業の人たちは、このシナリオで半導体産業の再生が可能だと思うだろうか。 [→続きを読む]
米国のDRAMメーカー、Micron Technologies社の若き総帥、Steve Appleton氏の急死の報道が目に入ってきて、呆然と驚かされている。1980年代にポテトチップスのイメージが強かったアイダホ州でスタート、インテル、TIなどDRAMから撤退が続く中、米国のDRAMを一手に受けて邁進していった同社であるが、生産の現場から始まって今日まで一貫して同社を引っ張り、新機軸の事業を次々と展開、また米国半導体業界を引っ張るキーマンの一人として、いろいろな時間軸での接点を今でも強烈に感じるAppleton氏である。 [→続きを読む]
「メガソーラー(大規模太陽光発電所)誘致をめぐって地方自治体間の争奪戦がすさまじい。なにしろ、脱原発を旗印に自然エネルギー協議会を提唱した孫正義氏に対し、全国から35もの県が賛同したのだ。今や日本列島はメガソーラーの一大ブームに沸いている」。 [→続きを読む]
米国Obama大統領が、年頭の一般教書演説を行い、先端のものづくり、基礎研究を引っ張って輸出を倍増するという目標を掲げる中で、輸出No.1の半導体の重みを強調しているということで、米SIAからこの時期恒例ではあるが、改めて歓迎・称賛のメッセージを発している。時を同じくして、米インテル社のアリゾナ砂漠に位置し14-nm線幅の半導体が製造される最先端工場の建設の模様が紹介され、大統領も訪問するとのことであるが、取り組みの意気込みとその規模の壮大さを知らされている。 [→続きを読む]
本年の設備投資計画が打ち上げられ、半導体市場予測がそれぞれプレゼン披露される時節である。欧州の金融危機が年をまたいで続いており、中国はじめ新興経済圏の成長の伸びに大きく影響している中、半導体関係ではインテル、三星電子の最大手2社が、他社に差をつける抜け駆けの設備投資を発表している。このような環境でこその積極投資、節目の2012年への国家としての期待など、それぞれの戦略を感じる一方で、新しい機軸の事業が発表されたり、見えてきており、打つ手の今後に注目である。 [→続きを読む]
官庁や企業が円滑にビジネスを進める上で取り扱うデータ量は増加の一途をたどる。動画、携帯やスマートフォンの通信データとログ、POSデータとそのログ、GPSの位置情報、電子メールとそのログ、各種ホームページ、電子カルテのデジタル記録そして通販などの広告や販売決済データ、デジカメ画像データ、デジタルブックのコンテンツ、そして音楽ソフトのコンテンツ等々、データの種類には枚挙のいとまがない。IBMの専門家によると、最近は1日で2.5EB(エクサバイト)のデータが世界で生成される、という。1EB = 1,000,000,000,000,000,000バイト、即ち10の18乗バイトだから、まさにビッグデータといわれるゆえんだ。 [→続きを読む]
恒例のConsumer Electronics Show(CES)(1月10-13日:Las Vegas)が、新しい年のエレクトロニクス業界の話題、焦点を引っ張っていくのがここのところのパターンである。華麗なTV映像、タブレット&スマートフォンの充実、ultrabooksなど、連日のTVおよびネット情報満載で日本に居ながらでも最新の熱気や流れが伝わってくる。そんななか、過ぎ去った昨年をまとめるデータが出てきて、グローバルな業界の実際の姿に改めて感じ入るところがあり、今後に向けていろいろ考えさせられている。 [→続きを読む]
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